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1年使用談|無印iPadにできないことって何?AirやProにはないメリットを解説!

2022年12月2日

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1年使用|無印iPadにできないことって何?第9世代だけにあってAir5やProにはない良さ
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 無印iPadにできないことって何?
  • iPad第9世代の長期レビューが知りたい
  • iPad第9世代だけの良さが知りたい

このような人にオススメできる記事になっています。

この記事の著者

この記事の信頼性

  • 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
  • iPad系Youtube登録者数40,000人
  • 複数のiPadを使用

無印iPadは、エントリーモデルとして最高なんです。

ですので、このデバイスにしかない良さをアピールできればと思います。

本記事は、「iPadの購入に悩んでいる初心者の人」に向いている内容になっています。

本記事のポイント

  • 無印iPadにできないことがわかる。
  • 無印iPad第9世代だけの良さがわかる。

この記事の内容は動画でも解説してます。(ただただ第9世代をほめる内容です)

無印iPadにできないことって何?

iPad第9世代
悩んでいる人
悩んでいる人

まず、無印iPadって、ProやAirと比較してできないことってあるの?

実はほとんどありません。

確かに、上位機種のiPadのみできる機能は存在します。

ただし、体験に大きい影響を与えるわけでもないんです。

筆者
筆者

iPadは、今までできることは一律同じでした。

ただし、iPad全体の性能が上がりすぎてしまっため、上位機種と下位機種の差が少なくなりました。

その結果、差別化をはかるために上位機種のみできる機能が登場しています。

ですが、この機能は劇的な差を生み出すほどではありません。

どちらかと言えば、チップ(処理速度)による性能差が大きいというのが現状です。

できないこと1|ステージマネージャ

出典:Apple公式

無印iPadのできないこと1つめは、「ステージマネージャ」です。

これは一部デバイスのみ使用できる機能です。

ステージマネージャ

対応デバイスは、iPad Air(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代以降)、11インチiPad Pro(第1世代以降)などが該当します。

