
- iPadAir第5世代とiPad第9世代の違い・比較が知りたい。
- iPadAir第5世代とiPad第9世代はどっちが買い?
- イラスト描くなら、どっちがおすすめ?
このような人にオススメできる記事になっています。

- 都内美大卒
- ゲーム/IT業界デザイナー(歴8年)
- iPad系Youtube登録者数40,000
- iPadAir5と無印iPad10などを使用
- サブ機:M1MacBookAir
- メイン機:Windows
- 仕事用:M1MaxMacBookPro
この記事のポイント
- iPadAir第5世代とiPad第9世代の違い・比較がわかる。
- iPadAir第5世代とiPad第9世代のどっちがイラスト向きかわかる。
この記事の内容は動画でも解説してます。
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iPad Air第5世代とiPad第9世代
結論:どっちが買い?
おすすめできる方 | |
iPad第9世代64GB | 初心者+軽めのインプット/アウトプットに利用 |
iPad第9世代256GB | 初心者+重めインプット/アウトプットに利用 |
iPadAir第5世代64GB | 性能重視+軽めのインプット/アウトプットに利用 |
iPadAir第5世代256GB | 性能重視+容量+長期的に創作活動に利用 |
結論は、上記のようなイメージになります。
とにかくお伝えしたいのは、iPadは選択基準が多いので、一概にどっちを推奨すべきかを明確にすることは難しいのです。
初心者の人でしたら、大多数はiPad第9世代で十分だと言えます。
その理由としては、iPad全体のスペックが底上げされているため、日常的な使用では性能差を感じることが少ないからです。
「日常的な使用」とは、例えばネットサーフィン、動画視聴、電子書籍の閲覧、軽いイラスト作成、ノート作成などを指します。
iPadは全体として高い性能を持っており、性能が最も低いとされるiPad第9世代でさえも、4K動画の編集が可能なのです。
しかし、iPadAir第5世代はさらに高いスペックを持ち、第2世代のApple Pencilも使用可能です。(iPad第9世代はApplePencil第1世代対応)
これにより、イラスト制作や映像編集といったアウトプット作業がより快適になります。
ただ1つ言えることは、『性能×容量』の観点から考えると、iPadAir第5世代の64GBモデルは少々物足りないかもしれません。
後ほど詳しく解説しますが、価格が上がっただけではなく、性能をフルに活用するには64GBの容量だと少ないんですよね。
(これは否定ではなく、足りるなら64GBでも問題ありません。)
以上の理由から、iPad第9世代とiPadAir第5世代の違いについて14選にまとめました。
最適な選択をするためには、「自分がどのような用途に使うか(目的)」と「デバイスの違い」をしっかりと理解することが大切です。
違い・比較表

iPad 第9世代 ![]() |
iPad Air 第5世代 ![]() |
|
価格 | ▼64GB 49,800円(税込) ▼256GB 71,800円(税込) |
▼64GB 92,800円(税込) ▼256GB 116,800円(税込) |
性能 | A13 Bionic メモリ3GB |
M1 チップ メモリ8GB |
画面サイズ | 10.2inch | 10.9inch |
認証 | ホームボタン TouchID |
トップボタン TouchID |
デザイン | 旧世代デザイン | ベゼルレス デザイン |
ディスプレイ | 反射防止なし ※フルラミネーション ディスプレイ非対応 |
反射防止あり ※フルラミネーション ディスプレイ対応 |
端子 | Lightning | USB Type-C |
カメラ | ▼アウトカメラ 8MP広角 ▼フロントカメラ 12MP超広角 ※センターフレーム対応 ▼ビデオ撮影 HDビデオ撮影 |
▼アウトカメラ 12MP広角 ▼フロントカメラ 12MP超広角カメラ ※センターフレーム対応 ▼ビデオ撮影 4Kビデオ撮影 |
スピーカー | 2スピーカー 端子側にある |
2スピーカー デバイス左右にある |
ApplePencil | 第一世代 | 第二世代 |
キーボード | Smart Keyboard | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio |
カラー | スペースグレイ シルバー |
スペースグレイ ピンク ブルー パープル スターライト |
iPadOS16新機能 ステージマネージャ |
× | 〇 |
比較・違い1:価格差
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
価格 | ▼64GB 49,800円(税込) ▼256GB 71,800円(税込) |
▼64GB 92,800円(税込) ▼256GB 116,800円(税込) |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い1こめは「価格」です。
iPadAir第5世代は、iPad第9世代に比べて約35,000円高い価格設定となっています。
