こんにちは。
今回は、『アイビスペイントの使い方』について紹介していこうかと思います。

・アイビスペイントの使い方・コツを知りたい!
・アイビスペイント初心者はどのツールから覚えればいいの?
・イラストの基本的な描き方が知りたい!
このような方にオススメできる記事になっています。
ポイント
①アイビスペイントの基本を覚えられる
②イラストの描き方を理解できる
わたしはデザイナー7年目です。
デザイン・ペイント系ツールには、ある程度理解があるつもりです。
信頼のある情報をお伝えできるかと思いますので、このまま見ていただければ幸いです。
▼この記事の内容は動画でも解説してます。
▼スマホ版はコチラ
アイビスペイント
概要・できること
アイビスペイントとは『無料のペイントアプリ』です。
おそらく無料のペイントアプリの中では、1・2を争うベストアプリだと思います。
また、ダウンロードランキングでも上位に君臨しています。
初めてペイントアプリを使用される方は、このアプリを覚えれば大丈夫です。
アイビスペイントで出来る事
できること
- イラスト・キャラクターが描ける
- 風景画が描ける
- 静物画・デッサンが描ける
主にこのような使い方ができると思います。
他にも『Twitterのヘッダー・lineスタンプのテンプレート』もあるので、さまざまな用途に対応できるアプリです。
アイビスペイント
初心者が覚えておくべき事2選
つぎに覚えておくべき事2選についてお話しします。
覚えておくべき事2-1
1つ目は『起動~編集~閉じる』の流れです。
まずアプリを起動していただくと上図のような画面がでます。
『マイギャラリー』を押しましょう。
新規キャンバス作成
マイギャラリーにいくと上図のような画面がでます。画面右上のプラスボタンを押します。
これが『新規キャンバスを作成するボタン』です。
新規キャンバスとは?
『新しく白い紙を用意する』イメージでOK
右上のプラスボタンを押すとサイズが選べます。ここの数字の説明ですが、簡単に言いますと用紙の大きさです。
数値が大きければ、拡大しても滑らかになるといった認識で大丈夫です。
例
大きめに描きたければ『HDサイズ』
テストで描きたければ『SDサイズ』
↑↑初めのうちは、上記の感覚で大丈夫です。
今回はHDサイズを押します。
これでキャンバスが開けました。
注意ポイント
数値を大きくしすぎると滑らかになりますが、データの容量は大きくなります。
データが膨らみすぎると、描いている最中に処理落ちします。
使用している端末と描きたい絵にあった数値にすることが正解です。
ただそんなの難しいです・・・ですので誰もが抱える悩み・ジレンマですね。
dpi(解像度)もありますが、印刷業者さんに依頼したりお仕事で利用される場合は、理解した方がよいです。
※ここでは、ややこしくなりますので割愛いたします。
キャンバスサイズの変更方法
もしもキャンバスのサイズを調整したい場合は
サイズ変更方法
- 画面左下のキャンバスを押す
- 画面解像度の変更をタップ
- 幅・高さ・解像度の変更
この手順で変更ができます。
キャンバスを閉じる場合
このキャンバスを閉じる場合は
閉じる方法
- 右下の矢印を選択
- マイギャラリーに戻るを押す
この手順でキャンバスを閉じれます。
マイギャラリーTOPへ戻る
キャンバスを閉じた後に『左上の戻る』で『マイギャラリーのTOP』に戻ることができます。
キャンバスを再度開く
先ほど作成したキャンバスを再度開く場合は
キャンバスを再度開く方法
- キャンバスを選択
- 右上の編集を押す
以上が『起動~編集~閉じる』の流れです。
覚えておくべき事2-2
覚えておくべき事
2つ目は『ツールの配置』です。
▼左側のエリア
『ツールパネル』があります。
※移動・ブラシ・消しゴムなど
▼右上のエリア
『便利機能』があります。
▼下のエリア
『ブラシツールの設定』『1つ前に戻るボタン』『レイヤーのボタン』があります。
左にツール 右にレイヤー
基本的にどのアプリでも、画面の配置はだいたい同じです。
- 左側にツール
- 右側にレイヤーパネル
これは昔からあるお決まりの定位置です。
アイビスペイント
初心者が覚えておくべき機能5選
つぎに覚えておくべき機能5選についてお話していきます。
覚えておくべき機能1
ブラシと消しゴムツール
左側エリアのブラシを選択しましょう。
※デフォルトで選択されていると思います。
このツールは本当に簡単でそのまま自由に描けます!
