- アップルケアは入るべきなの?
- アップルケアの必要か知りたい。
- アップルケアの代わりになるサービスを知りたい。
このような人にオススメできる記事になっています。
この記事の信頼性
- 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
- iPad系Youtube登録者数40,000人
- 複数のiPadを使用
Apple製品の利用者なら「アップルケア(AppleCare+)」に加入するかどうか、一度は悩むでしょう。
しかし、具体的に何を提供してくれるのか、自分にとって必要なのかどうか、理解しきれていない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、アップルケアの具体的なサービス内容、適用範囲をご紹介します。
さらに、メリットだけでなくデメリットも解説。
もちろん、「入らない選択」も視野に入れて、その場合の代替案もご紹介します。
最終的な選択は、自身に委ねられますが、アップルケアについての知識が充実すれば、その判断はより明確になるはずです。
本記事のポイント
- アップルケアのサービス内容がわかる。
- アップルケアのメリット・デメリットを解説。
- アップルケアの代わりになるサービスを解説
本記事の内容は、動画でも解説しております。
アップルケアは必要か?入るべきなのか?
筆者の考えとしては、AppleCare+は不要だと考えています。※以下AppleCare+はアップルケア略。
アップルケアは、充実した保証を提供しています。
しかし、その費用と実際に受けられるサービスを天秤にかけたとき、必ずしもコストパフォーマンスが高いわけではありません。
ケースやガラスフィルムを使うことで、多くの物理的損傷からデバイスを守ることができます。
自然故障であれば、1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償テクニカルサポートでカバーできるでしょう。
また、他社製の保険でも、アップルケアに匹敵する保証範囲を持つこともあります。
後述しますが、モバイル保険なら、過失による落下や水濡れなどのアクシデントにも対応しています。
費用も月額数百円からと、アップルケアよりもリーズナブルです。
アップルケアが提供する専門的なサポートが必要な場合は別ですが、一般的な使用であれば、ケースやフィルムの対策とモバイル保険で十分と言えるでしょう。
ただし、アップルケアが必要な人もいます。
アップルケアは加入手順が簡単ですし、保証内容自体は充実しています。
例えば、Apple製品を購入した経験が浅い人や、専門的なテクニカルサポートが頻繁に必要な場合は、アップルケアの加入を検討する価値があります。
正直なところ、人によりけりな側面もあるため、「アップルケアのメリット・デメリットについてきちんと理解すること」「本当に必要なサービスに加入すること」が重要だと考えています。
本記事では、アップルケアについて細かく解説していきますので、最後までご覧ください。
アップルケアは必要か?入るべきじゃないと思う理由6選
筆者が、アップルケアに加入しない理由について解説していきます。
① 費用が高い
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
iPhone 15 Pro 15 Pro Max | 1,740円※1 1,580円 | 34,800円※1 31,800円 |
iPhone 15 Plus 14 Plus | 1,540円※1 1,380円 | 31,800円※1 28,800円 |
iPhone 15 iPhone 14 iPhone 13 | 1,340円※1 1,180円 | 26,800円※1 23,800円 |
iPhone SE(第3世代) | 740円※1 580円 | 14,800円※1 11,800円 |
※1.盗難・紛失プラン
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
12.9インチ iPad Pro | 1,100円 | 21,800円 |
11インチ iPad Pro | 980円 | 19,400円 |
iPad Air(第5世代) | 580円 | 11,800円 |
iPad, iPad mini | 550円 | 10,800円 |
1年間(一括) | 3年間(一括) | |
---|---|---|
13インチ Macbook Air(M1) | 9,400円 | 25,800円 |
13インチ Macbook Air(M2) | 10,800円 | 29,800円 |
15インチ Macbook Air(M2) | 12,800円 | 34,800円 |
