
- ApplePencilのできることって何?
- ApplePencilの使い方や違いを知りたい。
このような方にオススメできる記事になっています。

- 美大卒
- ゲームIT業界デザイナー(歴8年)
- iPad系Youtube登録者数33,000
- iPadAir5とiPad9を使用
- サブ機:M1MacBookAir
- メイン機:Windows
この記事のポイント
・ApplePencilでできることがわかる。
・ApplePencilの使い方や違いがわかる。
ApplePencilのできること13選

1:指の代わり
ApplePencilのできること1こめは『指の代わり』です。
iPadのタッチ操作は、全てApplePencilで代用可能です。
スワイプ操作はもちろん、ゲームも可能です。
iPadを使う上で、ApplePencilの扱いは『精工な指』という認識で大丈夫です。
指で操作するよりもラクで、より細かい操作ができます。
2:ノートをとる
ApplePencilのできること2こめは『ノートをとる』です。
ApplePencilを使えば、アナログのノートに書いている感覚でノートがとれます。
おすすめはGoodNotes5です。
手書きだけではなく、画像の切り貼りやスタンプもつけることができます。
マーカーなど筆の種類も豊富なので、iPad+ApplePencilは『無限のペンと紙』になります。
3:メモをとる
ApplePencilのできること3こめは『メモをとる』です。
考え方はノートと同じです。
ApplePencilを使えば、瞬時にメモがとれます。
色んなメモアプリがありますが、純正のメモアプリが優秀です。
純正メモとApplePencilには、最速でメモがとれる方法があります。
インスタントメモ
iPadのロック画面時にApplePencilでアップすると瞬時に純正メモが起動します。
クイックメモ
操作画面時に右下から中央にスワイプすると、クイックメモ(純正)が起動します。
クイックメモは指でも起動可能ですが、ApplePencilの方がやりやすいです。
4:スクリーンショット
ApplePencilのできること4こめは『スクリーンショット』です。
ApplePencilで画面左下から中央にスワイプすると、スクリーンショットがとれます。
これが結構便利です。
物理ボタン(電源ボタン+ボリュームボタン)のスクリーンショットよりも起動が速く、そのままマークアップでメモ書きもできます。
読書やWEB閲覧中に、抑えておきたい部分をササっとスクショがとれるのは快適です。
5:注釈いれ
ApplePencilのできること5こめは『注釈いれ』です。
PDF・画像データなど資料を読み込んだ際に、そのまま注釈をいれることができます。
筆者はゲーム業界で働くことが多いのですが、ディレクターがiPadでアプリ・演出をチェックし、そのままスクショをとって注釈をいれていることがあります。
メモ書きと用途はほぼ同じですが、注釈をいれられるのでApplePencilがあると便利です。
また、読書中に気になった箇所をスクリーンショットして、注釈いれすると便利です。
6:手書きのスケジュール帳作成
ApplePencilのできること6こめは『手書きのスケジュール帳作成』です。
iPadには手書き専用のスケジュールアプリ『Planner for iPad』があります。
手描きでスケジュール管理って、時代に逆行してない?
このように思われる方もいるかもですが、手書きのスケジュール帳には一定数の需要があります。
筆者は、純正のスケジュールアプリかGoogleカレンダー派ですが。
手描きのスケジュールアプリは自由度がかなり高いので、その点は良いですよ。
7:スクリブル機能
ApplePencilのできること7こめは『スクリブル』です。
スクリブルとは、手書き文字をテキストに変換してくれる機能です。
例えば、ブラウザの検索窓にApplePencilで文字を書くと、iPad側がテキストに変換してくれます。
操作性がより直感的になります。
また、スクリブルにはテキスト変換以外の機能もあり、テキストに訂正線を引くとその部分が削除されます。
テキスト同士の間に縦線をいれると、スペースが空きます。
このようにiPadとApplePencilならではの、機能を体験できます。
8:WEBのジェスチャー操作
ApplePencilのできること8こめは『WEBのジェスチャー操作』です。
Safariの拡張機能『Svadilfari』というアプリを使用すると、ジェスチャー操作で、タブ操作・リロードなどができるようになります。
これは指でも起動可能なのですが、ApplePencilの方が操作しやすいです。
9:絵を描く
ApplePencilのできること9こめは『絵を描く』です。
ApplePencilは、筆圧感知・傾き感知・パームリジェクションにより、アナログと変わらない感覚と絵を描くことができます。
筆者は美大卒でアナログの絵を描いてきましたが、ApplePencilの再現性にびっくりします。
低遅延で精工なペン先なので、描き心地にストレスを感じることがほぼないです。
デッサン
アプリによりますが、鉛筆ツールを使用すれば、ApplePencilでデッサンの練習ができます。
100%完璧な鉛筆かと言えば違いますが、再現性は75%くらいあります。
傾き感知に限界があるので、ここはしょうがないです。
正直なところ、デッサン未経験者からすれば、気づかないレベルです。
水彩画
AdobeFrescoを使用すれば、水彩画も描くことができます。
こちらも再現性は75%くらいあります。
透明水彩というより、不透明水彩のような質感です。
こちらも、水彩未経験者からすれば、気づかないレベルだと思います。
イラスト
有料アプリProcreateを使用すれば、このようなイラストも描くことができます。
アナログ系の素材の再現性よりも、通常のデジタルイラストなら十分描くことができます。
10:アニメーション作成
ApplePencilのできること10こめは『アニメーション作成』です。
先程述べましたが、ApplePencilは絵を描くことに特化しています。
そのため専用アプリを使えば、アニメーションを作ることができます。
直感的に使用できるFlipaClipというアプリがオススメです。
11:写真・画像加工
ApplePencilのできること11こめは『写真・画像加工』です。
加工アプリがあれば、簡単な編集は指でも可能です。
ただApplePencilがあると、手書き文字を入れることができますし、部分的な細かい編集も可能になります。
例えば、このように背景を切り抜きする際も、ApplePencilを活用すれば精工にできます。
個人的には、PicsartやCanvaというアプリが優秀です。
12:ZOOMのホワイトボード
ApplePencilのできること12こめは『ZOOMのホワイトボード』です。
これは限定的な使い方になりますが、ビデオ通話アプリZOOMにはホワイトボードという機能があります。
このホワイトボードに図や文字等を、描きこむと参加者全員に共有ができます。
イメージを共有したい時とかに、便利な機能です。
オンラインでミーティングしている時に、役立ちます。
13:ゲームアプリで活用
ApplePencilのできること13こめは『ゲームアプリで活用』です。
これも限定的な使い方になりますが、絵しりとりのアプリで活用できます。(この用途は無理矢理すぎたかな笑)
ILLUST CHAINERというアプリのオンラインプレイが結構面白いです。
基本的には、どのゲームアプリもApplePencilでの操作は可能ですが、絵を描くことが1番強いですね。
以上がApplePencilのできること13選になります。
iPadを使うならApplePencilは必須
個人的に思うことですが、iPadを使うならApplePencilは必須です。
iPadにはたくさんの良さはありますが、1番長所を伸ばせるのはApplePencilだからです。
もちろん、iPadは性能が高い上に、画面がきれいなので、動画鑑賞やゲームなどのインプット用途にも最適です。
ただ、ApplePencilを使用したアウトプットは、他のデバイスでは体験できません。
低遅延・アナログの再現性が本当にすごいです。
また、Apple製品同士は同期も早いので、iPhoneと連携すればペーパーレスな生活ができますよ。
ApplePencilの価格は高いですが、『無限の筆と紙』を手に入れられる事を考えると、コスパ良好だと思います。
ApplePencilの使い方