もしも『描けない!』っとなった場合、カラーパネルが白になっている可能性がありますので、色を変えましょう。
ブラシの太さ調整
ブラシの太さ調整ですが
- 左が太さの調整
- 右が透明度の調整
太さの調整は、自分の描きたいペンの太さで描けます。ブラシで描いた際に『太すぎる!』っとなった場合、細くしましょう。
透明度は重要な機能ですが、まずは太さを調整して描くことに慣れましょう。
ブラシの種類の選択
ブラシの種類ですが、ツールパネルのブラシをもう一度タップすると、様々なブラシの種類が選べます。
アイビスペイントの良いところで、ブラシがたくさん入っています!Gペン・ぼかしのあるブラシ・ボールペンなどの様々な質感のブラシがあります。
ADについて
広告を見ると一定期間無料で使えるようになります。
一定期間が過ぎるとまたここが、ロックされてしまいます。ですが、再び広告を見れば、再度無料で使えるようになります。
広告さえ見れば実質無料ですので超優良・・・
まずは、色々描いてみて、自分のお気に入りのブラシを見つけてみましょう!
最初はGペンとかで問題ないと思います。
ブラシの便利機能
ブラシで便利機能があります。
右上の指のボタンを押してください。
ウィンドウが開きます。
その中に手ぶれ補正機能があります。
これはその名の通り『線が揺れてしまったときに滑らかに補正する機能』になります。
手ぶれ補正の設定
設定をOFF
→揺れた線はそのまま
設定を10
→揺れた線が滑らか
これは人それぞれだと思いますので、お好みの数値にしてみてください。
また『補正方法を事後補正』にしておくと、設定した数値の反映がわかりやすくなるのでオススメです。
ブラシツールの説明は以上です。
消しゴムツール
説明する必要もないかと思いますが
描いたものを消してくれる機能です。
ブラシで描いたものを消したい場合に
消しゴムツールを選択して消していきます。
太さ・透明度の設定はブラシと同じです。
覚えておくべき機能2
ジェスチャー機能
ジェスチャー機能は、テンポよく絵を描くには必須ですのでぜひ覚えましょう。
1つ前に戻りたい場合
2本指タップで1つ前に戻る
戻しすぎた場合
3本指タップでやり直し
画面中央下の矢印でも同じ操作は可能です。
何度も言いますが、生産性を上げるためにジェスチャー機能は覚えましょう!
覚えておくべき機能3
色設定と塗りつぶしツール
画面中央下の色のついた四角を押してください。
そうすると色の設定画面がでてきます。
①円
色を選べます
②四角
明るさ・暗さを選べます
色登録と削除方法
作った色を登録(左)
- 選択して
- 左のエリアにスワイプ
登録した色の削除(右)
- 長押し
- 削除を押す
色設定については、これらを覚えておけば問題ないと思います。
塗りつぶし
塗りつぶしツール選択してください。
このツールはその名の通り、ベタっと一気に塗りつぶすツールになります。
例えば、ブラシツールで描いて中を塗る場合ですが、タップで塗れます。
シンプルな機能です。
慣れてくるとあまり使用しなくなるかもしれませんが、最初のうちは使ってみましょう!
塗り残し認識と隙間認識
塗りつぶしツールを選択すると画面右下にちっちゃいウィンドウがでると思います。
ここの歯車を押しましょう。
ウィンドウがでてくるので、塗り残し認識とすき間認識にチェックを入れておくとよいです。
塗り残し認識とは?
線を描いた後に塗ると、微妙に塗り残しがでるのですが、それを無くしてくれます。
すき間認識とは?
例えば線で描いたものに隙間があると、隙間から色が漏れ出して、塗りたくないところまで色が反映します。
それを防ぐ機能です。
塗りつぶしツールの説明は以上になります。
覚えておくべき機能4
レイヤー機能
右下の紙の重なっているマークを押します。そうすると、レイヤーウィンドウがでます。
レイヤーとは?
このレイヤーを使って線や色を分けて描きます。
レイヤー機能のメリット
例えば↑上のイラストですが1番上の階層に線画がありその下に色が重なっています。
レイヤーを分けるメリット
分けて描くことで細かく修正する事ができます。
図でもあるように、色を変えたい場合は、レイヤーの一部を修正すれば済みます。
逆にレイヤー1枚で描いてしまうと、後からの修正がものすごく大変になります!
