

- AppleCare+は入るべきなの?
- AppleCare+の必要か知りたい。
- AppleCare+の代わりになるサービスを知りたい。
このような人にオススメできる記事になっています。

この記事の信頼性
- 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
- iPad系Youtube登録者数40,000人
- 複数のiPadを使用
Apple製品の利用者なら「AppleCare+(アップルケア)」に加入するかどうか、一度は悩むでしょう。
しかし、具体的に何を提供してくれるのか、自分にとって必要なのかどうか、理解しきれていない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、AppleCare+の具体的なサービス内容、適用範囲をご紹介します。
さらに、メリットだけでなくデメリットも忘れずに解説。
もちろん、「入らない選択」も視野に入れて、その場合の代替案もご紹介します。
最終的な選択は、自身に委ねられますが、AppleCareについての知識が充実すれば、その判断はより明確になるはずです。
本記事のポイント
- AppleCare+のサービス内容がわかる。
- AppleCare+のメリット・デメリットを解説。
- AppleCare+の代わりになるサービスを解説
結論:AppleCare+(アップルケア)は必要なのか?

筆者の考えとしては、AppleCare+は不要だと考えています。
AppleCare+は、充実した保証を提供しています。
しかし、その費用と実際に受けられるサービスを天秤にかけたとき、必ずしもコストパフォーマンスが高いわけではありません。
耐衝撃ケースや強化ガラスフィルムを使うことで、多くの物理的損傷からデバイスを守ることができます。
自然故障であれば、1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポートでカバーできるでしょう。
また、他社製の保険でも、AppleCareに匹敵する保証範囲を持つこともあります。
後述しますが、モバイル保険なら、過失による落下や水濡れなどのアクシデントにも対応しています。
費用も月額数百円からと、AppleCare+よりもリーズナブルです。
AppleCare+が提供する専門的なサポートが必要な場合は別ですが、一般的な使用であれば、ケースやフィルムの対策とモバイル保険で十分と言えるでしょう。
ただし、AppleCare+が必要な人もいます。
AppleCare+は加入手順が簡単ですし、保証内容自体は充実しています。
例えば、Apple製品を購入した経験が浅い人や、専門的なテクニカルサポートが頻繁に必要な場合は、AppleCare+の加入を検討する価値があります。
正直なところ、人によりけりな側面もあるため、「AppleCare+のメリット・デメリットについてきちんと理解すること」「本当に必要なサービスに加入すること」が重要だと考えています。
本記事では、AppleCare+について細かく解説していきますので、最後までご覧ください。
AppleCare+(アップルケア)とは何か?

では、AppleCare+について解説していきます。
1年保証とは別サービス

AppleCare+は、Apple製品専用の有料保証サービスのことです。
通常、Apple製品には「1年間の製品保証期間と90日間の電話による技術サポート」が含まれています。
これは、製品保証としてApple製品を購入した全ての人に、無料で適応されています。
つまり、一般的な1年保証のことです。そのため、初期不良や自然故障が対象となります。
AppleCare+(アップルプラス)は、これとは別物です。
間違いやすいのでご注意ください。
AppleCare+に加入することで、保証期間やサポート期間が延長され、過失による故障・事故の修理も付帯されます。
修理費用は有料ですが、特別価格で非常に割安です。
このAppleCare+には、「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ for iPad」「AppleCare+ for Mac」など、製品によって名称や保証期間が異なります。
AppleCare+保証内容
AppleCare+ | 1年限定保証 | |
---|---|---|
加入方法 | 購入時・購入後に30日以内に申し込み | 購入時に自動適応(無料) |
