広告 iPad イラスト・お絵描き

美大卒デザイナー談|イラスト・絵を描くならiPadminiはどうなのか?

2023年6月29日

当ページのリンクには広告が含まれています。

美大卒デザイナー談|絵を描くならiPadminiはどうなのか?
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 絵を描くためにiPadを検討しているけど、miniを選んで大丈夫なの?

このような人にオススメできる記事になっています。

この記事の著者

この記事の信頼性

  • 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
  • iPad系Youtube登録者数40,000人
  • 複数のiPadを使用

本記事のポイント

  • iPadminiが、イラスト・絵を描くことに向いているかわかる。

iPadminiは、イラスト・絵を描くことに向いているのか?

結論、自身がiPadminiを「どのような使い方をするのか」「どのようなタッチの絵を描くのか」で変わります

  • ラクガキ程度の絵を描く。
  • 厚塗りをしつつ、線画に精密性を求める。
  • 絵を描くことにしかiPadを使わない。
  • 外出先で絵を描く。
  • 絵は軽く描く程度で、読書や映像を見ることにガッツリ使う。

上記のように、状況または絵柄によって変わるからです。

例えば、精細性を追求する人にとっては、より大きなディスプレイを持つiPad Air・Proの方が適しています。

一方、「スケッチ・軽いイラスト」や「外出先で絵を描くことが多い人」にとっては、iPadminiの軽量でコンパクトなデザインは非常に魅力的です。

いつでもどこでも創作活動を行うことができますからね。

また、最新のiPadminiは、ApplePencil第2世代に対応していることもあり、絵を描くことの体験が従来より快適になっております。

ただし、絵を描くことを前提でiPadを選び考えたときは、基本的には画面の大きいモデルをおすすめします。

画面が大きい方が色々と都合が良いからです。

詳細につきましては、本編にて解説しております。

おすすめな人
おすすめできない人
  • ラフ/メモに使う人
  • 外出先でお絵描きする人
  • 絵を描くことよりも、エンタメなどのインプットに使う人
  • 素早くアイディアを形にしたい人
  • 軽いイラストに使う人
  • 定位置でお絵描きする人
  • より精密な絵を描きたい人
  • 長時間絵を描く人
  • 絵を描くことを最も重視している人

iPadmini第6世代の特徴

  • A15チップ搭載
  • メモリ4GB
  • ApplePencil第2世代対応
  • USB-C端子
  • センターフレーム対応
  • カラバリ4色展開
  • 5G対応
  • 293 gで軽量型