13インチ MacBook Pro | 12,800円 | 34,800円 |
14インチ MacBook Pro | 14,400円 | 38,800円 |
16インチ MacBook Pro | 19,800円 | 53,800円 |
iMac | 9,400円 | 24,800円 |
Mac mini | 5,800円 | 15,400円 |
Mac Studio | 9,400円 | 24,800円 |
Mac Pro | 26,800円 | 74,800円 |
アップルケアの費用が高いと感じる人は、たくさんいるでしょう。筆者もその1人です。
特に、Apple製品自体が高価なものが多いため、その上でさらに保証プランに高額な費用を支払うとなると、負担は大きくなります。
アップルケアの料金は、製品の種類によっても異なりますが、iPhone 15Proならば31,800円です。
また、年払いではなく月払いにすれば、一時的な負担が減りますが、トータルコストは更に上がります。
iPhone 15Proを月払いで2年間払い続ければ、37,920円(税込み)になります。
たとえ保証内容が優れていても、掛け捨な上にたった1台の保証としては高い……。
正直なところ、故障は運によるところが大きいし、今まで画面割れの経験すらないので、筆者はこの時点で加入はしないと決意しています。
② バッテリー交換の条件が微妙
先述しましたが、アップルケアには、バッテリー交換の無償サービスが含まれています。
ただし、バッテリーの性能が一定の基準以下に低下した場合にのみ、無償での交換が適用される仕組みです。
「一定の基準」とは、バッテリーの容量が80%以下になった場合を指します。
この条件は、1~2年では、到達しづらいものとなっています。
筆者が、以前使用していたiPhoneSE2の場合は、それなりにハードに使って、2年ちょっとで80%をきるかどうかと言ったところでした。
例えば、アップルケアに2年一括払いして加入した場合、80%以下になる前にアップルケアの契約期間が終了してしまう可能性が高いのです。
バッテリーの劣化具合は、人によりけりですが、特にハードに使わない人であれば、この条件はなかなか厳しいものと感じられるでしょう。
だからといって、このサービスが無意味であるわけではありませんが、加入を検討する際にはこのような条件もしっかりと考慮する必要があります。
③ 損傷は対策できる
アップルケアに加入しない一つの大きな理由として、損傷に対する予防策が他にも存在する点が挙げられます。
具体的には、ケースやガラスフィルムを使用することで、多くの損傷からデバイスを守ることが可能です。
これらのアクセサリーは、アップルケアの費用と比較してもはるかに安価であり、一度購入すれば長期使用ができます。
さらに、ケースやフィルムは市場に豊富に存在し、デザインや機能性においても多くの選択肢がありますよね。
そのため、自分の好みやライフスタイルに合わせて最適なものを選ぶことが可能です。
もちろん、ケースやフィルムが全ての損傷から完全に保護するわけではありませんが、日常生活で起こりうる多くのリスクからは確実に防ぐことができます。
④ 1台しか加入できない
アップルケアは、1台のデバイスしか加入できません。
そのため、複数のApple製品を所有している場合には、費用が高くなる可能性があります。
例えば、iPhone、iPad、MacBookといった複数のデバイスを所有している場合、それぞれにアップルケアを加入すると、その総額は数万円から十万円近くになり得ます。
家族で加入できるようなプランやお得なセット割が存在しないので、どうしても割高感は否めません。
⑤ 対象範囲外になる項目が多い
アップルケアは、保証対象外となる項目がいくつかあります。
対象範囲外の項目
- 経年劣化による損傷。
- 機能に影響しない外観上の損傷。
- 紛失や盗難。(専用プラン加入時は保証対象。)
- 正規店以外による修理、改造をした場合。
- 火災、自信、その他の外的要因によって生じた損害。
筐体を落下させてキズをつけてしまっても、対象外です。
⑥ 修理内容をカスタイマイズできない
アップルケアでは、修理内容をカスタイマイズできません。
たとえば、バッテリーの交換を依頼した場合でも、ディスプレイに亀裂があると判明したら、デバイス全体の交換が必要になることがあります。
バッテリー交換だけを依頼しても、対応してもらえません。
そのため、修理を依頼する前には、データのバックアップをしっかりと行っておくことが重要です。
そうしないと、後で手間がかかることになります。
以上が、アップルケアは不要だと思う理由6選になります。
アップルケア(AppleCare+)とは何か?