対応機種
対応機種 | |
ApplePencil第2世代 | 12.9インチiPad Pro(第3~6世代) 11インチiPad Pro(第1~4世代) iPad Air(第4~5世代) iPad mini (第6世代) |
ApplePencil第1世代 | iPad(第6~10世代) iPad Air(第3世代) iPad mini(第5世代) 12.9インチiPad Pro(第1~2世代) 10.5インチiPad Pro 9.7インチiPad Pro |
ApplePencil第2世代と第1世代には、それぞれ対応機種があります。
購入する際は、絶対に間違えないように確認しましょう。
ApplePencil第2世代の使い方
充電とペアリング
ApplePencil第2世代は、iPadの側面に張り付けることで、充電とペアリングができます。
ペアリングとは?
ペアリングとは、Bluetooth機器同士をつなぐことです。
つまりは、iPadでApplePencilを使えるようにすることです。
ツール切替・設定
ApplePencil第2世代は、側面のダブルタップでツール切替ができます。
例えば、イラストアプリなら、ペンと消しゴムツールの切替ができます。これは、ApplePencil第1世代にない機能で、より快適にイラストを描くことができます。
iPadの設定を変えれば、切替の詳細設定が可能です。
ApplePencil第1世代の使い方
充電とペアリング
iPadの端子に差し込むことで、充電とペアリングができます。
ApplePencil第1世代は、第2世代のような切替機能はありません。
ちなみに、ApplePencil第1世代の充電は、付属の端子でも可能です。
ApplePencilの注意点

