
・MacBookAirって256GBで足りるの?
・MacBookAirのストレージ選びで後悔したくない!
・256GBと512GBって、どっちが良いの?
このような方にオススメできる記事になっています。

- 美大卒
- ゲームIT業界デザイナー(歴8年)
- iPad系Youtube登録者数33,000
- iPadAir5とiPad9を使用
- サブ機:M1MacBookAir
- メイン機:Windows
ちなみに私が購入したスペックは下記です。
購入したスペック
M1チップ MacBookAir
115,280円(税込)
メモリ:8GB
容量:256GB
CPU:8コア
GPU:7コア
MacBookAirと謳っていますが、Mac全般に言えることですので、容量選びに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にして慎重に選んでもらえればと思います。
この記事では、1GB=1024MBなどの細かい端数は切り捨てて、1GB=1000MBで計算しているのでご了承ください。
この記事のポイント
・256GBと512GBどっちを選ぶべきかわかる
・用途別の容量がわかる
・ストレージ選びに失敗を防げる
結論:256GBで問題ない(条件あり)
結論から申し上げますと
大半の方は256GBで問題ないと思います。
ただ、デバイス状況や使用用途で答えは変わってくるので、絶対256GBでOKというわけではありません。
そこはご注意ください。
(人それぞれということです。)
特に、動画編集を目的としている方は、512GBを視野に入れた方が良いと思います。
後ほど解説しますが、動画編集はめちゃくちゃストレージを消費するからです。
さらに、同じ用途でも『4Kなのか』『HDなのか』『長尺なのか』など、何に使うかで容量は大きく異なります。
状況で言えば、MacBookAirをメイン機したいのか、既にiMac等がありサブ機として扱うのかでも選択が変わってきます。
状況は千差万別ですよね。
個人的な意見ですが、512GBモデルにするなら『256GBモデルの選択+外付けSSD500GB』を買った方が良いかなと思っています。
下記表を見てもらうとわかりますが『256GBモデル(メモリ8GB)+外付けSSD500GB』の価格は、『512GBモデル(メモリ8GB)』よりも1万円以上安いです。※赤文字部分
256GB メモリ8GB | 256GB メモリ16GB | 512GB メモリ8GB | |
価格 | 134,800円(税込) | 162,800円(税込) | 162,800円(税込) |
外部ストレージ SSD (メーカー例:SanDisk) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) |
Total | ▼+500GB 146,706円(税込) ▼+1TB 155,785円(税込) | ▼+500GB 174,706円(税込) ▼+1TB 183,785円(税込) | ▼+500GB 174,706円(税込) ▼+1TB 183,785円(税込) |
※256GBをメモリ16GBにしても、外付けSSD500GBを追加した方が安いですね。
ただ、ベンチマークとなる情報がないと、この選択は不安になると思います。
ですので、事前に知っておくべき情報をまとめました。
最後まで見てもらえると幸いです。
事前に知っておくべきこと4選

知っておくべきこと1
表記通りのストレージは使えない
まず、事前に知っておいてほしい情報1つめは『Macは表記通りのストレージを使えるわけではない』ということです。
Macには必ず使用されるストレージがあります。
必ず使用されるストレージ
1:OS 約15~30GB程度
2:OSのアップデートに必要な容量 約25GB程度
3:システムデータ
※OSバージョンによって上下します
OSとは、システムを管理し、アプリケーションソフトを動かすための根っこのソフトです。どのデバイスにもインストールされています。例:iOS/iPadOS/WindowsOS
加えて、OSのアップデートするために、ある程度の『空きの容量』が必要になります。空き容量がないとアップデートできませんので。
システムデータですが、システムを動作するために必要なデータが含まれます。
これは人それぞれで、使っているアプリ・キャッシュファイル・ログファイル・隠しファイルで容量は上下します。
このような理由があり、Macは表記されているストレージを全て使用できるわけではありません。
ざっくりですが、256GBならば『自由に使用できるストレージは約200GB』、512GBならば約460GBほどになります。※概算なので、1つの目安としてください。
知っておくべきこと2