では、アップルケアについて解説していきます。
1年保証とは別サービス
アップルケア(AppleCare+)は、Apple製品専用の有料保証サービスのことです。
通常、Apple製品には「1年間の製品保証期間と90日間の電話による技術サポート」が含まれています。
これは、製品保証としてApple製品を購入した全ての人に、無料で適応されています。
つまり、一般的な1年保証のことです。そのため、初期不良や自然故障が対象となります。
アップルケア(AppleCare+)は、これとは別物です。
間違いやすいのでご注意ください。
アップルケアに加入することで、保証期間やサポート期間が延長され、過失による故障・事故の修理も付帯されます。
修理費用は有料ですが、特別価格で非常に割安です。
このアップルケアには、「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ for iPad」「AppleCare+ for Mac」など、製品によって名称や保証期間が異なります。
保証内容
アップルケア(AppleCare+) | 1年限定保証 | |
---|---|---|
加入方法 | 購入時・購入後に30日以内に申し込み | 購入時に自動適応(無料) |
期間 | ・最大で3年間(製品によって異なる) ハードウェア製品保証と、 同じ期間の無償テクニカルサポート。 | ・製品購入後1年間 ハードウェア製品限定保証と、 90日間の無償テクニカルサポート。 |
対象 | Apple製品 | Apple製品 |
内容 | ・過失や事故による損傷に対する修理 ・エクスプレス交換サービス(iPhoneのみ) ・技術サポート ・バッテリー交換保証 ・盗難や紛失に対する保証(紛失・盗難プラン) | ・ハードウェアの不具合や製造上の欠陥/自然故障に対する修理または交換。 ・テクニカルサポート ※過失による損傷や水漏れは、保証対象外。 |
費用 | 追加料金が必要。 料金は製品とプランによって異なります。 | 製品購入価格に含む(無償) |
回数 | ・制限なし | ・制限なし |
備考 | ・iPhoneでは、盗難や紛失プランもあり。 ・iPadは、アクセサリー類も保証対象。 | - |
まずアップルケアは、デバイスの購入日から30日以内に加入できるサービスです。
そのため、31日以降は加入できる機会が無くなるため、慎重になる必要があります。
保証内容ですが、過失・事故による損傷が保証対象となります。
1年保証ではカバーされないような「落下や液体漏れによる損傷」も、アップルケアなら一定の自己負担料金で修理が可能です。
AppleCare+ for iPhoneでは、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき下記の税込サービス料で利用回数の制限なく受けられます2。
以前は年に2回まででしたが、利用回数の制限が無くなりました。
「アップルケア入るべきだ」と考える人の中には、これらの過失故障による影響を避けたい人が多いかもしれません。
エクスプレス交換サービス※iPhoneのみ
アップルケアには、「エクスプレス交換サービス」という付帯特典があります。
エクスプレス交換サービスとは、修理期間中に交換機(交換用の製品)が支給され、修理の待ち時間をなくし、iPhone が手元にない状態を最小限にするサービスのことです。
このサービスの一番の魅力は、修理期間中も生活や仕事に支障をきたさないように配慮されている点です。
例えば、ビジネスで頻繁にApple製品を使用する人にとっては、修理期間中に代わりのデバイスがないと大きな問題となる可能性があります。
エクスプレス交換サービスがあれば、そのような不便を最小限に抑えることがかのうです。
料金表
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
iPhone 15 Pro 15 Pro Max | 1,740円※1 1,580円 | 34,800円※1 31,800円 |
iPhone 15 Plus 14 Plus | 1,540円※1 1,380円 | 31,800円※1 28,800円 |
iPhone 15 iPhone 14 iPhone 13 | 1,340円※1 1,180円 | 26,800円※1 23,800円 |
iPhone SE(第3世代) | 740円※1 580円 | 14,800円※1 11,800円 |
※1.盗難・紛失プラン
月払い | 2年間(一括) | |
---|---|---|
12.9インチ iPad Pro | 1,100円 | 21,800円 |
11インチ iPad Pro | 980円 | 19,400円 |
iPad Air (第5世代) | 580円 | 11,800円 |
iPad, iPad mini | 550円 | 10,800円 |