iPadminiでイラスト・絵を描くデメリット3選

筆者
筆者

では、iPadminiで絵を描くデメリットについて解説します。

デメリット

  • 画面サイズが小さい
  • 長時間作業に向かない
  • 価格が高い

デメリット1:画面サイズが小さい

iPadmini6で絵を描く デメリット1:画面サイズが小さい

iPadminiのデメリット1つめは、「画面サイズが小さい点」です。

iPadminiは最新機種の第6世代でも8.3インチと、一般的な画用紙や大型タブレットと比較すると小さめです。

このサイズ感が、イラスト制作における弊害となる場面があります。

まず、細かい描写が難しい。

iPadminiの小さな画面で精密な絵を描くには、頻繁に拡大・縮小の操作が必要となります。

その結果、作業効率が低下し、お絵描きの流れを妨げる要因となることがあるんです。

特に大きなサイズのイラストを描く場合、iPadminiでは全画面表示してもやはり小さく感じます。

iPadmini6で絵を描く

また、お絵描きアプリには、必ずインターフェース(ボタン類)が存在します。

そのため、8.3インチ画面全体が描画エリアになるというわけではありません。

インターフェース(ボタン類)の占有率が高いアプリを使用すれば、それに比例して描画スペースが減ります。

iPadmini6で絵を描く デメリット1:画面サイズが小さい

マルチタスクをしながら絵を描きたい人は、更に範囲が狭まるでしょう。

つまり、細部にまでこだわりたいクリエイターにとっては、ストレスを感じやすい画面サイズになっていることがデメリットです。

デメリット2:長時間作業に向かない

iPadminiのデメリット2つめは、「長時間作業に向かない点」です。

iPadminiで長時間絵を描くと、小さい画面を凝視することによる目の負担が大きくなります。

また、大きめのスタンドに立てかけて絵を描かないと、首・肩への負担もプラスするんです。

イラスト作業では、繊細な動きが求められます。そのため、長時間にわたると疲労感が貯まりやすく、集中力が途切れるでしょう。

デメリット3:価格が高い

 価格
iPadmini本体78,800円(税込)~
ApplePencil第2世代19,880円(税込)
フィルム・ケース3,000円想定
トータル約102,000円