クリエイティブ用途は容量がかかる
知っておいてほしい情報2つめは『クリエイティブ用途は容量がかかる』ことです。
動画編集・画像編集・イラスト制作をされる方は、512GBを視野に入れても良いと思います。
1:アプリ自体で結構な容量を使用するから
動画/画像編集アプリは、編集データだけではなく、アプリケーション自体で結構な容量を使用するからです。
下記がAdobeの動画編集アプリや画像編集アプリの容量になります。
容量 | |
PremierePro(動画編集) | 6.22GB |
MediaEncoder(動画圧縮) | 5.15GB |
Photoshop(画像編集) | 4.57GB |
AfterEffects(動画編集) | 3.52GB |
Illustrator(デザイン編集) | 2.55GB |
Total | 22GB |
全てを使う人は専門のクリエイターくらいですが、Adobeはアプリケーションだけでも容量は大きいです。
2:システムデータが結構貯まりやすいから
Adobeを使っている人あるあるですが『キャッシュファイル、ログファイル、隠しファイルなどの』システムデータが50GB以上貯まることがあります。
都度削除すれば問題にはならないのですが、256GBの場合、急に謎のシステムデータで容量が一杯になりパニックになります笑
(仕事のPCでこの現象になり、忙しい時期だったので、軽く発狂した記憶があります…)
3:編集データ以外も貯まりやすいから
例えば、イラスト制作する方は、編集データ以外にも参考資料や素材集などのデータが貯まります。
このあたりはデータ整理次第ですが、放置するとデータ容量がかさみます。
基本的には、完成したデータはMac内部に保存せず、外付けSSDとかに置いておくことがベターですかね。
4:動画編集は最も容量がかかるから
特に動画編集に使用される方は、512GBの方が良いと思います。
動画編集は、1本の動画を作成するための編集素材(音楽・画像データ・動画素材など)をまとめると、10GBをサクっと越えるからです。
▼例:iPhoneSE2で撮影したものは下記データサイズになります。
- フルHD(1080p 30fps)の動画1分:130MB
- 4K(60fps)の動画1分:400MB
我が家では、Youtube活動もしているのですが、15分くらいの動画をつくるために、20GB程の素材データや編集データがかかっています。(4Kで撮影した場合、30GBを越えます。)
以上のことから、クリエイティブ用途は容量がかかります。
ただ、データ整理を都度おこなったり、外付けSSDを活用すれば256GBでもできないことはないです。
知っておくべきこと3
書類関連はめちゃくちゃ軽い
知っておいてほしい情報3つめは『書類関連はめちゃくちゃ軽い』ことです。
- MicrosoftOffice
- プレゼン資料作成
- 執筆
- 議事録
- レポート
- 家計簿
上記のような使用用途でしたら、256GBで問題ないです。
内容にもよりますが、書類データは1つ50KB~1MBくらいなのでめちゃくちゃ軽いです。
プレゼン資料であれば、めちゃくちゃ大きい画像を大量に使用しなければ、数MBで済みます。
▼例:スキャンした画像データを算出してみました。
- A4サイズ/1ページで約0.6MB
- A4サイズ/10ページをOCR化したPDFで約6~7MB
A4サイズ/100ページ分をスキャンした場合は、約65MBの容量しかかかりません。
1GB=1000MBなので余裕ですよね。
知っておくべきこと4
外部ストレージ活用も1つの手
知っておいてほしい情報4つめは『外部ストレージ活用も1つの手』ということです。※最初の方に解説したことです。
これは筆者自身も使っている手法ですが、必要なデータ以外は全て外部ストレージに移しています。
例えば、イラスト制作の場合なら、Mac内部で新規データを作成し、イラストが完成したら、外部ストレージに移動させてMac内部のデータを削除しています。
こうすることで、Mac自体のストレージ容量をほとんど消費しません。
また、外部ストレージの編集データは、そのまま開くすることも可能なので、ちょっとした修正は外部ストレージある状態で編集します。
例えば、Photoshopの編集データは、外部ストレージにいれたままでも作業できます。

初心者なんだが
外部ストレージと聞くとなんかよくわからん
安心してください。外部ストレージはMacに接続するだけで即使えるので、誰でもできます。
※もったいないので5年前に購入したBUFFALOのHDDを使用中。もっとオシャレなSSDにしたい…
正直なところ、iCloudなどのクラウドストレージでも良いのですが、サブスクリプションな上にWi-fiが繋がらない状況だと厳しいんですよね。