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
周辺機材価格 | ▼ApplePencil 14,880円(税込) ▼ケース 2,000円 ▼フィルム 2,000円 |
▼ApplePencil2 19,880円(税込) ▼ケース 2,000円 ▼フィルム 2,000円 |
想定価格 | ▼64GB 約69,000円 ▼256GB 約91,000円 |
▼64GB 約117,000円 ▼256GB 約141,000円 |
もし、ApplePencilやケース、フィルムを含めた合計コストを考えると、iPadAir第5世代の総費用は100,000円を超えます。
もちろん、iPad第9世代でも周辺機器の費用を含めると、思っていたよりも費用がかさみます。
ここで重要なのは、iPadを購入する際には、デバイス本体の価格だけを見て予算を組まないことです。
用途にもよりますが、周辺機器も必要になるので、想像しているよりも費用がかかります。
例えば、動画編集などの作業をするつもりであれば、ハブや外付けSSDも必要となります。これらも含めて予算を考えることで、実際の総費用が想定以上になることを避けられます。
さらに、ApplePencilをサードパーティ製のスタイラスペンに替えるなど、コストを抑える選択肢も存在します。
比較・違い2:性能
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
性能 (SoCとRAM) |
A13 Bionic メモリ3GB |
Apple M1チップ メモリ8GB |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い2こめは「性能」です。
iPad第9世代はA13 Bionicチップと3GBのメモリを搭載しています。一方、iPadAir第5世代はM1チップと8GBのメモリを搭載し、明らかに高性能なモデルです。
これらのチップ(SoC)は、iPadの頭脳ともいえる部分であり、その性能が高ければ処理速度も向上します。
Apple M1チップとは?
出典:Apple公式
iPadAir第5世代のM1チップは、Appleが自社開発したもので、最新のiPad ProやMacBook Airにも使用されています。
前世代のiPadAir第4世代(A14 Bionic)と比較すると、「CPUパフォーマンスが最大60パーセント高速化、グラフィックスのパフォーマンスが最大2倍高速化」とAppleは発表しています。
Geekbench5で比較
iPadAir 第5世代 |
iPadAir 第4世代 |
iPad 第9世代 |
|
Single Score | 1706 | 1585 | 1333 |
Multi Score | 7312 | 4321 | 3471 |
上記は、Geekbench5でスコアを図ったものになります。
iPad第9世代とiPadAir第5世代の間には明確な差が現れています。
数値で見ると、iPad第9世代がしょぼくみえますが、一切そのようなことはありません。
正直なところ、日常的な使用では、この性能差はほとんど感じられません。
クリエイティブ領域の作業やハイエンドゲームを行う場合にのみ、iPadAir第5世代の高性能が発揮されます。
ハイエンドゲームで比較
iPadAir 第5世代 |
iPadAir 第4世代 |
iPad 第9世代 |
|
起動速度 | 30~35秒 | 33~38秒 | 35~45秒 |
クリエイティブ領域だけでなく、ハイエンドゲームにおいてもiPad第9世代とiPadAir第5世代の性能差を感じます。
具体的には、アプリの起動速度やデータの読み込み速度において、iPadAir第5世代の方が優れています。
「原神」というゲームでの検証結果をご紹介します。このゲームの起動速度について比較したところ、iPadAir第5世代はiPad第9世代よりも5~10秒速く起動することが確認されました。
さらに、ゲームの画質を最高設定(60fps・最高画質)にした際には、iPad第9世代では処理落ちが少し目立つ結果となりました。
また、発熱があり、しばしばアプリが落ちます。(iPad第9世代ですと、最高品質でのプレイは推奨されていないのでしょうがない点です)
それに対して、iPadAir第5世代は、最高設定でも余裕をもってプレイが可能であり、その高性能を実感できる瞬間でもあります。
メモリ(RAM)を比較
iPadAir 第5世代 |
iPadAir 第4世代 |
iPad 第9世代 |
|
メモリ | 8GB | 4GB | 3GB |
iPad第9世代のメモリが3GB、iPadAir第5世代のメモリが8GBです。
メモリとは容量のことではなく、一時的なデータ保管所くらいの認識で大丈夫です。
例えば、机でお絵描きしていて、筆・ペン・絵具などは机に置きっぱなしで作業すると思います。その際に、机が広ければ、より多くの道具を置いて余裕をもって絵を描けると思います。
メモリが多いということは、この机が広いということです。(一時的に、たくさんのことが同時にできるようになります)