1年間(一括) | 3年間(一括) | |
---|---|---|
13インチ Macbook Air(M1) | 9,400円 | 25,800円 |
13インチ Macbook Air(M2) | 10,800円 | 29,800円 |
15インチ Macbook Air(M2) | 12,800円 | 34,800円 |
13インチ MacBook Pro | 12,800円 | 34,800円 |
14インチ MacBook Pro | 14,400円 | 38,800円 |
16インチ MacBook Pro | 19,800円 | 53,800円 |
iMac | 9,400円 | 24,800円 |
Mac mini | 5,800円 | 15,400円 |
Mac Studio | 9,400円 | 24,800円 |
Mac Pro | 26,800円 | 74,800円 |
アップルケアの料金は、製品やプランによって異なります。
iPhoneであれば、月払い・年払いの2つのプランから選ぶことが可能です。ただし、その価格は決して安くはありません。
例えば、iPhone15シリーズで2年一括払いをすれば、23,800~31,800円(税込)にも上ります。
30,000円もあれば、それなりにiPhoneのアクセサリーも購入できますし、別のガジェットを購入することが可能です。
掛け捨て保険と考えると、加入は慎重になりますね。
▼一括支払いを途中解約した場合は、返金対応されます。
AppleCare プランを一括で支払い済みの場合
購入後 31 日以降に AppleCare プランを解約される場合は、プランの保証残存期間の割合に基づいて按分計算した金額から、すでにご利用になったサービスの対価を差し引いた残額を返金いたします。
引用:Apple公式
修理費が特別価格
▼加入時
画面のひび割れ (前面) | 背面ガラス損傷 | その他の損傷 | |
---|---|---|---|
ほぼ全てのiPhone | 3,700 円 | 3,700 円 | 12,900 円 |
▼非加入時
画面のひび割れ (前面) | 背面ガラス損傷 | その他の損傷 | |
---|---|---|---|
iPhone15ProMax | 56,800 円 | 29,800 円 | 114,800 円 |
iPhone15Pro | 50,800 円 | 25,900 円 | 105,800 円 |
iPhone15Plus | 50,800 円 | 29,800 円 | 96,800 円 |
iPhone15 | 42,800 円 | 25,900 円 | 87,800 円 |
iPhone14シリーズ | 42,800~56,800 円 | 25,900~82,800 円 | 87,800~114,800 円 |
iPhone13シリーズ | 34,800~50,800 円 | 44,800~75,800 円 | 59,400~96,800 円 |
▼加入時
その他の損傷 | |
---|---|
ほぼ全てのiPad | 4,400 円 |
▼非加入時
その他の損傷 | |
---|---|
iPadPro12.9 第6世代 | 128,800 円 |
iPadPro11 第4世代 | 90,800 円 |
iPadAir 第5世代 | 64,800 円 |
iPadmini 第6世代 | 54,800 円 |
iPad 第10世代 | 51,800 円 |
料金はすべて税込
アップルケアに加入すると、落下・液体など過失による損傷でも、特別価格で修理対象になります。
画面のひび割れであれば、3,700円(税込)程度。それなりに損傷してしまっても、12,900円(税込)ほどです。
通常、画面の割れや液晶の故障、その他の物理的損傷の修理費用はかなり高額になることが多いです。
アップルケアが適用されると、これらが大幅に割引されます。
例えば、非加入の場合、iPhone15Proの背面ガラスの損傷は25,900円、その他の損傷では105,800円になります。
バッテリー交換が0円
▼加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
全てのiPhone | 0 円 |
▼非加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
iPhone15ProMax | 15,800 円 |
iPhone15Pro | 15,800 円 |
iPhone15Plus | 15,800 円 |
iPhone15 | 15,800 円 |
iPhone14シリーズ | 15,800 円 |
iPhone13シリーズ | 14,500 円 |
▼加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
全てのiPad | 0 円 |
▼非加入時
バッテリー交換 | |