期間 | ・最大で3年間(製品によって異なる) ハードウェア製品保証と、 同じ期間の無償テクニカルサポート。 | ・製品購入後1年間 ハードウェア製品限定保証と、 90日間の無償テクニカルサポート。 |
対象 | Apple製品 | Apple製品 |
内容 | ・過失や事故による損傷に対する修理 ・エクスプレス交換サービス(iPhoneのみ) ・技術サポート ・バッテリー交換保証 ・盗難や紛失に対する保証(紛失・盗難プラン) | ・ハードウェアの不具合や製造上の欠陥/自然故障に対する修理または交換。 ・テクニカルサポート ※過失による損傷や水漏れは、保証対象外。 |
費用 | 追加料金が必要。 料金は製品とプランによって異なります。 | 製品購入価格に含む(無償) |
回数 | ・制限なし | ・制限なし |
備考 | ・iPhoneでは、盗難や紛失プランもあり。 ・iPadは、アクセサリー類も保証対象。 | - |
では、AppleCare+の保証内容について解説します。
まずAppleCare+は、デバイスの購入日から30日以内に加入できるサービスです。
そのため、31日以降は加入できる機会が無くなるため、慎重になる必要があります。
保証内容ですが、過失・事故による損傷が保証対象となります。
1年保証ではカバーされないような「落下や液体漏れによる損傷」も、AppleCare+なら一定の自己負担料金で修理が可能です。
AppleCare+ for iPhoneでは、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき下記の税込サービス料で利用回数の制限なく受けられます2。
以前は年に2回まででしたが、利用回数の制限が無くなりました。
「AppleCare 入るべきだ」と考える人の中には、これらの過失故障による影響を避けたい人が多いかもしれません。
エクスプレス交換サービス※iPhoneのみ
AppleCare+には「エクスプレス交換サービス」という付帯特典があります。
エクスプレス交換サービスとは、修理期間中に交換機(交換用の製品)が支給され、修理の待ち時間をなくし、iPhone が手元にない状態を最小限にするサービスのことです。
このサービスの一番の魅力は、修理期間中も生活や仕事に支障をきたさないように配慮されている点です。
例えば、ビジネスで頻繁にApple製品を使用する人にとっては、修理期間中に代わりのデバイスがないと大きな問題となる可能性があります。
エクスプレス交換サービスがあれば、そのような不便を最小限に抑えることがかのうです。
AppleCare+料金表
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
iPhone 15 Pro 15 Pro Max | 1,740円※1 1,580円 | 34,800円※1 31,800円 |
iPhone 15 Plus 14 Plus | 1,540円※1 1,380円 | 31,800円※1 28,800円 |
iPhone 15 iPhone 14 iPhone 13 | 1,340円※1 1,180円 | 26,800円※1 23,800円 |
iPhone SE(第3世代) | 740円※1 580円 | 14,800円※1 11,800円 |
※1.盗難・紛失プラン
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
12.9インチ iPad Pro | 1,100円 | 21,800円 |
11インチ iPad Pro | 980円 | 19,400円 |
iPad Air (第5世代) | 580円 | 11,800円 |
iPad, iPad mini | 550円 | 10,800円 |
1年間(一括) | 3年間(一括) | |
---|---|---|
13インチ Macbook Air(M1) | 9,400円 | 25,800円 |
13インチ Macbook Air(M2) | 10,800円 | 29,800円 |
15インチ Macbook Air(M2) | 12,800円 | 34,800円 |
13インチ MacBook Pro | 12,800円 | 34,800円 |
14インチ MacBook Pro | 14,400円 | 38,800円 |
16インチ MacBook Pro | 19,800円 | 53,800円 |
iMac | 9,400円 | 24,800円 |
Mac mini | 5,800円 | 15,400円 |
Mac Studio | 9,400円 | 24,800円 |
Mac Pro | 26,800円 | 74,800円 |