そのため、メモリが高いiPadAir第5世代の方が、お絵描きアプリとかを使用している際に、容量・レイヤー数が多くても快適にお絵描きができます。
例えば、Procreateで高解像度(4956×3500px)のイラストを作成すると、iPad第9世代は制限がかかります。使用できるレイヤー数が最大11枚です。
このように性能によって制限をいれるアプリもあります。
ただし、iPad第9世代でも画像のようなイラストは普通に描けます。
iPadAir第5世代と比較すると「高負荷になればなるほど、処理落ちなどが目立ちやすくなる」ということです。
以上の観点から考えると、iPadAir第5世代64GBは少し微妙な気がしています。
高解像度のイラスト・動画編集・ハイエンドゲームをおこなわない限り、M1のうまみを感じづらいからです。
これらの用途って64GBをすぐに埋めてしまう用途なので、性能過多になってしまうんですよね。
(これは否定とかでは一切ないです。足りる人は64GBで全然OKです。)
比較・違い3:ディスプレイサイズ
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
ディスプレイサイズ | 10.2inch | 10.9inch |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い3こめは「ディスプレイサイズ」です。
iPad第9世代が10.2インチのディスプレイを搭載しているのに対し、iPadAir第5世代は10.9インチのディスプレイを搭載しています。
また、デザイン面でもiPadAir第5世代は一歩進んでおり、ホームボタンの存在しないフルスクリーンのデザイン、いわゆるベゼルレスが採用されています。
0.7インチの差は使用感において結構な差を感じます。
特に、アウトプット系の作業、例えばイラスト作成、動画編集、ノート作成、タスク管理などを行う際には、より広い画面領域を有するiPadAir第5世代が操作しやすいと感じられます。
日々の使用においても、この画面サイズの違いは鮮明に感じますよ。
比較・違い4:セキュア認証
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
セキュア認証 | ホームボタン TouchID |
トップボタン TouchID |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い4こめは、「セキュア認証」です。
両モデルとも指紋認証のTouch IDを採用していますが、その配置が異なります。
iPad第9世代では従来のようにホームボタンにTouch IDが内蔵されています。一方、iPadAir第5世代ではベゼルレスデザインの採用に伴い、ホームボタンが廃止され、トップボタンにTouch IDが移動しています。
どちらも起動速度は、ほぼ変わりません。
そもそも、以前のモデル、例えばiPad第4世代でも既に起動速度は非常に高速であり、その速度は現行モデルでも維持されています。
パフォーマンスにはあまり差はなく、個々の好みや使い勝手によるところが大きいでしょう。
比較・違い5:デザイン
iPad 第9世代 |
iPadAir 第5世代 |
|
大きさ | 250×174.1×7.5mm | 247.6×178.5×6.1mm |
重さ | 487g | 461g |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い5こめは「デザイン・カラバリ」です。
パット見でわかると思いますが、見た目のデザインがかなり違います。
iPad第9世代は側面にカーブが特徴のクラシックなデザインになっています。
一方で、iPadAir第5世代はよりスタイリッシュなデザインとなっており、フルディスプレイを採用することで、よりオシャレな印象です。
カラーバリエーションを比較
カラーバリエーションは、iPad第9世代がスペースグレーとシルバーの2色に対し、iPadAir第5世代は5色展開です。
出典:Apple公式
スペースグレイ、ピンク、パープル、ブルー、そしてスターライトと、自分の好みやライフスタイルに合わせて色を選ぶことができます。
見た目重視でiPadを選ぶのも1つの手だと思います。
デザインは、日々使用するデバイスにとっては非常に重要な要素であり、それが自分の好みに合っているかどうかは使用感にも大いに影響するからです。
比較・違い6:ディスプレイ性能
iPad 第9世代 |
iPadAir 第5世代 |
|
画面加工 | × | 反射防止コーティング |
カラー | sRGB | 広色域ディスプレイ(P3) |
解像度 | 2,160 x 1,620 | 2,360 x 1,640 |
フルラミネーション ディスプレイ |
非対応 | 対応 |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い6こめは、「ディスプレイ性能」です。
iPadAir第5世代は、反射防止コーティングが施されているため、光の影響を受けずに画面が見やすいという特徴があります。
また、カラーもより鮮やかに表現されています。
ただし、保護フィルムをディスプレイに貼ると、色彩部分は気づきません。反射防止コーティングによる見やすさは明確です。