---|---|
iPadPro12.9 第6世代 | 28,800 円 |
iPadPro11 第4世代 | 23,800 円 |
iPadAir 第5世代 | 18,800 円 |
iPadmini 第6世代 | 18,800 円 |
iPad 第10世代 | 18,800 円 |
料金はすべて税込
アップルケアに加入すると、バッテリーの交換が0円で行うことができます。
通常、バッテリーの交換には、10,000円以上かかる場合が多いですが、アップルケアの加入者は0円。
特に頻繁にデバイスを使用する人や、長時間の使用が必要なビジネスパーソンにとっては非常に価値のあるサービスです。
しかし、このサービスも一定の条件があります。
アップルケアのバッテリー交換が0円になるのは、バッテリーの性能が本来の 80% 未満に低下した場合です。
その基準を満たしていないと、0円での交換は受けられません。
意外と気付かないため、注意が必要です。
盗難・紛失プラン
盗難・紛失プランは、通常のアップルケアに加えて、盗難や紛失に対する保証が対象となるプランです。
このプランは、iPhone専用のオプションとなっています。
通常よりも割高料金にはなりますが、1年間に2回まで盗難や紛失に対する保証を受けることが可能です。
具体的には、1回の盗難・紛失時に12,900円(税込)払えば、新しいiPhoneと交換してもらえます。
ただし、この保証を受けるためには一つ条件があります。
それは、デバイスが盗まれたり紛失したりした場合、その時点から保証申請手続きが完了するまでの期間中、iPhone上で「探す」機能が有効になっていることが必要です。
この条件を満たしていれば、予期せぬ状況による大きな損失を最小限に抑えることができます。
このプランは、海外に行く人、外出が多い人や、高価なiPhoneモデルを使用している人にとっては有用となりますね。
アップルケアのメリット・デメリット
アップルケアのメリット
- 回数制限なしで修理可能。
- 加入申込が簡単。
- 修理費が特別価格になる。
- バッテリー80%未満で無償交換。
- テクニカルサポート利用無制限。
- エクスプレス交換サービスで、修理時に交換機が支給。※iPhoneのみ
- 盗難や紛失に対する保証(紛失・盗難プラン)。※iPhoneのみ
- iPadの場合アクセサリー類も対象となる。
アップルケアのデメリット
- 費用が高い。
- バッテリー交換以外は、費用がかかる。
- バッテリーの無償交換に条件がある。
- 複数台の加入不可。デバイス1台ごとの加入となる。
ここまでの解説をまとめると、上記がメリット・デメリットとなります。
アップルケアの強みは、特別価格での修理、無償のバッテリー交換が含まれている点です。
これらのサービスは、デバイスのトラブルや予期せぬ事故によるストレスを大幅に軽減してくれます。
一方で、弱みとしては費用が高いことが挙げられます。
どの修理にも一定の費用がかかるため、完全に無料で修理ができるわけではありません。
iPhone15シリーズであれば、2年ほど加入すると30,000円近くなるので、予算に余裕がある人向けのサービスですね。
バッテリー交換にも80%未満の条件があり、全てのケースで0円で交換できるわけではないです。
保証内容と価格を天秤にかけると、やはり割高に感じてしまいます…。
筆者体験談|アップルケアは必要なかった。
修理内容 | |
---|---|
iMac | 4年目に内部HDD故障 |
iMac | 4年目に内部HDD故障(リコール対象) |
MacBookPro | 3年目にマザーボード故障(リコール対象) |
iPhoneX | 3年目にバッテリー交換 |
iPhoneSE2 | 2年半頃にバッテリー交換 |
iPhone11Pro | 4年目に内部故障(修理不可状態) |
上記は、筆者の購入経歴と修理に出したデバイスの詳細です。
これらは、何かの証明になるわけでも、保障する情報でもありません。それでも筆者は、短期間での故障をほぼ経験していません。
もちろん故障自体の経験はありますが、それでも3~4年目に起きるケースが多かったです。(半分はリコール対象…。)
つまり、2年以内の故障経験がないため、その期間のアップルケアの費用が無駄になってしまいます。
このような背景から、筆者はアップルケアの加入を必要としていません。
過去にアップルケアに加入していたこともありましたが、バッテリー交換以外の恩恵は得られず、デバイスが壊れた頃には非加入に切り替えていました。
言い方を変えれば、元を取れたことがほぼ皆無なんです。運次第。
Apple製品の品質と耐久性を信頼している人は、アップルケアの加入を見送るという選択も十分に考慮に入れるべきだと思います。
アップルケアはダメなサービスではありません。
ここまで、「アップルケアは必要ない」「アップルケアが割高」っと少し否定的なことを記載しましたが、決してダメなサービスではありません。