1:iPadのみにしか使えない
ApplePencilはiPadにしか使えません。
市販のスタイラスペンと違い、iPad専用です。
iPhoneにも使うことはできません。
2:価格が高い
価格 | |
ApplePencil第2世代 | 19,880円(税込) |
ApplePencil第1世代 | 14,880円(税込) |
表を見てもらうとわかりますが、ApplePencilは価格は高いです。
iPad本体だけで予算を組むと、値段が跳ね上がるのでご注意ください。
加えて、フィルムやケースも必要になるので、ご注意ください。
3:対応機種がある
対応機種 | |
ApplePencil第2世代 | 12.9インチiPad Pro(第3~6世代) 11インチiPad Pro(第1~4世代) iPad Air(第4~5世代) iPad mini (第6世代) |
ApplePencil第1世代 | iPad(第6~10世代) iPad Air(第3世代) iPad mini(第5世代) 12.9インチiPad Pro(第1~2世代) 10.5インチiPad Pro 9.7インチiPad Pro |
先にも述べましたが、対応機種があるので、ご注意ください。
また、ApplePencil第2世代対応機種は、ApplePencil第1世代は非対応です。
つまり、ApplePencil第1世代対応しているiPadを購入した後に、第2世代対応のiPadを買い直す場合は、ApplePencilごと再購入が必要になります。
4:ペン先は消耗品
ApplePencilのペン先は、消耗品です。
高頻度でイラストを描く方は、すり減ります。
すり減ると金属の先が見え、画面が傷つく原因になります。
そのため、下図のようなペン先と交換する必要があります。
Apple純正のペン先ですと、4個入りで2,420円(税込)とちょっとお高いです。
5:フィルムが必須
ApplePencilで描く際は、前もってiPadにフィルムを貼っておきましょう。
フィルムを貼ることで、画面の傷予防ができます。
特にオススメのフィルムは、ペーパーライクフィルムです。
ペーパーライクフィルムとは、紙のような質感になる少しザラついたフィルムのことです。
表面にザラつきがあることで、ペン先に抵抗が生まれ、まるで紙に描いているような質感が再現されます。
ただ、ペーパーライクフィルムを貼ると画面の色が鈍くなります。ここがデメリットです。
つまり、動画鑑賞やゲームをキレイな画面で見たい方は、オススメできません。
動画鑑賞やゲームをやりつつ、ApplePencilも使用したい方は、着脱式のペーパーライクフィルムもあるので、そちらを検討しても良いと思います。
着脱式ペーパーライクフィルムは手入れが面倒なので、ペーパーライクフィルムを素直に貼ることをオススメしています。
以上5点が、
ApplePencilの注意点です。
ApplePencilと格安スタイラスペンのできることの違い

ApplePencilは高価なのがデメリットなので、サードパーティー製の格安スタイラスペンを検討しますよね。
これらの違いについても解説します。
違いはほとんどない
実はApplePencilと格安スタイラスペンには、違いがほとんどありません。
ApplePencilでできる機能は、格安スタイラスペンでも使うことができます。(スクリーンショット・スクリブル・図形補正・インスタントメモ機能など)
この記事で記載していることのほとんどが、格安スタイラスペンでも再現できます。
では何が違うのかと言うと『描き心地』と『体験』です。
違い1:描き心地
ApplePencilと格安スタイラスペンの違い1つめは、描き心地です。
厳密に言うと筆圧感知の有無です。
ApplePencilには筆圧感知があって、スタイラスペンには筆圧感知がありません。
これが描き心地に大きな違いを生み出します。
格安スタイラスペンは、筆圧感知がないためApplePencilのように動的に抑揚のある線は描けません。
ですので、イラスト制作には不向きになっています。筆記との相性は抜群です。
違い2:体験
スタイラスペン | ApplePencil 第一世代 | ApplePencil 第二世代 | |
ウィジェット表示 | △ | 〇 | 〇 |
ショートカット機能 | △ | × | ツール切替 |
ワイヤレス充電 | △ | × | 〇 |
有線充電 | △ | 〇 | × |
ApplePencilと格安スタイラスペンの違い2つめは、体験です。
充電方法・ウィジェット表示・ショートカット機能などの体験が異なります。
ただ最近の格安スタイラスペンは、進化が著しくワイヤレス充電ができたりするので、かなりApplePencilと近い体験になってきています。
表のスタイラスペンの欄が全て△なのは、製品によって機能にばらつきがあるためです。(一律同じではないということです)
ワイヤレス充電ができる製品もあれば、ショートカット機能がある製品もありますので。
以上が、ApplePencilと格安スタイラスペンの違いになります。
商品リンク
まとめ:ApplePencilのできること13選【使い方や違いも解説】
ApplePencilとiPadの相性は、めちゃくちゃ良いです。
iPadを持っている方、これから購入する予定の方は、ぜひApplePencilを体験してほしいなと思います。
もしも、予算的にApplePencilが難しい方は、スタイラスペンを検討してみてはいかがでしょうか。※1本約3,000円で購入できます。
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