ステージマネージャとはiPadOS16から登場した、新しいマルチタスクです。

複数のアプリを重ねて表示することができ、iPadのマルチタスクを快適化する機能です。

スプリットビュー

ただし、現状の体験としては、従来の機能(スプリットビュー・スライドオーバー)でも問題はなく、絶対必要な機能と言えるほどではありません。

できないこと2|ApplePencil第2世代が使用できない

無印iPadのできないこと2つめは、「ApplePencil第2世代の使用」です。

無印iPadは、第9世代・第10世代ともにApplePencil第1世代に対応しています。

iPad第10世代外観 ApplePencil第1世代対応

そのため、ダブルタップでのツール切替やワイヤレス充電は不可になります。

ApplePencil第2世代ワイヤレス充電
ApplePencil第2世代ダブルタップツール切替

加えて、最新のiPadProのみ「ApplePencilが最大12mm浮かせても反応するホバー機能」が搭載されています。

出典:Apple公式

できないこと3|高負荷なクリエイティブ

iPad第9世代できないこと高負荷なクリエイティブ作業

無印iPadのできないこと3つめは、「高負荷なクリエイティブ」です。

無印iPad(第9世代・第10世代)の性能は、それなり高いです。

日常的に使う分はもちろん、軽いイラストや動画編集なら遅延もなくサクサク動きます。

ただ、プロの人が高解像度イラストを描いたり、動画編集をした場合、負荷に耐えらず遅延が発生します。

できないこと4|快適な外部接続

無印iPadのできないこと4つめは、「快適な外部接続」です。

これは無印iPad第9世代のみ該当します。

現行リリースされている中で、第9世代だけLightning端子です。

そのため、外部モニターやストレージへの接続が非常に面倒。

専用のアダプタで変換すればできないこともないのですが、電力が足りず送電しながら接続しないといけません。

iPad第9世代できないこと外部デバイスに快適に接続

外部ストレージなどは、相性により無印iPad側が認識しないこともあります。

できないこと5|フルラミネーションディスプレイ

iPad第9世代はフルラミネーションディスプレイ非対応

無印iPadのできないこと5つめは、「フルラミネーションディスプレイ」です。

無印iPadは、フルラミネーションディスプレイ非対応です。

そのため、画面1枚の厚みを感じます。

例えば、ペンで描いた際に、ペン先と描画先の位置が微妙にズレます。

できないこと6|両側スピーカー非対応

iPad第9世代 2スピーカー端子側

無印iPadのできないこと6つめは、「両側スピーカー」です。

iPad第9世代は、2スピーカーオーディオですが、片側のみになります。

iPadの下面

端子側にしかスピーカーが付いていないため、動画鑑賞やゲーム時にどうしても違和感を覚えます。

iPad第9世代と第10世代の違い11:スピーカー
左:第9世代 右:第10世代

ただし、第10世代は、両側スピーカーに対応しています。

できないこと7|120Hzのリフレッシュレート

無印iPadのできないこと7つめは、「120Hzのリフレッシュレート」です。

iPadPro以外の機種は、60Hzとなっています。

例えば、パラパラ漫画がわかりやすいですね。iPadProは、1秒間120枚の紙がめくられるイメージで、Pro以外は1秒間60枚になっています。

そのため、Proの方が、滑らかな描画体験やゲーム体験が可能です。

できないこと8|デバイス買い替え時の周辺機器の継続利用

無印iPadのできないこと8つめは、「デバイス買い替え時の周辺機器の継続利用」です。

例えば、第9世代からiPadAir5に買い替えた場合、USB-C端子・ApplePencil第2世代になるため、周辺機器やApplePencilの買い直しが必要になります。

つまり、せっかく買った周辺機器の継続利用が、できなくなる可能性があります。

長期的なことを考えると、ここが結構悩むポイントかなっと思います。

先行投資でAir5などの高いモデルを購入するか、一旦第9世代で試してみて、必要であれば第9世代を売却して、買い替えるみたいな方法もあります。

Apple製品は、リセールバリューも高い傾向がありますからね。

以上が、無印iPadでできないことになります。

無印iPadのできないこと

  • ステージマネージャによるマルチタスク。
  • ApplePencil第2世代。
  • ApplePencilのホバー機能。
  • 高解像度イラストや長尺4Kの動画編集。
  • 接続デバイスが制限される。(第9世代のみ)
  • フルラミネーションディスプレイ。
  • 両側スピーカー非対応。(第9世代のみ)
  • 120Hzのリフレッシュレート。
  • デバイス買い替え時の周辺機器の継続利用。

「無印iPad第9世代」だけにあってAirやProにはない良さ

iPadに買ったら必要なもの|初心者おすすめセット9選【アクセサリー/周辺機器/グッズ】
筆者
筆者

では、iPad第9世代だけにあって、AirやProにはない良さについてお話していきます。

① 価格が安い

 価格
iPadPro12.9¥172,800(税込)~
iPadPro11¥124,800(税込)~
iPadAir5¥92,800(税込)~
iPadmini6¥78,800(税込)~
iPad10¥68,800(税込)~
iPad9¥49,800(税込)~

まず「他機種と比較すると価格が安い」です。

表を見てもらうとわかると思いますが、第9世代は安さに振り切ったモデルです。

iPadPro 12.9インチと比較すると約1/3、Airと比較すると約半分くらいの価格になっています。

過去の話を持ち出すのはあまり良くないですが、一時はこのモデル39,800円だったんですよ。

さらに言えば、第8世代は32GB/35,800円で、常に安さを追求してきたモデルです。

今は為替の影響で価格が高くなってしまいましたが、それでも価格が群をぬいて安い点は、第9世代ならではの良さになります。

iPadとか高価なデバイスを買うときって金銭感覚がマヒしまい、アクセサリー類とかが安く感じてしまいます。

つい財布のひもがゆるみがちになりますよね。

しかも、iPadはデバイスだけではなくフィルムとかケースも必要になってくるので、トータルコストって気づくと高くなってしまいます。

第9世代ならアクセサリー類を追加購入しても、価格を抑えやすいです。

② できないことがほぼ無い

第9世代は、ただ安いだけではありません。

「第9世代でできることは、他の機種とほぼ同じ」です。

iPadは「Proだからとか」「Airだから」といった、機種によっての機能差はほとんどありません。

大半のことは再現可能で、Apple製品同士の連携はもちろん、使えないアプリとかもありません。(古い機種は除く)