筆者は、ペーパーライクフィルムを貼っているので、見え方はどちらもあまり変わりません。
最大の違いはフルラミネーションディスプレイ
iPad第9世代はフルラミネーションディスプレイ非対応です。これは、ApplePencilを使用して描画する際に影響を及ぼします。
ガラスとディスプレイの間に厚みが存在するため、わずかながらも視差が生じるのです。
対して、iPadAir第5世代ではこの視差がなくなり、ディスプレイに直接描いているような感覚が得られます。
直感的にイラストを描けるので、快適性を向上させる要素になっています。
比較・違い7:端子
iPad第9世代 | iPadAir第5世代 | |
接続端子 | Lightning ※ヘッドフォンジャックあり |
USB Type-C |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い7こめは、「端子」です。
iPad第9世代がLightning端子を採用しているのに対し、iPadAir第5世代ではUSB Type-C端子が用いられています。
USB Type-C端子の利点はその拡張性の高さにあります。
具体的には、外部ストレージや外部ディスプレイの接続が可能となります。
iPadAir第5世代ではその転送速度が前世代比で最大2倍に速くなり、最大6K解像度のディスプレイに対応するなど、その機能性はさらに向上しています。
Androidユーザーにとっては、USB Type-Cの方がケーブルの統一ができ、使い勝手が良いですね。
一方で、iPhoneユーザーにとっては、Lightning端子を採用しているiPad第9世代がケーブルの統一に役立つと言えます。
USB Type-Cの方が、外部ストレージが容易に使えるのは大きなメリットですね。
外部ストレージにデータをいれたまま編集できるアプリもあるので、個人的にはUSB Type-Cの利便性はめちゃくちゃ高いです。
一方、iPad第9世代でも外部ストレージへの接続はできます。
ただし、SSDなどを利用する際には、電力不足で起動が困難となることがあり、その場合は充電しながらの使用となります。※画像は、SSDの認識させるために、モバイルバッテリーも接続しながら起動してます。
また、一つ注目すべき違いとして、iPad第9世代にはイヤホンジャックが付いている点が挙げられます。
実はこれが良くて、Bluetoothイヤホンをつけて動画編集する場合、微妙に音ズレがするのですが、有線イヤホンの場合音ズレは限りなくゼロになります。(Bluetoothイヤホンの性能によりけりですが…)
比較・違い8:カメラ
iPad 第9世代 |
iPadAir 第5世代 |
|
アウトカメラ | 8MP広角カメラ | 12MP広角カメラ |
フロントカメラ | 12MP超広角カメラ | 12MP超広角カメラ |
品質 | HDR | スマートHDR 3 |
センターフレーム機能 | 対応 | 対応 |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い8こめは「カメラ」です。
アウトカメラの性能は、Air第5世代の方が品質が高いです。それ以外はほぼ同じです。
しかしながら、iPadProのように高品質なボケ効果を実現する能力は、どちらのモデルにもありません。
iPadにカメラの品質を求める方はあまり多くないと思いますが、一応差はあるので解説させていただきました。
どちらのデバイスにも「センターフレーム」という機能が搭載されています。
これはカメラが被写体を自動的に追跡する機能で、FaceTimeを複数人で使用する際などに便利です。この機能により、画面上での移動を自動で補正してくれ、よりスムーズな通話体験を可能にします。
比較・違い9:スピーカー
iPad 第9世代 |
iPadAir 第5世代 |
|
スピーカー | 2スピーカー 端子側 |
2スピーカー デバイスの上下 |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い9こめは「スピーカー」です。
iPad第9世代とiPadAir第5世代は共に2スピーカーオーディオを採用していますが、その配置は大きく異なります。
iPad第9世代は端子側にスピーカーがあり、iPadAir第5世代は上下にスピーカー分散配置されています。
iPadAir第5世代の上下配置のスピーカーは、音に臨場感を加える効果があります。
これは特にゲームアプリや映像を楽しむユーザーにとって魅力的な要素となります。その理由は、複数の方向から音が聞こえることにより、ゲーム内の状況をよりリアルに感じられるからです。
iPad第9世代では縦置きするとスピーカーが部分的に塞がる問題があります。
この問題はホームボタンを上に配置することで解消することができますが、それでも一部の音が遮られてしまいます。
つまり、iPadAir第5世代のスピーカー配置は、音の臨場感を最大限に生かしつつ、使いやすさを損なわない形式になっていると言えますね。
比較・違い10:ApplePencil
iPad 第9世代 |
iPad Air 第5世代 |
|