むしろ、Apple製品に初めて触れる初心者、経験の浅い人にとっては非常にエントリーしやすいオプションです。
アップルケアが提供する修理費用の割引やバッテリー交換、エクスプレス交換サービスなどは、初心者がApple製品を安心して使い始めるための強力なサポートとなります。
初めてApple製品を使用する人は、故障や不具合に遭遇した際の対処が不安であることが多いですよね。
アップルケアが提供する各種サービスは、そのような不安を和らげ、初心者でも安心してApple製品を楽しむことができます。
また、テクニカルサポートも無制限で利用できるため、操作方法や設定に関する疑問点もすぐに解決できます。
費用が高いと感じる人もいるかもしれませんが、それは自分自身の使用状況やニーズによるものです。
アップルケアは初心者にとって非常にアクセスしやすい、そして安心感を提供する優れたサービスであることは事実です。
アップルケアをおすすめできる人・できない人
アップルケアは、初めてApple製品を手にする初心者や、頻繁に外出してデバイスを持ち歩く人には向いています。
また、アウトドアでリスクのある環境でiPhoneを使う人は、特に必須かもしれません。(キャンプや自転車が趣味とか。)
しかし、在宅が多い人や、ケースやフィルムでデバイスを保護している人は、必須ではないと思います。
また、AirPodsやApple Watchといった身に着けるデバイスであれば、リスクが大きいので加入する価値はあると思います。
要するに、自分の使い方や生活スタイル、性格によって、アップルケアの必要性は変わるということです。(子供、ペットがいたりするだけでも、予期せぬ事故がありますからね。)
何に一番価値を置くかを考慮することが重要です。
アップルケアに関する口コミまとめ
運営しているYoutubeチャンネルのコメントを記載します。
バッテリー交換の条件である80%ですがこれまでの経験した感じでは 感覚的に数日使えたのが半日程度しか持たない状況にならない限り表記は80%以上の数値となります 実際の劣化具合を数字に例えると40%以下な感じですね なのでアップルのあの制限は80%としつつ実際は相当にヘタった状態じゃないと保証使った交換ができないので何だかなぁと思います
2年で80切るって逆に難しい。
スマホ替えるたびにアップルケア入ってたけど一回も使ってないです。もったいないなー
4年半使った7Placeがようやく79%になりました よく、充電しながらPUBGモバイルやYouTube見てましたけど、正直2年で80%切らせようとするのは意図的にしないと無理かなと思いました
iphone8plusを使用しています。 よく見ると、背面のカメラのレンズ部分に線キズがあるくらいで故障など一度もないです。 iphone15Pro Maxを注文済ですが、8plusと同じように使うので保険の必要性を感じませんでした。 手帳型のケースとフイルムで保護しておけば、普通に故障しなかったですよ。
俺はiPhone5の時から毎回入ってるよ 5~15ProMAXまで使ってきた端末全て合わせて、普通に使ってるだけで、Wi-Fi死亡4回、カメラ死亡2回、盗難1回、バッテリー交換は7回 AppleCare+に入ってたお陰なのか、Wi-Fi死亡時は修理費取られないで即端末交換でしたね 今年のモデル、15Proと15ProMAXは海外の方々が耐久テストの動画を沢山あげていて脆さが目立ってますので、今回に限っては、AppleCare+に入っておいた方がいい気がします(個人意見です) 発熱もするのでバッテリー寿命が今までのモデルより短くなりそうな感じもあるので
AppleCare契約期間終了2ヶ月前でバッテリー容量が81%だった12ProMax、20日後に80%になり79%になるまで40日間あればと、故意に負荷をかけたバッテリー使用をしましたが50日かかり無償交換ならず
Apple側で操作してるんじゃないかと思っちゃいましたね
そして昨年1月購入のiPad Air4は初iPadで心配なのでこちらも加入しました。 保険料が高額なので未利用時には何かで還元して欲しいです
キャリアで購入するとアホほど勧めてきますけど実際利用しようとすると規定の現実との温度差が酷いので ほんと微妙ですよね モバイル保険が優秀なもの増えてきた今 Care+はいらないかもしれませんね
iPhone Xで初めて入ったなぁ。 新しい顔承認が不具合あるんちゃうかなぁと思ったから。 動きおかしかったので、エクスプレス交換サービス2回使った。 確かにカバーとフィルム使って外装壊れたことはないけど、 入らない時に限って壊すのが人間なのさ。
こんなコスパの悪い保険に 入るの無駄やわ
2年でiPhone12バッテリー76パー笑
iPad mini 6でAppleCareに加入してますが、バッテリーが少し減ってきたら、 無理して80%以下にして交換させるとか(笑)、考えたり、 室内で大切に使用してるので、修理しないでAppleCare終わるかも、、。