先述しましたが、「ステージマネージャ」や「ApplePencilによるホバー機能」は、一部高性能機種のみ可能になります。

それ以外は、一律同じなんですよ。

ですので、上位機種との大きな違いは、快適性や処理速度です。

では、「iPad第9世代の快適性が低いのか??」というとそんなことはありません。

ApplePencilの書き心地は非常に滑らかで、メモ書きやイラストもサクサク描けます。

iPad第9世代メモ書き
iPad第9世代 イラスト

ただし、ApplePencil第2世代非対応のため、ワイヤレス充電ができたり、ツール切替はできません。

そのため、ApplePencil第2世代対応機種と比較すれば、たしかに快適性は低いです。

その他にも、ベゼルがあるため画面サイズも小さいです。

けれど、慣れでどうにでもなります。

筆者も過去は、小さい板タブとあまり処理の早くないPCで、イラストとかアニメーションを作ってきました。ただし、慣れである程度はどうにでもなりました。

iPad第9世代 アニメーション

こういった話をすると、厳しい意見や批判などもあるかとは思いますが、人それぞれだと思います。

ですので、まず1度店頭で体験してみてください。

表や数値ではわからない体験がそこにはあります。

③ 性能もほどよく良い

悩んでいる人
悩んでいる人

第9世代の快適性はそこそこ良いとしても、下位機種だから性能低すぎるんじゃない?

と思うかもしれませんが「第9世代は、性能もほどよく良い」です。

たしかに、M2・M1チップと比較すれば、数値上の性能差は半分です。

ただ、ネットサーフィン・ノート・動画鑑賞などのクリエイティブ領域以外の用途に使う分には、差はそこまで感じません。

すごいせっかちな人であったり、フレーム単位でこだわる人でなければ、基本は問題ないです。

筆者はゲーム・IT業界のデザイナーのため、グラフィックツールでデザインやイラストを描いたりもするのですが、無印iPadは本当にすごいと思っています。

我が家には、大型のWacomの液タブもあるのですが、線を描いた時の遅延のなさは、第9世代+ApplePencil第1世代に軍配が上がります。

それくらい低遅延です。

どんな用途に使用しても、ある程度の快適性が保証されています。

iPad第9世代できないこと高負荷なクリエイティブ作業

中解像度のイラストを編集して検証したのですが、第9世代でもラグは起きますが編集可能でした。

もちろん限度はあります。

例えば、4K動画編集で様々な動画や効果を重ねたり、原神のようなハイエンドゲームを高画質にすれば、処理落ちします。たまに、アプリクラッシュも起きるんです。

iPad第9世代 原神
iPad第9世代 高解像度イラスト

解像度高くレイヤー数も多いのイラストを編集すれば、完全にフリーズしました。

そこまでiPadに求める人は、AirやProを狙うべきですね。

④ 初めてiPadを使う人にすごく良い

ある程度の性能が保証されている第9世代は、「初めてiPadを使う人にすごく良い」ですよ。

ポイント

  • 初めてタブレットを購入する人
  • 初心者だけどiPadでイラスト/動画編集に挑戦してみたい
  • ノートに使用したい人

少しでも生活を快適にしたいという人には、すごくピッタリです。

iPad mini・Air・Proを否定しているわけではなく、「負荷の大きい作業をしたい!」っという具体的な目的がない限り、第9世代で問題ないということです。

⑤ 使いやすいクラシックなデザイン

悩んでいる人
悩んでいる人

いやーけど、最新型のiPadの方がデザインがオシャレで良いよね。

って思うかもしれませんが、第9世代は「使いやすいクラシックなデザイン」になっています。

第9世代は、ホームボタンが搭載されたデバイスです。

iPad第9世代 ホームボタン

これが意外と押しやすくて、AirなどのトップボタンTouchIDよりも、直感的で押しやすいと思っています。

決してトップボタンTouchIDを、否定しているわけではありません。

ただし、トップボタンは、ケースを付けた際にボタンの凹凸が少ないので、押しづらくなりがちです。

トップボタン Touch ID ケースによって押しづらくなる

例えば、ケースがちょっとズレていたりすると指にぶつかったりして、認識されづらくなります。

トップボタン Touch ID ケースがずれると押しづらい

最新型は洗練されたデザインになっていますが、逆に第9世代はホームボタンがある分、認証も一発でいけるんですよね。

(何かあったときも、ホームボタン押しておけば何とかなる笑)

また、ベゼルのある一見クラシックなデザインですが、ベゼルが指置きとして丁度良い。

iPad第9世代 ベゼルが便利

外出先とかでiPadをとっさに持った時に、間違ってチャットの誤送信したり、誤タップなど、意図しない操作も置きづらいです。

iPad第9世代 イヤホンジャック

さらに、第9世代は唯一のイヤホンジャックが装備されているiPadです。

音が切れたり音の遅延が絶対嫌という人は、有線のイヤホンもつけることができます。

Youtubeチャンネルで「有線接続できることでゲームに活きる」というコメントを結構いただくことがあります。

一見デメリットになっているクラシックなデザインには、第9世代なりの良さが含まれています。

無印iPad第9世代の良さ

  • 価格が安い
  • 下位機種でもできることは他の機種とほぼ同じ
  • 性能・快適性も程よく良い
  • 初めて使う人との相性が良い
  • 実は使いやすいクラシックなデザイン