では、AppleCare+の料金について解説します。
AppleCare+の料金は、製品やプランによって異なります。
iPhoneであれば、月払い・年払いの2つのプランから選ぶことが可能です。ただし、その価格は決して安くはありません。
例えば、iPhone15シリーズで2年一括払いをすれば、23,800~31,800円(税込)にも上ります。
30,000円もあれば、それなりにiPhoneのアクセサリーも購入できますし、別のガジェットを購入することが可能です。
掛け捨て保険と考えると、加入は慎重になりますね。
▼一括支払いを途中解約した場合は、返金対応されます。
AppleCare プランを一括で支払い済みの場合
購入後 31 日以降に AppleCare プランを解約される場合は、プランの保証残存期間の割合に基づいて按分計算した金額から、すでにご利用になったサービスの対価を差し引いた残額を返金いたします。
引用:Apple公式
AppleCare+修理費が特別価格
▼加入時
画面のひび割れ (前面) | 背面ガラス損傷 | その他の損傷 | |
---|---|---|---|
ほぼ全てのiPhone | 3,700 円 | 3,700 円 | 12,900 円 |
▼非加入時
画面のひび割れ (前面) | 背面ガラス損傷 | その他の損傷 | |
---|---|---|---|
iPhone15ProMax | 56,800 円 | 29,800 円 | 114,800 円 |
iPhone15Pro | 50,800 円 | 25,900 円 | 105,800 円 |
iPhone15Plus | 50,800 円 | 29,800 円 | 96,800 円 |
iPhone15 | 42,800 円 | 25,900 円 | 87,800 円 |
iPhone14シリーズ | 42,800~56,800 円 | 25,900~82,800 円 | 87,800~114,800 円 |
iPhone13シリーズ | 34,800~50,800 円 | 44,800~75,800 円 | 59,400~96,800 円 |
▼加入時
その他の損傷 | |
---|---|
ほぼ全てのiPad | 4,400 円 |
▼非加入時
その他の損傷 | |
---|---|
iPadPro12.9 第6世代 | 128,800 円 |
iPadPro11 第4世代 | 90,800 円 |
iPadAir 第5世代 | 64,800 円 |
iPadmini 第6世代 | 54,800 円 |
iPad 第10世代 | 51,800 円 |
料金はすべて税込
AppleCare+に加入すると、落下・液体など過失による損傷でも、特別価格で修理対象になります。
画面のひび割れであれば、3,700円(税込)程度。それなりに損傷してしまっても、12,900円(税込)ほどです。
通常、画面の割れや液晶の故障、その他の物理的損傷の修理費用はかなり高額になることが多いです。
AppleCare+が適用されると、これらが大幅に割引されます。
例えば、非加入の場合、iPhone15Proの背面ガラスの損傷は25,900円、その他の損傷では105,800円になります。
AppleCare+バッテリー交換が0円
▼加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
全てのiPhone | 0 円 |
▼非加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
iPhone15ProMax | 15,800 円 |
iPhone15Pro | 15,800 円 |
iPhone15Plus | 15,800 円 |
iPhone15 | 15,800 円 |
iPhone14シリーズ | 15,800 円 |
iPhone13シリーズ | 14,500 円 |
▼加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
全てのiPad | 0 円 |
▼非加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
iPadPro12.9 第6世代 | 28,800 円 |
iPadPro11 第4世代 | 23,800 円 |
iPadAir 第5世代 | 18,800 円 |
iPadmini 第6世代 | 18,800 円 |
iPad 第10世代 | 18,800 円 |
料金はすべて税込
