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【業界7年目談】ゲーム業界がしんどいから辞めたい | 他業種への転職はこれを意識すれば大丈夫

2022年3月8日

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悩んでいる人
悩んでいる人
  • ゲーム業界から他業種へ転職したい。
  • ゲーム業界の経験を活かせる転職先を知りたい。
  • ソシャゲ業界がしんどい。辞めたいけど今後が不安。

このような人にオススメできる記事になっています。

この記事の著者

この記事の信頼性

  • 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
  • 4~5社経験 2D/UIデザイナー
  • ブラック企業の経験あり

新卒時にゲーム業界を目指し全敗。そこから挫折を経て、新卒採用されたWeb系企業を1年で辞め、ゲーム業界に入りました。ゲーム業界の面接は計100件近く経験。
社員・派遣・フリーランスの方から、それなりに転職情報を聞いております。信憑性のある情報をお伝えできるかと思います。

「ゲーム業界を辞めたい、けど他業種で通用するか心配」

このような悩みを抱えていませんか?

本記事では、「ゲーム業界から転職する際の注意点」や「転職のノウハウ」を解説しています。

筆者自身、ゲーム業界(ソシャゲ業界)を中心に、IT・WEB、パチンコ、映像制作会社の10社ほど(出向/アルバイトを含む)の勤務経験があります。

このような経歴なので、ゲーム業界がしんどい理由もわかりますし、他業界と比較した情報もお伝えできると思います。

基本的には、ゲーム業界で得たスキルは、他業界で活かせます。しかし、無策に転職すると路頭に迷うことになりますので、ご注意ください。

本記事のポイント

  • ゲーム業界と親和性の高い業界がわかる。
  • ゲーム業界からの転職事情がわかる。
  • ゲーム業界から他業種へ転職した際のメリット・デメリットがわかる。

ゲーム業界からの他業種への転職は大丈夫?

ゲーム業界から他業種への転職は、それほど難しくはないです。

ただし、経験やスキルに左右されます。

筆者の知る限りでは、ゲーム業界から転職し、失敗してしまったという例は少ないです。

ですので、あまり不安を持ちすぎないようにしましょう。

心の中で「ゲーム業界辞めたい、他業種へ行きたい!」と思い始めているなら、行動してみてはいかがでしょうか。

転職"活動"するだけなら費用がかからず、時間と労力を投資するだけで新しいキャリアが見つかる可能性があるからです。

デメリットが無いですよね?なんなら転職"活動"は、コスパ良好です。

無料で年収を増やすチャンスが得られると同時に、労働環境の改善も見込めるからです。

人生一度切りですし、自分の幸福を第一に考えましょう。

ただし、前述したように、無策に転職活動すると路頭に迷うことになりますので、ご注意ください。

職歴が浅い人でも転職活動には価値がある

ゲーム業界での就業経験が少ない場合、注意が必要です。

たとえば、ゲーム業界内では転職率が高いため、短期離職でも大目に見てもらえることが多いんですよ。

しかし、他業種の場合、少し厳しくなるでしょう。

具体的な業務経験や転職の理由によりますが、短期離職は「すぐ辞める」「忍耐力の無い」などのレッテルを貼られます。

その場合、面接まで行けず、書類選考の段階で落とされる可能性が高まります。

企業側は、長く勤めてくれる人材を求めているからです。

ただし、経験が浅くても、挑戦する分にはノーリスクなので、チャレンジする価値は十分にあります。

今の職場を辞めなければ、転職活動はリスクフリー

また、職歴が浅い人でも、受け入れる求人は存在しますからね。特に20代の需要は高く、未経験職でも受け入れてもらえるでしょう。

ブラック企業からは即転職しましょう

もしも今勤めているゲーム会社がブラック企業ならば、今すぐ転職を考えてみるべきです。

どの業界にも言えることですが、ブラック企業は未だに存在しています。

ゲーム開発においては、バグ処理という特殊な性質から、納期間近には長時間労働になることが避けられないこともあります。

しかし、長時間労働が日常的になるのは、意味がわかりません。

筆者自身、ゲーム業界で出向も含めて6つの会社で働いた経験がありますが、「やる気の搾取」が目立つことがしばしばありました。(特にソシャゲ業界に見られる傾向でした。)

全てのゲーム企業が、そうであるわけではありません。

ホワイト企業と呼ばれるような、働きやすい環境の企業も確かに存在します。

ただ、ゲームが好きで情熱を持って働いていた人たちが、献身的に尽くしているのに、使い捨てている光景を何度も目の当たりにしたんですよ。

(中には、パワハラでメンタルを病んでしまい、復帰不能になってしまった人もいました。これは数年前の話ですが、現在でも同様のことが起きている可能性があるのです。)

筆者自身も同じように、経験が浅いうちに無理をして身体を壊し、かなり尾を引きました。

そのような事態を防ぐためにも、自分自身の身体と心の健康を最優先にするべきです。

おすすめの転職サービス

①Geekly(ギークリー) 転職エージェント
IT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェント。実際に利用しましたが、アドバイザー・求人の質が良い。

②doda 転職エージェント
最大手エージェントの1つ。トータルの求人数は10万超え。
特化したアドバイザーチームもあり、対応も非常に丁寧。選択肢を増やすために必須。