外部ストレージのデメリット
この方法にはデメリットが3点あります。
デメリット
『外部ストレージを常に持ち運ぶ必要があること』
『場合によっては、外付けストレージを接続しながら作業しなければならないこと』
『外部ストレージにはアプリケーション(ソフト)の保持はできないこと』
これが煩わしい人は、512GBを選択しましょう。(外部ストレージ持ち運びが嫌な方も)
外部ストレージのメリット
外部ストレージを選ぶメリットですが、Macの場合内部ストレージを増やすよりも、『外部ストレージを買い足す方がお得になる』ことです。
下記表を見てもらうとわかりますが『256GBモデル(メモリ8GB)+外付けSSD500GB』の価格は、『512GBモデル(メモリ8GB)』よりも1万円以上安いです。※赤文字部分
256GB メモリ8GB | 256GB メモリ16GB | 512GB メモリ8GB | |
価格 | 134,800円(税込) | 162,800円(税込) | 162,800円(税込) |
外部ストレージ SSD (メーカー例:SanDisk) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) | ▼500GB 11,906円(税込) ▼1TB 20,985円(税込) |
Total | ▼+500GB 146,706円(税込) ▼+1TB 155,785円(税込) | ▼+500GB 174,706円(税込) ▼+1TB 183,785円(税込) | ▼+500GB 174,706円(税込) ▼+1TB 183,785円(税込) |
※メモリ16GBでも、外付けSSD500GBの方が安いですね。
外部ストレージはHDDよりSSDがおすすめ
外部ストレージを購入する場合は、HDDよりSSDがおすすめです。
SSDのメリット | SSDのデメリット |
・故障のリスクが少ないこと ・読み書きがHDDより速い ・静音/コンパクト | ・大容量は価格が高い |
上記の理由からSSDを推奨しています。
SSDは大容量の場合、価格が跳ね上がりますが、500GB~1TBほどなら比較的安価で手に入ります。
また、SSDは読み書きの転送速度が速いため、SSDにデータを置きながらそのまま快適に作業ができます。
HDDとSSD違い
HDDは円盤のディスクを使って読み書きします。SSDはチップを使って読み書きします。
円盤の方が、衝撃や振動でパーツがズレやすく故障しやすいです。
ただ、HDDは4TBとかでも1万円くらいなので、非常に安価です。
持ち運びせずに、定位置にずっと置いておくならHDDで問題ないです。

用途別ストレージの選び方を解説

書類・資料作成の方は256GBでOK
先にも述べましたが、書類・資料作成は容量はかかりません。
256GBモデル(メモリ8GB)で十分です。
もしも足りなくなるようでしたら、外付けストレージを購入して、使用していないデータを移せば問題ありません。
サブ機として扱う方は256GBでOK
既にメイン機をお持ちの方は、外付けストレージなどもお持ちでしょうから、256GBモデル(メモリ8GB)でも大丈夫だと思います。
我が家ですと、『サブ機(MacBookAir)256GB』『メイン機C:1TB/D:2TB』『バックアップ用外部ストレージ4TB』『iPad64GB』みたいな感じです。
デザイナーという職業柄、デザインデータ・動画データが大量にあるためこのような大容量で運用しています。(NASほしい…)
メイン機として扱う方でも、用途によっては256GBで問題ないと思います。足りなくなったら外付けストレージを追加すれば問題ないと思います。
イラスト・デザイン制作の方は512GB推奨
イラスト・デザイン制作をしたい方は、512GBモデルを推奨します。
イラスト・デザインデータだけではなく、Adobeのアプリケーションやシステムデータなど、結構な容量が使用されるからです。
ただ、データ整理必須ですが、外部ストレージを活かせば256GBでも問題ないと思います。
また、クリエイティブ用途にMacを使用する場合は、メモリ16GBを検討した方が良いと思います。
特にAdobeソフトを複数起動してマルチタスクをおこなう人とか。
実際のところ、Apple M1チップはかなり優秀なので、マルチタスクでもメモリ8GBでも問題ないのは事実です。
ですが、Adobe系のマルチタスクとかだと、ストレスになる可能性があるからです。
イラスト・デザイン制作を本格的にやっていきたい方は、性能に投資した方が今後ラクになりますよ。
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動画編集・高解像度データを扱う方は512GB推奨