アップルケアの代わりになるサービス
モバイル保険 | アップルケア (AppleCare+) | |
---|---|---|
料金 | 700円/月 | 1,580円/年※1 31,800円/年※1 |
補償金額 | 自己負担0円 主端末:最大10万円まで 副端末:最大3万円まで ※修理可能の場合 | 特別価格3,700~12,900円 画面割れ:50,800円(税込)※1 背面割れ:25,900円(税込)※1 その他の修理:¥105,800円(税込)※1 |
補償回数 | 無制限 | 無制限 |
バッテリー交換 | 対象外 | 無償 |
修理不可 | 主端末 最大25,000円 副端末 最大7,500円 ※全損の交換費用は、上限10万円以内の機種であれば、全額補償可能。 | 交換対応 |
盗難 | 最大25,000円まで補償 | 12,900円で交換対応※2 |
補償範囲 | ・破損/損壊/水濡れ全損/故障 ・盗難 ・修理不能となった場合 | ・過失や事故による損傷 ・バッテリー交換 ・盗難/紛失※2 |
補償対象外 | ・バッテリー交換 ・紛失 ・経年劣化による傷 | ・経年劣化による傷 |
補償対象 | 無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末 (Apple製品・Switch・Wi-fiルーターなど) | Apple製品 |
補償端末数 | 3台まで | 1台まで |
加入条件 | 新規取得した日から1年未満 | 購入から30日以内 |
※2|盗難・紛失プラン加入時に該当
アップルケアの代わりとして、考えられる選択肢の1つが、「モバイル保険」です。
モバイル保険は、スマホやタブレット、ノートPC、ワイヤレスイヤホンなど、多くのデバイスに対応した新しい形の保険サービスです。
この保険は、画面割れや全損、水没など、日常生活でよくあるスマホの故障に対して修理費用を年/最大10万円まで補償してくれます。
例えば、iPhone15シリーズでざっくり計算すると、画面のひび割れは42,800円~56,800円の修理費用です。
そのため、年に1回の修理回数であれば、モバイル保険で十分カバーできます。
また、月額700円で、主端末1台・副端末2台登録することができ、アップルケアよりも価格面でハードルが低くエントリーしやすい点が魅力です。
Apple製品の故障や不具合の際に金額が不安という人にとって、精神安定剤としてめちゃくちゃ優秀。
モバイル保険は、アップルケアの高い費用を避けたい人にとっては、良い落としどころとなるでしょう。
本記事のまとめ|アップルケアは本当に必要か?安心を買うためだけなら不要。
本記事のまとめ
- 1年保証とアップルケアは別サービス。
- 1年保証は自然故障のみ対象。
- アップルケアは過失による損傷も対象。
- アップルケアの加入期限は、デバイス購入日から30日以内。
- ケースやフィルムを使用すれば、過失損傷をかなり防げる。
- バッテリーの無償交換は、80%未満必須。
- 掛け捨てのため、年1回画面割れでも起こさないと元が取れない。
- モバイル保険は、コストを抑えつつ代替策になる。
アップルケアの加入することは、非常に簡単です。ですが、コストパフォーマンスを考えると、大半の人には不要だと思います。
Apple製品の品質は高く、私自身も長年使用してきて短期間での故障はほぼ経験していません。
アップルケアが提供するサービスは確かに魅力的ですが、それに見合う価値は微妙に感じない。
自分がどのようにデバイスを使用するのか、何に価値を見い出すのかによって、アップルケアの必要性は大きく変わります。
自分自身のライフスタイルや使用状況をしっかりと考慮し、必要性と費用対効果を評価することが重要です。
筆者は、「アップルケアの必要はなく、モバイル保険で十分」と結論づけましたが、それはあくまで一例です。
皆さんも自分にとって最適な選択をしてください。
「アップルケア 必要か」に関する質問まとめ
アップルケアの加入はどのタイミングで可能ですか?
購入後に30日以内に申し込みが必要です。それ以降の加入は不可となります。
アップルケアに加入しないと、どのような不便がありますか?
1年間の製品保証期間終了後は、修理やサポートが有料となり、費用が高額になる可能性があります。iPhone15ProMaxなら、最大114,800 円の自己負担となります。
アップルケアの料金は一括払いと分割払い、どちらがお得ですか?
一括払いの方が若干お得になります。ただし、分割払いは初期費用を抑えられるため、予算に応じて選択すると良いでしょう。
アップルケアに加入後、キャンセルすることはできますか?
アップルケアは、加入後も一定期間内であればキャンセルが可能です。キャンセルした場合、未使用期間の料金が返金されますが、加入期間中にサービスを利用していた場合は、その費用が差し引かれることがあります。