AppleCare+に加入すると、バッテリーの交換が0円で行うことができます。
通常、バッテリーの交換には、10,000円以上かかる場合が多いですが、AppleCare+の加入者はこの費用を気にする必要がありません。
特に頻繁にデバイスを使用する人や、長時間の使用が必要なビジネスパーソンにとっては非常に価値のあるサービスです。
しかし、このサービスも一定の条件があります。
AppleCare+のバッテリー交換が0円になるのは、バッテリーの性能が本来の 80% 未満に低下した場合です。
その基準を満たしていないと、0円での交換は受けられません。
意外と気付かないため、注意が必要です。
AppleCare+盗難・紛失プラン

AppleCare+盗難・紛失プランは、通常のAppleCare+に加えて、盗難や紛失に対する保証が対象となるプランです。
このプランは、iPhone専用のオプションとなっています。
通常のAppleCare+よりも割高料金にはなりますが、1年間に2回まで盗難や紛失に対する保証を受けることが可能です。
具体的には、1回の盗難・紛失時に12,900円(税込)払えば、新しいiPhoneと交換してもらえます。
ただし、この保証を受けるためには一つ条件があります。
それは、デバイスが盗まれたり紛失したりした場合、その時点から保証申請手続きが完了するまでの期間中、iPhone上で「探す」機能が有効になっていることが必要です。
この条件を満たしていれば、予期せぬ状況による大きな損失を最小限に抑えることができます。
このプランは、海外に行く人、外出が多い人や、高価なiPhoneモデルを使用している人にとっては有用となりますね。
AppleCare+(アップルケア)メリット・デメリット

AppleCare+のメリット
- 回数制限なしで修理可能。
- 加入申込が簡単。
- 修理費が特別価格になる。
- バッテリー80%未満で無償交換。
- テクニカルサポート利用無制限。
- エクスプレス交換サービスで、修理時に交換機が支給。※iPhoneのみ
- 盗難や紛失に対する保証(紛失・盗難プラン)。※iPhoneのみ
- iPadの場合アクセサリー類も対象となる。
AppleCare+のデメリット
- 費用が高い。
- バッテリー交換以外は、費用がかかる。
- バッテリーの無償交換に条件がある。
- 複数台の加入不可。デバイス1台ごとの加入となる。
ここまでの解説をまとめると、上記がメリット・デメリットとなります。
AppleCare+の強みは、特別価格での修理、無償のバッテリー交換が含まれている点です。
これらのサービスは、デバイスのトラブルや予期せぬ事故によるストレスを大幅に軽減してくれます。
一方で、弱みとしては費用が高いことが挙げられます。
どの修理にも一定の費用がかかるため、完全に無料で修理ができるわけではありません。
iPhone15シリーズであれば、2年ほど加入すると30,000円近くなるので、予算に余裕がある人向けのサービスですね。
バッテリー交換にも80%未満の条件があり、全てのケースで0円で交換できるわけではないです。
保証内容と価格を天秤にかけると、やはり割高に感じてしまいます…。
AppleCare+(アップルケア)に必要性を感じなくなった理由


筆者が、AppleCare+に入らない理由について解説していきます。
理由1:費用が高い
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
iPhone 15 Pro 15 Pro Max | 1,740円※1 1,580円 | 34,800円※1 31,800円 |
iPhone 15 Plus 14 Plus | 1,540円※1 1,380円 | 31,800円※1 28,800円 |
iPhone 15 iPhone 14 iPhone 13 | 1,340円※1 1,180円 | 26,800円※1 23,800円 |
iPhone SE(第3世代) | 740円※1 580円 | 14,800円※1 11,800円 |
※1.盗難・紛失プラン
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
12.9インチ iPad Pro | 1,100円 | 21,800円 |
11インチ iPad Pro | 980円 | 19,400円 |
iPad Air(第5世代) | 580円 | 11,800円 |
iPad, iPad mini | 550円 | 10,800円 |
1年間(一括) | 3年間(一括) | |