ApplePencil | 第1世代対応 | 第2世代対応 |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い10こめは『Apple Pencil』です。
iPad第9世代はApple Pencil第1世代に対応しており、一方のiPadAir第5世代はApple Pencil第2世代をサポートしています。
両者の描き心地を比較したところ、Apple Pencil第2世代がペン先に重心があるため、やや描きやすさを感じます。
ただし、描き心地自体については大きな差は感じられないとの声も多く、この点は個々のユーザーの感じ方による部分もあるでしょう。
大きな違いとして挙げられるのは、充電とペアリングの体験面です。
違い1:充電とペアリング
Apple Pencil第1世代は端子に差し込む形式で充電とペアリングが可能です。この方法は充電を忘れてしまうというデメリットがあります。
Apple Pencil第2世代はiPad本体の側面に貼り付けて充電とペアリングが可能となり、充電忘れの問題が大幅に解消されます。
違い2:ツール切替
また、ApplePencil第2世代は側面のダブルタップで、ペンと消しゴムツールの切替ができます。
iPadはMacと比較すると、物理的なショートカットキーではなくジェスチャー主体です。そのため、このような機能があるのはかなり良いです。
違い11:Apple純正キーボード
画像素材出典元:Apple公式
iPad 第9世代 |
iPad Air 第5世代 |
|
純正キーボード | Smart Keyboard | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い11こめは「キーボード」です。
iPad第9世代はAppleのSmart Keyboardに対応しています。一方、iPadAir第5世代は、Smart Keyboard Folioと、より高機能なMagic Keyboardの両方に対応しています。
Smart Keyboardにはトラックパッドがないため、カーソル移動のためには別途マウスが必要になります。
しかし、サードパーティー製の製品(ComboTouchなど)を探せば、トラックパッド付きのものも存在します。
一方、Magic Keyboardは、トラックパッドとUSB-Cポートが搭載されており、よりPCに近い使用感が得られる設計となっています。
これにより、iPadAir第5世代はマルチタスク作業や生産性の高い作業において、より便利で柔軟な操作が可能となります。
ただし、純正キーボードは価格が高いという欠点も存在します。
比較・違い12:5G搭載
出典:Apple公式
iPad 第9世代 |
iPad Air 第5世代 |
|
5G | 非対応 | 対応 |
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い12こめは「5G」です。
これはセルラーモデル(モバイルデータ通信)を検討している人が対象となります。
iPadAir第5世代は5G通信に対応しており、一方でiPad第9世代は5G非対応です。
セルラーモデルとWi-Fiモデルの違い
セルラーモデル | モバイルデータ通信が可能。 Wi-fiに接続可。 |
Wi-fiモデル | Wi-fi接続のみ可。 |
「セルラーモデルとWi-fiモデルとは何ぞや?」という人に向けて解説します。
これらの主な違いは、インターネットへの接続方法にあります。
セルラーモデルでは、SIMカードを挿入することでモバイルデータ通信が可能であり、Wi-Fi接続も使用できます。
例えば、楽天モバイルのSIMをiPadに挿入すれば、Wi-fi接続なしでもインターネットが利用可能になります。
一方、Wi-fiモデルでは、Wi-fi接続のみが可能で、モバイルデータ通信は利用できません。
したがって、モバイルデータ通信を頻繁に使用し、特に高速な5G通信を活用したい方は、iPadAir第5世代のセルラーモデルが適しています。
比較違い13:背面の磁気
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い13こめは「背面の磁気」です。
iPadAir第5世代の背面には磁気が内蔵されており、これにより磁気つきのオシャレなケースが利用できます。
それに対して、iPad第9世代の背面には磁気が付いていません。そのため、多くのケースが比較的大きく、ゴツイものが多いです。
両方使用して思ったことですが、ケースの着脱がiPadAir第5世代の方が圧倒的にラクなんですよね。
iPad第9世代のケースは、結構しっかりした造りのものが多いので安定感はありますが、着脱が大変です。(デザインがもっさりしてますよね)
比較違い14:ステージマネージャ
出典:Apple公式
iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い14こめは「ステージマネージャ」です。
iPadOS16から、新機能「ステージマネージャ」が登場しました。
この機能は、一部高性能機種のみで利用可能となっています。
iPadAir第5世代はこの機能を使用できますが、iPad第9世代では使うことができません。