iPadminiのデメリット3つめは、「価格が高い点」です。

iPadminiの価格は、64GBモデルで78,800円(税込)。機能性とブランド価値を考慮に入れると、妥当な範囲と言えるかもしれません。

しかし、イラスト制作のためのデバイスと考えると、他の選択肢(ペンタブレット)と比較しても価格が高いです。

また、iPadminiで絵を描くためには、本体だけではなく周辺機器が必要になります。

Apple Pencilやフィルム・ケースなど購入すれば、総費用はさらに上がるでしょう。

イラスト制作が本職であれば価値を見いだせますが、趣味や学習用途に使うのであれば、今一度目的を明確にしましょう。

「iPadが本当に必要なものなのか」を考え直すことをおすすめします。

iPadminiでイラスト・絵を描くメリット2選

筆者
筆者

つぎに、iPadminiで絵を描くメリットについて解説します。

メリット

  • 手軽に描けてコンパクト
  • 高性能なチップ搭載

メリット1:手軽に描けてコンパクト

iPadmini6で絵を描く メリット1:手軽に描けてコンパクト

iPadminiのメリット1つめは、「手軽に描けてコンパクトな点」です。

283gの軽量な筐体は、外出先でのスケッチや移動中の作業など、様々なシチュエーションでの作業を快適にします。

場所を選ばずに作業が可能なため、制作の自由度が高まります。

そのため、アイデアを直ちにビジュアル化したい人や、さまざまな環境で制作を行いたい人にとって、価値ある選択です。

また、絵を描く以外の用途との相性も良く、読書などのインプット用途には快適に使うことができます。

メリット2:高性能なチップ搭載

iPadminiのメリット2つめは、「高性能なチップを搭載している点」です。

iPadminiは、A15Bionicチップを搭載しており、メモリは4GBです。

タブレット機器において、チップの性能は非常に重要な要素になります。

A15Bionicは、iPhone 13や14にも使用されている、非常に優秀なチップです。

高解像度のイラストや、相当数のレイヤーを使用しない限り、処理落ちを感じることはありません。そのため、大半の人にとって満足できる性能になっています。

また、チップだけではなく、iPadminiのディスプレイは、色彩の再現性が非常に高く、広範な色域をカバーしています。

これにより、細かな色調整や微妙なグラデーションも正確に表現することが可能です。

iPadminiは、イラスト・絵を描くよりもコンテンツ消費に向いている

iPadminiは絵を描くよりもコンテンツ消費に向いている

iPadminiの最大の魅力は、やはり軽さと持ち運びの便利さです。

その特性上、イラストなどのアウトプットよりも、読書・ゲームなどのコンテンツ消費に向いています。

移動中や寝る前、ちょっとした空き時間など、場所や時間を選ばずに手軽に使うことができます。

長時間の読書や映像視聴でも、その軽さとコンパクトさが手や腕への負担を軽減し、ストレスフリーです。

iPadmini第6世代 女性が原神をプレイ

また、高解像度のRetinaディスプレイは、本や雑誌の閲覧はもちろん、映画やドラマ、ゲームなどのコンテンツを、鮮明で美しいビジュアルで楽しむことができます。

雑誌・映画やドラマなどサブスクと契約すれば、iPadmini一台で無数のコンテンツを楽しむことが可能です。

iPadminiは、iPhoneに近い画面サイズ感であるがゆえ、イラストを描くよりもコンテンツ消費との相性が非常に優れています。

しかし、絵を描くことに全く向かないというわけではありません。

ApplePencil第2世代の描き心地は、非常に優秀で低遅延のため、まるで紙とペンで描いているように感じるでしょう。

画面サイズがネックとなりますが、「軽力型の方が積極的に絵を描く人」もいます。

絵柄やスキルレベルによっても感じ方が異なるでしょう。

重要なのは自身のニーズに最も適したツールを選ぶことです。絵を描くことを第一に考えている人は、下記記事をご覧ください。

iPadminiでイラスト・絵を描くためのおすすめ周辺機器

ApplePencil第2世代

最新のiPadminiはApplePencil第2世代に対応しています。ApplePencilは筆圧検知・傾き検知が非常に優れており、描き心地は最高に良いです。

ペーパーライクフィルム

絵を描くのであれば、ペーパーライクフィルムを貼ることをおすすめしています。ペーパーライクフィルムとは、ザラザラした質感のフィルムのこと。ApplePencilと組み合わせることで、紙の上でペンを滑らせる時のような独特の摩擦感を得ることができます。

ケース

iPadminiは持ち歩くことが非常に優れています。そのため、筐体の保護はしっかりしておいて損はありません。

スタンド

iPadで絵を描く場合、スタンドがあると安定して筆圧をかけることができます。また、きちんとした高さを出すことで、首・肩の疲労を軽減することが可能です。

本記事のまとめ|iPadminiはイラスト・絵を描くよりもインプット用途向き

おすすめな人
おすすめできない人
  • ラフ/メモに使う人
  • 外出先でお絵描きする人
  • 絵を描くことよりも、エンタメなどのインプットに使う人
  • 素早くアイディアを形にしたい人
  • 軽いイラストに使う人
  • 定位置でお絵描きする人
  • より精密な絵を描きたい人
  • 長時間絵を描く人
  • 絵を描くことを最も重視している人

iPadmini第6世代の特徴

  • A15チップ搭載
  • メモリ4GB
  • ApplePencil第2世代対応
  • USB-C端子
  • センターフレーム対応
  • カラバリ4色展開
  • 5G対応
  • 293 gで軽量型
iPadmini6で
絵を描くメリット
iPadmini6で
絵を描くデメリット
  • 手軽に描けてコンパクト
  • 高性能なチップ搭載
  • 画面サイズが小さい
  • 長時間作業に向かない
  • 価格が高い

iPadminiは、絵を描くということを一点に考えたときに、あまりおすすめできる機種ではありません。

一部の方々にとっては、画面サイズが小さすぎてiPadの良さを感じにくい、またはペンを使う描画スペースが足りないと感じることもあります。

ただし、軽量型で携帯性が高いため、インプット主軸で使いながらイラストも時々描く人には非常に相性が良いモデルとなっております。

性能は間違いないので、今購入に悩んでいる人も、自分のニーズに合致しているなら購入しても問題ないです

「iPadmini イラスト・お絵かき」に関する質問まとめ

iPadminiは絵を描くことに向いているの?

画面サイズが小さいため、そこまで向いていません。

絵を描くことを重視した場合、最低でも10.2inch以上は必要だと思います。

ただし、iPadminiで描けないというわけではなく、軽量型ならではの良さがあるため、自身が何を優先するのかを明確にしてから、モデル選びをしましょう。

Apple Pencilは必須ですか、それとも他のスタイラスペンでも大丈夫ですか?

絵を描くならApplePencilが良いです。

理由として、筆圧検知機能があるからです。スタイラスペンでは抑揚のある線を描くことができず、表現力が劣ります。

ペーパーライクフィルムを使用すると、描き心地はどのように変わりますか?

その名の通り、紙と鉛筆の描き心地になります。

ガラスフィルムの場合は、ガラスにマジックで描くようなツルツルした質感になります。

どちらにせよ、画面の傷予防のためにフィルムを貼ることをおすすめします。

-iPad, イラスト・お絵描き