---|---|---|
13インチ Macbook Air(M1) | 9,400円 | 25,800円 |
13インチ Macbook Air(M2) | 10,800円 | 29,800円 |
15インチ Macbook Air(M2) | 12,800円 | 34,800円 |
13インチ MacBook Pro | 12,800円 | 34,800円 |
14インチ MacBook Pro | 14,400円 | 38,800円 |
16インチ MacBook Pro | 19,800円 | 53,800円 |
iMac | 9,400円 | 24,800円 |
Mac mini | 5,800円 | 15,400円 |
Mac Studio | 9,400円 | 24,800円 |
Mac Pro | 26,800円 | 74,800円 |
AppleCare+の費用が高いと感じる人は、たくさんいるでしょう。筆者もその1人です。
特に、Apple製品自体が高価なものが多いため、その上でさらに保証プランに高額な費用を支払うとなると、負担は大きくなります。
AppleCare+の料金は、製品の種類によっても異なりますが、iPhone 15Proならば31,800円です。
また、年払いではなく月払いにすれば、一時的な負担が減りますが、トータルコストは更に上がります。
iPhone 15Proを月払いで2年間払い続ければ、37,920円(税込み)になります。
たとえ保証内容が優れていても、掛け捨な上にたった1台の保証としては高い……。
正直なところ、故障は運によるところが大きいし、今まで画面割れの経験すらないので、筆者はこの時点で加入はしないと決意しています。
理由2:バッテリー交換の条件が微妙
先述しましたが、AppleCare+には、バッテリー交換の無償サービスが含まれています。
ただし、バッテリーの性能が一定の基準以下に低下した場合にのみ、無償での交換が適用される仕組みです。
この「一定の基準」とは、バッテリーの容量が80%以下になった場合を指します。
この条件は、多くのユーザーにとっては短期間では、到達しづらいものとなっています。
筆者が、以前使用していたiPhoneSE2の場合は、それなりにハードに使って、2年ちょっとで80%をきるかどうかと言ったところでした。
例えば、AppleCare+に2年一括払いして加入した場合、80%以下になる前にAppleCare+の契約期間が終了してしまう可能性が高いのです。
バッテリーの劣化具合は、人によりけりですが、特にハードに使わない人であれば、この条件はなかなか厳しいものと感じられるでしょう。
だからといって、このサービスが無意味であるわけではありませんが、加入を検討する際にはこのような条件もしっかりと考慮する必要があります。
理由3:損傷は対策できる
AppleCare+に加入しない一つの大きな理由として、損傷に対する予防策が他にも存在する点が挙げられます。
具体的には、耐衝撃ケースや強化ガラスフィルムを使用することで、多くの損傷からデバイスを守ることが可能です。
高品質のケースは、落下時の衝撃を大幅に軽減し、端末本体へのダメージを防ぐ役割を果たします。
また、耐衝撃性や耐摩擦性に優れたフィルムをディスプレイに貼ることで、キズや割れからも保護することが可能です。
これらのアクセサリーは、AppleCare+の費用と比較してもはるかに安価であり、一度購入すれば長期使用ができます。
さらに、これらのケースやフィルムは市場に豊富に存在し、デザインや機能性においても多くの選択肢がありますよね。
そのため、自分の好みやライフスタイルに合わせて最適なものを選ぶことができるでしょうお。
もちろん、ケースやフィルムが全ての損傷から完全に保護するわけではありませんが、日常生活で起こりうる多くのリスクからは確実に防ぐことができます。
ただし、iPhoneをケースなしで持ち歩く派であれば、AppleCare+は大事だと思います。
理由4:1台しか加入できない
AppleCare+は、1台のデバイスしか加入できません。
そのため、複数のApple製品を所有している場合には、費用が高くなる可能性があります。
例えば、iPhone、iPad、MacBookといった複数のデバイスを所有している場合、それぞれにAppleCare+を加入すると、その総額は数万円から十万円近くになり得ます。
家族で加入できるようなプランやお得なセット割が存在しないので、どうしても割高感は否めません。
筆者経験談|AppleCare+(アップルケア)を使う経験がほぼ無かった

修理内容 | |
---|---|