上記のような点が、無印iPad第9世代だけにある良さです。

つまりは、コスパ最強ということ。

無印iPadでも第9世代と第10世代は全く違う機種

左:第9世代 右:第10世代
左:第9世代 右:第10世代

現行リリースされている無印iPadは、第9世代と第10世代の2種類あります。

ただ、これらは全く違うタイプの機種になります。

一言で言えば「第9世代は万人向け」「第10世代はコアターゲット向け」です。

似たようなデバイス名ですが、フロントカメラの位置・価格・ApplePencilの仕様面で第10世代はクセのあるデバイスになっています。

もしも検討している場合は、下記記事から違いをご確認ください。

本記事まとめ|無印iPadにできないことはほとんどない。エントリーモデルとして最適なデバイスです。

無印iPad第9世代 第10世代

無印iPadのできないこと

  • ステージマネージャによるマルチタスク。
  • ApplePencil第2世代。
  • ApplePencilのホバー機能。
  • 高解像度イラストや長尺4Kの動画編集。
  • 接続デバイスが制限される。(第9世代のみ)
  • フルラミネーションディスプレイ。
  • 両側スピーカー非対応。(第9世代のみ)
  • 120Hzのリフレッシュレート。
  • デバイス買い替え時の周辺機器の継続利用。
無印iPad第9世代
良さ〇
無印iPad第9世代
弱点×
  • 価格が安い。
  • できることは上位機種とほぼ同じ。
  • 性能・快適性も程よく良い。
  • 初めて使う人との相性が良い。
  • 実は使いやすいクラシックなデザイン。
  • フルラミネーションディスプレイ非対応。
  • Lightning端子。
  • ApplePencil第1世代対応。
  • 買い替え時に追加コストがかかるかも。

本来は性能を数値化して解説した方が良いと思ったのですが、初心者の方にとっては直感的ではないかなっと思い、1年使用した感想を踏まえつつ解説しました。

自分もiPadを初めて買う時は、めちゃくちゃ悩んでしまったんですよ。

ただ、今となってみれば、「早く買って、色々体験する時間に費やした方が人生豊かになるな」と感じますね。

悩んでいる時間が、機会損失になるからです。

iPad第9世代 PCライクに使う

話が少し逸れますが、iPadを使った時にPCとの棲み分けがすごく難しかったです。

iPadの方が、ファイル管理の操作がイマイチに感じてしまって、中々うまく使いこなせませんでした。

ただ、無理に全部の機能を使おうとせずに、自分に必要な機能だけを使ったことで、様々な体験が変わりました。

無印iPadでもラフとかイラストがすごい簡単に描けますし、メモとかチャットとかテキストベースの作業にも最適です。

PC起動が面倒だと感じる時も、軽くてサクッと瞬間的に起動できるのも非常に良い。

最近では、契約時の議事録とか、カフェでブログ書いたり、お店選びとかにも使っています。

ノートPC代わりに外出先持っていくことも多くなりました。

ぜひ、無印iPadを検討してみてください。

他機種の詳細が知りたい人は、以下記事からご確認ください。

「無印 iPad できないこと」に関する質問まとめ

無印iPadでFace IDは利用できますか?

無印iPadはFace IDには対応しておらず、デバイスのロック解除や認証には Touch ID(指紋認証)を使用します。

無印iPadで高性能ゲームのプレイは快適ですか?

無印iPadは、日常的な使用や基本的なゲームには十分な性能を持っています。しかし、最新のハイエンドゲームでは、グラフィック設定を下げる必要があります。

無印iPadでのイラスト制作は、どの程度できますか?

無印iPadは、Apple Pencil(第1世代)をサポートしており、趣味の範囲では問題ありません。

下図は、筆者が無印iPadで描いた絵です。

iPad お絵描き作品2

無印iPadは、64GBモデルで足りますか?

使用する用途によりますが、不安なら大きいストレージを選択しましょう。

iPadには、システムやOSのデータが必要なため、自由に使用できるのは50GB程度となります。

この点はご注意ください。

無印iPad第9世代とAir第4世代どっちが良いでしょうか?

予算があるなら、Air第4世代がおすすめです。

Air第4世代は、「フルラミネーションディスプレイ対応、ApplePencil第2世代対応」のため、隙の無いデバイスとなっています。

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