絶対使う機能ですので、ぜひ覚えてください。
今回の説明の中では最重要です。
レイヤーウィンドウの詳細
レイヤーウィンドウですが
以下を覚える事をオススメします。
▼①レイヤーを新規追加
- 左下のプラスボタンを押す。
▼②レイヤーを削除
- 選択してゴミ箱アイコンを押す。
▼③レイヤーの順番を変える
- 右側のアイコンを押して上下に動かす。
▼④レイヤーの表示・非表示
- 目のマークを押す。
▼⑤レイヤーの透明度変更
- 画面下のαゲージで調整。
ただ、どのペイントアプリでも、レイヤー機能は必須です。描いているうちにすぐ覚えられると思います。
まずはレイヤーを増やして、線と塗りを分けて絵を描いてみる事をオススメします!
覚えておくべき機能5
スポイトツール
色を塗っていて『この色使いたいけれど、色登録していない…』
そんな場合に便利です!
スポイトツールの使い方
- スポイトツール選択
- 使いたい色の上をタップ
- 色が変更されます
これでOKです!
この状態で描けば、使いたい色で描けます。
使用例
参考にしたい写真や画像の色を、抽出したい場合とかにも使えます。
すごく便利です。
ここまでが、覚えておくべき機能5選になります。
▼アイビスペイントでおすすめのタッチペン・スタイラスペンはコチラ
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【格安】アイビスペイントにおすすめスタイラスペン・タッチペンはどれ?iPad・iPhone
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アイビスペイント
初心者向け実演・復習
最後に復習を踏まえて簡単に描き方の実演していきます。
今回描くのはこのイラストです。
(ひよこ!)
1 | ラフ作成
新規キャンバスを作成
①マイギャラリーを押し
②右上のプラスボタンを押し新規キャンバスを開く
③HDサイズを押す
ラフ作成
新規キャンバスができたら、ブラシツールを選択して、ラフを描いていきます。
復習 : お絵描き設定テク
▼①手ぶれ補正
画面右上の指ボタンを押し、手ぶれ補正を設定します。
▼②事後補正
手ぶれ補正の下にある、事後補正にチェックをいれます。
太さ・透明度は画面中央下のバーで調整します。
復習 : お絵描き設定テク
▼ジェスチャー機能
①1つ前に戻りたい場合は2本指タップ
②やり直したい場合は3本指タップ
ラフが完了しました!
(雑なのはご容赦ください…)
2 | 線画作成
そしたら、次に線を整えていきます。
新規レイヤーを作成
線画用のレイヤーを1枚作成します。
①右下のレイヤーアイコンをタップ
②レイヤー左のプラスボタンを押す
③新規レイヤー(線画用)が追加される
ラフのレイヤーを薄くする
ラフの上から線画を描いていくます。
このままだとラフの線が濃いので、上から線を描いても、どれが線画かわからなくなってしまいます。
ですので、ラフのレイヤーを薄くします。
①ラフのレイヤーを選択して
②下アルファのバーで薄く調整※アルファとは透明度です。
このラフの上から線を整えていきます。
新規作成した線画用のレイヤーを選択し描いていきます。
復習 : お絵描き設定テク
▼ジェスチャー機能
①1つ前に戻りたい場合は2本指タップ
②やり直したい場合は3本指タップ
線画ができました!
3 | 着色
そしたら、色を塗っていきます。
着色用のレイヤー作成
着色用に新規レイヤーを作成します。
色は線の下で塗るので、着色用のレイヤーを線画の下に移動します。
復習 : お絵描き設定テク
▼レイヤーの移動方法
レイヤーの右側のアイコンをタップして下に移動します。
色選択
塗る前に色を決めましょう。
円で色相を選びます。
四角で明暗を調整できます。
復習 : お絵描き設定テク
▼色登録
上の四角をタップしてスワイプすると、色の保存ができます。
塗りつぶしツールで着色
塗りつぶしツールで色を塗っていきます。
復習 : お絵描き設定テク
▼①隙間認識
右下の歯車マークを選択し、隙間認識にチェックをいれます。
▼②塗り残し認識
隙間認識の下にある、塗り残し認識にチェックをいれます。
タップして塗っていきます。
うまく塗れない場合は、塗りながらスワイプすると連続塗りができます。
別の色を塗る際、同じレイヤーでもいいのですが、可能な限りレイヤーは分けると後々調整がしやすいです。
今度は影をブラシで塗っていきます。
※スポイトツールで黄色を抽出して、色をちょっと暗くすると影色になります。
復習 : お絵描き設定テク
▼スポイトツール
色保存を忘れた場合、スポイトツールを選択し、使いたい色を選択するとカラーをその色に変更できる。
最後に新規レイヤーを1番上に足して
白のハイライトを塗ると更によくなります!