iMac | 4年目に内部HDD故障 |
iMac | 4年目に内部HDD故障(リコール対象) |
MacBookPro | 3年目にマザーボード故障(リコール対象) |
iPhoneX | 3年目にバッテリー交換 |
iPhoneSE2 | 2年半頃にバッテリー交換 |
iPhone11Pro | 4年目に内部故障(修理不可状態) |
上記は、筆者の購入経歴と修理に出したデバイスの詳細です。
これらは、何かの証明になるわけでも、保障する情報でもありません。それでも筆者は、短期間での故障をほぼ経験していません。
もちろん故障自体の経験はありますが、それでも3~4年目に起きるケースが多かったです。(半分はリコール対象…。)
つまり、2年以内の故障経験がないため、その期間のAppleCare+の費用が無駄になってしまいます。
このような背景からも、筆者はAppleCare+の加入を必要としていません。
過去にAppleCareに加入していたこともありましたが、バッテリー交換以外の恩恵は得られず、デバイスが壊れた頃には非加入に切り替えていました。
言い方を変えれば、元を取れたことがほぼ皆無なんです。運次第。
Apple製品の品質と耐久性を信頼している人は、AppleCare+の加入を見送るという選択も十分に考慮に入れるべきだと思います。
AppleCare+(アップルケア)はダメなサービスではありません。

ここまで、「AppleCare+は必要ない」「AppleCare+が割高」っと少し否定的なことを記載しましたが、決してダメなサービスではありません。
むしろ、多くのメリットを提供しており、特にApple製品に初めて触れる初心者、経験の浅い人にとっては非常にエントリーしやすいオプションです。
AppleCare+が提供する修理費用の割引やバッテリー交換、エクスプレス交換サービスなどは、初心者がApple製品を安心して使い始めるための強力なサポートとなります。
初めてApple製品を使用する人は、故障や不具合に遭遇した際の対処が不安であることが多いです。
AppleCare+が提供する各種サービスは、そのような不安を和らげ、初心者でも安心してApple製品を楽しむことができます。
また、テクニカルサポートも無制限で利用できるため、操作方法や設定に関する疑問点もすぐに解決できます。
費用が高いと感じる人もいるかもしれませんが、それは自分自身の使用状況やニーズによるものです。
AppleCare+は初心者にとって非常にアクセスしやすい、そして安心感を提供する優れたサービスであることは事実です。
AppleCare+おすすめできる人・できない人
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|
・Apple製品初心者の人 ・保護ケースを着けない人 ・高価な最新モデルを使用している人 ・ビジネスでApple製品を使用している人 ・今まで何度も故障経験がある人 ・リスクの高い使い方をする人 ・海外での利用も多い人 | ・主に自宅で使用する人 ・複数のApple製品を所有している人 ・短期間で新しいモデルに買い替える人 ・ケースやフィルムで十分と考える人 |
AppleCare+は、初めてApple製品を手にする初心者や、頻繁に外出してデバイスを持ち歩く人には向いています。
また、アウトドアでリスクのある環境でiPhoneを使う人は、特に必須かもしれません。(キャンプや自転車が趣味とか。)
しかし、在宅が多い人や、ケースやフィルムでデバイスを保護している人は、必須ではないと思います。
また、AirPodsやApple Watchといった身に着けるデバイスであれば、リスクが大きいので加入する価値はあると思います。
要するに、自分の使い方や生活スタイル、性格によって、AppleCare+の必要性は変わるということです。(子供、ペットがいたりするだけでも、予期せぬ事故がありますからね。)
何に一番価値を置くかを考慮することが重要です。
AppleCare+(アップルケア)の代わりになるサービス

モバイル保険 | AppleCare+ | |
---|---|---|
料金 | 700円/月 | 1,580円/年※1 31,800円/年※1 |
補償金額 | 自己負担0円 主端末:最大10万円まで 副端末:最大3万円まで ※修理可能の場合 | 特別価格3,700~12,900円 画面割れ:50,800円(税込)※1 背面割れ:25,900円(税込)※1 その他の修理:¥105,800円(税込)※1 |
補償回数 | 無制限 | 無制限 |
バッテリー交換 | 対象外 | 無償 |