ステージマネージャとは、複数のウィンドウを同時に開き、それぞれのウィンドウのサイズを自由に変えることができます。
最大で4つのウィンドウを同時に表示することができ、さらにモニターに接続することで、合計8つのウィンドウを同時起動できるようになります。
iPad史上初の重なり合うウィンドウを確認することができますね。まるで、PCのようにiPadを使用できる機能といった印象です。
これまでのスプリットビューやスライドオーバーとは異なる、新しいマルチタスクの形になります。
従来のiPadOSは、できることは一律同じだったのですが、ここにきて、Appleが高性能機種との差別化を図っていることが見て取れますね。
以上が、iPad第9世代とiPadAir第5世代の違い14選になります。
まとめ:iPadAir第5世代とiPad第9世代はどっちが買い?比較・違い14選を解説

iPad 第9世代 ![]() |
iPad Air 第5世代 ![]() |
|
価格 | ▼64GB 49,800円(税込) ▼256GB 71,800円(税込) |
▼64GB 92,800円(税込) ▼256GB 116,800円(税込) |
性能 | A13 Bionic メモリ3GB |
M1 チップ メモリ8GB |
画面サイズ | 10.2inch | 10.9inch |
認証 | ホームボタン TouchID |
トップボタン TouchID |
デザイン | 旧世代デザイン | ベゼルレス デザイン |
ディスプレイ | 反射防止なし ※フルラミネーション ディスプレイ非対応 |
反射防止あり ※フルラミネーション ディスプレイ対応 |
端子 | Lightning | USB Type-C |
カメラ | ▼アウトカメラ 8MP広角 ▼フロントカメラ 12MP超広角 ※センターフレーム対応 ▼ビデオ撮影 HDビデオ撮影 |
▼アウトカメラ 12MP広角 ▼フロントカメラ 12MP超広角カメラ ※センターフレーム対応 ▼ビデオ撮影 4Kビデオ撮影 |
スピーカー | 2スピーカー 端子側にある |
2スピーカー デバイス左右にある |
ApplePencil | 第一世代 | 第二世代 |
キーボード | Smart Keyboard | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio |
カラー | スペースグレイ シルバー |
スペースグレイ ピンク ブルー パープル スターライト |
iPadOS16新機能 ステージマネージャ |
× | 〇 |
iPadAir第5世代に向いている方
- イラスト/動画編集目的の方
- デバイスのビジュアルにこだわりがある方
- メイン機として使いたい方
- USB Type-C端子が必須な方
- ハイエンドゲームをやりたい方
- ApplePencil第2世代が良い方
- 長期間/長時間の利用をする方
- 5G利用予定の方
おすすめできる方 | |
iPad第9世代64GB | 初心者+軽めのインプット/アウトプットに利用 |
iPad第9世代256GB | 初心者+重めインプット/アウトプットに利用 |
iPadAir第5世代64GB | 性能重視+軽めのインプット/アウトプットに利用 |
iPadAir第5世代256GB | 性能重視+容量+長期的に創作活動に利用 |
先述しましたが、大半の人はiPad第9世代で問題ないと思います。
理由としては、日常的な用途においては、性能に劇的な差を感じるわけではないからです。
ただそれも一概にも言えるわけではありません。それぞれのユーザーには、異なる目的や状況、用途が存在するからです。(曖昧で申し訳ございません。)
例えば、PCを既に所有している方、仕事用途でiPadを活用したい方、絵を描くのが趣味か専門か、など状況は様々です。
こうした個々の目的や状況に応じて、適したiPadを選ぶことが重要となります。
もしもiPadを検討しているならば、まず目的や状況を明確にすることが肝心です。
絶対やめた方が良い選び方は、「何となく」購入するという行為です。これは必ず後悔するのでご注意ください。
特に、動画編集を主な用途とする方は、iPadだけでなくPCも視野に入れるべきです。
動画編集をヘビーにおこなうと256GBだと足りなくなりますし、PCはiPadよりも優れた一覧性と機能性をもっているからです。
個人的な意見ですが"次世代機を待つ"や"細かい性能差で悩む"などの考え方よりも、思い切ってiPadを体験することをおすすめします。(Appleのイベント前なら躊躇しますが)
時間は限られていますし、早い段階でiPadの体験をすることが、あなたの生活を豊かにする可能性があります。
悩む時間は重要ですが、一度実際に体験してみないとわからないことも多いです。
成功体験も失敗体験も、自分自身の成長に繋がる貴重な経験です。どんな結果になろうとも、挑戦してみることが大切です。
Amazonタイムセール6/4まで
Amazon タイムセール祭り!6/4(日)23:59まで
iPadAir(第5世代)最大14%OFF!
iPadmini(第6世代)最大13%OFF!
AirPods(第3世代)最大11%OFF!
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