復習がてら、こういったイラストができました。
レイヤー階層順
- ハイライト
- 線画
- カラー(影)
- カラー(くちばし)
- カラー(身体)
- ラフ | 非表示
いきなりは難しいので、繰り返して覚えてみてください。
4 | 保存方法
最後に保存方法です。
2つ方法があります。
キャンバス画面から保存
保存方法1
- 画面右下の矢印をタップ
- 透過png・png保存を押す
マイギャラリーから保存
保存方法2※オススメ
- 画面右下の矢印をタップ
- マイギャラリーに戻る
- 上矢印のついたマークを押す
- PNG/JPEGで書き出し
- 画像を保存
以上が保存方法です。
この記事での
アイビスペイントの説明はこれで終わりになります。
『もうすこし絵が上達したいな!』っと思われましたら、ちょっとした手法の動画と記事をアップしてます。
ぜひご覧ください。
閲覧数・再生数伸びてないので是非…笑
-
デザイナーが教える | 猫のイラストを簡単に描く1つの方法【iPad活用】
続きを見る
お絵描き用iPadセット

おすすめのiPadセットをまとめてみました。
我が家でも使用しているものを選抜しています。
初心者・中解像度のイラスト向け
iPad第9世代オススメセット
メリット
・価格が安い
・コスパ最強
・エントリーモデルとして最適
デメリット
・Lightning端子のため外部ストレージに接続が面倒
・ApplePencil第1世代のためダブルタップ等の機能がない
・フルラミネーションディスプレイ非対応のためガラス1枚の厚みを感じる
iPad第9世代セット概算価格
iPad第9世代 64GB|約69,000円 |
iPad第9世代 256GB|約91,000円 |
※ApplePencil・フィルム・ケースを含めた概算価格です。
iPad第9世代は1番性能は低いですが、低~中解像度のイラストなら問題なく使用できます。
ここに注目
初~上級者向け
iPadAir第5世代オススメセット
メリット
・高性能M1チップ搭載
・カラバリがオシャレ
・USB-C端子
デメリット
・価格が高い
iPadAir第5世代セット概算価格
iPadAir第5世代 64GB|約117,000円 |
iPadAir第5世代 256GB|約141,000円 |
※ApplePencil・フィルム・ケースを含めた概算価格です。
中長期で見るならiPadAir第5世代がオススメです。iPadProにも搭載されている、M1チップがあるのでパワーは申し分ないです。
プロ向け
iPadPro第3世代11inchオススメセット
メリット
・最高スペック全部盛り
・高性能M1チップ搭載
・ProMotionテクノロジー(120Hz)対応
・カメラが高性能
デメリット
・価格が高い
iPadPro第3世代11inchセット概算価格
iPadPro第4世代11inch 128GB|約149,000円 |
iPadPro第4世代11inch 256GB|約165,000円 |
※ApplePencil・フィルム・ケースを含めた概算価格です。
iPadPro第3世代11inchとiPadAir第5世代の差は、チップ・ProMotionテクノロジー・カメラ・スピーカーなどになります。
お絵描きにおいては、チップ・ProMotionテクノロジー以外はそこまで差はありません。
正直なところ、iPadPro11inch128GB・256GBでも良いですし、iPadAir第5世代256GBも良いと思います。
最高スペックを選ぶのか、多めのストレージ容量を選ぶかの選択ですね。
-
初心者向け|iPadで絵を描くだけならオススメのモデルはどれ?
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おわりに:【初心者向け】アイビスペイントの使い方【イラスト描き方も記載 | ibisPaint】
いかがでしたでしょうか。
今回説明したことは基本中の基本になります。
ただ、プロのイラストレーターさんとかでも、今回説明した事の繰り返しをして作品を仕上げております。
お仕事でデータを見せていただいたこともあり、100枚近いレイヤーで絵を描いていました。
※それ以上の時もありました。
最終的に、いろんなエフェクトを足して絵の調整をしています。
ですが、基本は『線で描いて』『塗る』工程にかなりの時間を割いていると思います。
アイビスペイントには、その他たくさん機能があります。慣れてきたら、新しい機能にも挑戦してみましょう。
参考にしていただけると幸いです。
▼アイビスペイントでおすすめのタッチペン・スタイラスペンはコチラ
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