修理不可 | 主端末 最大25,000円 副端末 最大7,500円 ※全損の交換費用は、上限10万円以内の機種であれば、全額補償可能。 | 交換対応 |
盗難 | 最大25,000円まで補償 | 12,900円で交換対応※2 |
補償範囲 | ・破損/損壊/水濡れ全損/故障 ・盗難 ・修理不能となった場合 | ・過失や事故による損傷 ・バッテリー交換 ・盗難/紛失※2 |
補償対象外 | ・バッテリー交換 ・紛失 ・経年劣化による傷 | ・経年劣化による傷 |
補償対象 | 無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末 (Apple製品・Switch・Wi-fiルーターなど) | Apple製品 |
補償端末数 | 3台まで | 1台まで |
加入条件 | 新規取得した日から1年未満 | 購入から30日以内 |
※2|盗難・紛失プラン加入時に該当
AppleCare+の代わりとして、考えられる選択肢の1つが、「モバイル保険」です。
モバイル保険は、スマホやタブレット、ノートPC、ワイヤレスイヤホンなど、多くのデバイスに対応した新しい形の保険サービスです。
この保険は、画面割れや全損、水没など、日常生活でよくあるスマホの故障に対して修理費用を年/最大10万円まで補償してくれます。
例えば、iPhone15シリーズでざっくり計算すると、画面のひび割れは42,800円~56,800円の修理費用です。
そのため、年に1回の修理回数であれば、モバイル保険で十分カバーできます。
また、月額700円で、主端末1台・副端末2台登録することができ、AppleCare+よりも価格面でハードルが低くエントリーしやすい点が魅力です。
Apple製品の故障や不具合の際に金額が不安という人にとって、精神安定剤としてめちゃくちゃ優秀。
モバイル保険は、AppleCare+の高い費用を避けたい人にとっては、良い落としどころとなるでしょう。
本記事のまとめ:AppleCare+は入る?必要?|私が入らない理由を解説
本記事のまとめ
- AppleCare(1年保証)とAppleCare+は別サービス。
- AppleCare(1年保証)は自然故障のみ対象。
- AppleCare+は過失による損傷も対象。
- AppleCare+の加入期限は、デバイス購入日から30日以内。
- ケースやフィルムを使用すれば、過失損傷をかなり防げる。
- バッテリーの無償交換は、80%未満必須。
- 掛け捨てのため、年1回画面割れでも起こさないと元が取れない。
- モバイル保険は、コストを抑えつつ代替策になる。
AppleCare+ メリット | AppleCare+ デメリット |
---|---|
・制限なしで修理可能。 ・申込が簡単。 ・修理費が特別価格になる。 ・バッテリー80%未満で無償交換。 ・エクスプレス交換サービスで、修理時に交換機が支給。 ・テクニカルサポート利用無制限。 ・盗難や紛失に対する保証(紛失・盗難プラン)。 ・iPadの場合アクセサリー類も対象。 | ・費用が高い。 ・どの修理にも費用がかかる。 ・バッテリー交換に条件がある。 ・複数台の加入不可。デバイス1台ごとの加入となる。 |
AppleCare+ おすすめできる人 | AppleCare+ おすすめできない人 |
---|---|
・デバイスにケース・フィルムを着けない人 ・Apple製品初心者の人 ・お金に余裕がある人 ・高価な最新モデルを使用している人 ・ビジネスでApple製品を使用している人 ・リスクの高い使い方をする人 ・海外での利用も多い人 | ・主に自宅で使用する人 ・複数のApple製品を所有している人 ・短期間で新しいモデルに買い替える人 ・ケースやフィルムで十分と考える人 |
AppleCare+の加入することは、非常に簡単です。ですが、コストパフォーマンスを考えると、様々な視点から判断を求められます。
Apple製品の品質は高く、私自身も長年使用してきて短期間での故障はほぼ経験していません。
AppleCare+が提供するサービスは確かに魅力的ですが、それに見合う価値を感じない場合もあります。
特に、自分がどのようにデバイスを使用するのか、何に価値を見い出すのかによって、AppleCare+の必要性は大きく変わります。
自分自身のライフスタイルや使用状況をしっかりと考慮し、必要性と費用対効果を評価することが重要です。
筆者の場合、「AppleCare+は必要なく、モバイル保険で十分」と結論づけましたが、それはあくまで一例です。
皆さんも自分にとって最適な選択をしてください。