動画編集・高解像度データを扱う方は512GBモデルを推奨します。
イラスト・デザイン制作同様に、外部ストレージを活用すれば256GBモデルでも問題ないとは思います。
ですが、これらの用途は一時的に大容量を扱うので512GB推奨です。
例えば、フォトグラファーの方とか、高解像度の画像大量に取り込んだりしますし。(急なストレージ不足になった場合、都度対応が面倒になりそうなので。)
併せて、メモリは8GBではなく16GBにしておいた方が良いです。
M1 Macは、後からメモリ増設はできないからです。
ストレージは外部ストレージを使えば足すことはできますが、メモリはできません。(メモリの選択は後戻りできないんですよね)
個人的に思う理想形

パターン1
Mac256GB+作業用外部ストレージ×1+バックアップ用外部ストレージ×1
256GBモデルのMacを購入して、容量が足りなくなったらSSDを追加で購入しましょう。
様々なデータが増えていき、絶対に消えてほしくないデータがある場合、バックアップ用のHDDを購入しそこに保管しておきましょう。
バックアップ用のHDDは、持ち運びせず家に据え置きにしておきます。(落としたり、不慮の事故でデータを消さないためです)
パターン2
Mac512GB+バックアップ用外部ストレージ×1
このパターンは、512GBモデルを最初に購入し、Mac内部でデータを管理していきます。
様々なデータが増えていき、絶対に消えてほしくないデータがでてきたら、バックアップ用のHDDを購入しそこにデータを保管しておきましょう。
Macは本体が故障しても、Time Machineで外部ストレージにバックアップをとっておけば、そのままのデータ復活ができます。
持ち運びする人は特に外付けストレージ必須
Macを持ち運びする人は、特に!特に!バックアップ用外部ストレージは必須です。(大事な事なので2回言いました)
理由としては、Macを落として破損したり、SSDに急な寿命がきて、バックアップがとれないことがごく稀に起きるからです。
これは筆者自身もそうですし、筆者の周りでも起きたことなので、大切なデータがある方はバックアップ用に外付けストレージがあった方が良いです。
筆者の同級生は、MacBookProをバッグにいれて自転車で持ち運んでいたのですが、日々の自転車の揺れが小さなダメージを蓄積し内部ストレージが壊れ阿鼻叫喚していました…(バックアップをきちんととっていない恐怖)
Macを買ってすぐにやるべきではないですが、ある程度データが貯まったらバックアップ用も意識しましょう。
まとめ:脱後悔 | MacBookAir256GB足りる?512GBとどっちのストレージ容量がおすすめなのかを解説
このような感じです。
AppleM1チップはめちゃくちゃ優秀なので、大変の用途で処理落ちなどの問題は起きることはないと思います。
ただ、動画編集をメインとして考えている方は、諸々注意しましょう。
そもそも論ですが、値段を気にしないのであれば、ストレージ容量が大きい512GBモデルがオススメです。※大は小を兼ねる理論
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MacBookAir M1 2020 ![]() | MacBookAir M2 2022 ![]() | MacBookPro M2 2022 ![]() | |
価格 | 134,800円(税込)~ | 164,800円(税込)~ | 178,800円(税込)~ |
チップ SoC | M1 | M2 | M2 |
画面サイズ | 13.3inch | 13.6inch | 13.3inch |
コア数 | 8コアCPU 7コアGPU | 8コアCPU 10コアGPU | 8コアCPU 10コアGPU |
メモリ | 8~16GB | 8~24GB | 8~24GB |
ストレージ | 256~2TB | 256~2TB | 256~2TB |
バッテリー | 18時間 | 18時間 | 20時間 |
認証 | TouchID | TouchID | TouchBar TouchID |
サイズ | W30.41 cm H21.24 cm | W30.41 cm H21.5 cm | W30.41 cm H21.24 cm |
重さ | 1.29 kg | 1.24 kg | 1.4 kg |
フロントカメラ | 720p FaceTime HD | 1080p FaceTime HD | 720p FaceTime HD |
スピーカー | ステレオ スピーカー | 4スピーカー サウンドシステム | ハイダイナミックレンジ ステレオスピーカー |
高速充電 | 30W | 67W | 67W |
ディスプレイ 出力 | 1枚 | 3枚 | 3枚 |