③Green 転職サイト
ゲーム・IT/WEB業界特化型の転職サイト。
大手人気企業から中小企業まで幅広く掲載しています。

④ASSIGN自己分析×スカウト
自己分析に特化したアプリ。3分で業界・職種を紹介してくれます。強みがチャート化され、転職後の予想年収も非常に見やすい。

ゲーム業界から他業種へ転職|しんどい・辞めたいと感じる理由6選

筆者
筆者

では、ゲーム業界がしんどい・転職理由についてお話します。

ゲーム業界は、人材の流動性が高い業界です。仲の良い社員同士ならば、「いつ辞めます?」と気軽に話すくらいなんですよ。

① 長時間労働・休日出勤が多いから

長時間労働/休日出勤

  • 仕事を詰め込まれて残業。
  • 同調圧力の残業。
  • 上司のせいで意味のない残業。
  • 人手不足で休日出勤。

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の1つめは、「長時間労働や休日出勤」によるプライベートの損失です。

平均値をだして、それより多ければ微妙とする

クライアントが契約外の要求をしれっと詰め込んでくることや、ディレクターのワガママによる業務増幅…。

「これはさすがに無理だろう…」と思うような経験をした人も少なくないでしょう。

軽いおしゃべり程度に無茶振りされると「どれだけ大変か知ってるのかな?」と思わずため息をついてしまうこともあります。

その結果、ゲーム業界は長時間労働になりがちです。

そのため、ハードワークに不快感を感じ、転職を考える人は実際に多いです。プライベートを大事にするのは、それは誰もが求める当然の権利ですからね。

ゲーム業界は、ブラック企業は現状しているものの、まだまだ存在します。

筆者は出向することが多く、色んな同業者からのお話を聞きますが、業界全体の約半分の企業がまだブラック企業的な側面を持っているというのが現状です。

ただし、長時間労働や休日出勤という問題は、ゲーム業界外に転職しなくても解消できます。

筆者自身も、過去に別のゲーム会社に転職したことで、月80時間以上だった残業を10時間程度まで削減することができました。

② ソシャゲ業界の待遇が微妙だから

待遇が悪い

  • 給与が低い。
  • 残業代が全然でない。
  • 賞与が出ない。
  • 各種手当が乏しい。

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の2つめは、「待遇が悪い点」です。

特にゲーム業界では、スキルと給与が比例していないと感じる人が多いです。

例えば、プログラマーやフリーランスの人たちは、独立して働くことで収入を倍増させることができる場合もあります。

しかし、企業に所属していると、会社がマージンを取ってしまうことから給与が抑制されてしまうのです。

「ハードな労働なのに、それに見合う給与が得られない」という不満を持つ人は、ゲーム業界には少なくありません。

賞与の支給額が圧倒的に少ない、もしくは賞与がない。給与は一般的な水準なのに、40時間以上の時間外労働をしなければ残業代がでないなど。

ゲーム業界で待遇を向上させるには、外資系のゲーム会社に転職するしかないと感じる人も多いでしょう。

労働者にとって不利な条件が多い印象ですね。

③ 希望するゲームを作れないから

希望するゲームを作れない

  • ゲームを理解していない人に決定権がある。
  • 売れてるゲームの真似ばかり作らされる。
  • 良い案が通らない。

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の3つめは、「希望するゲームを作れない点」です。

「自分の理想とするゲームを作りたい」と夢を膨らませて、ゲーム業界に転職した方も少なくありません。

しかし、自分好みのゲームを作ることは、かなり難しいです。

企業側は利益に直結することだけを重視するからです。(商業活動としては当然のことです。)

だからといって、ゲームに対する理解が欠けている人々が決定権を持つことで、利益中心のクオリティの低いゲームが生み出されてしまうのも事実。

特によくあるケースとしては、成功しているゲームを単純にコピーしようとする上層部がいます。

しかし、成功したゲームの背後には、ゲームの仕組みだけでなく、マーケティング戦略やバックストーリー、シナリオなど、多様な要素が絡み合っています。

これらの要素を無視した状態でコピーすれば、成功しないことがほとんどです。(たとえば、FGOと同じ形式のゲームめちゃくちゃありましたが、ことごとく消滅しています。)

「自分の理想とするゲームを作りたい」と考えている人は、小規模なパブリッシャーに目を向けることがおすすめです。

なぜなら、小規模なパブリッシャーでは裁量権が大きく、自身の意見が通りやすいからです。

自分の好きなゲームが作れない現状に苦しんでいる方は、このような企業を視野に入れてみてください。

ゲーム業界に特化した転職エージェントなどを活用すると、結構良い求人が出てきますよ。

④ 不安定で先が見えないから

不安定で先が見えない

  • 突然、会社が倒産するかもしれない不安。
  • 業績が振るわずに未来が見えない。

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の4つめは、「不安定で先が見えない点」です。

ソシャゲは、ヒットすれば莫大な収益を生み出します。

例えば、「ウマ娘」は驚異的な収益をだしてますよね。

一方で、ヒットしなかった場合、開発費用が回収できず、とんでもない額の損失を生じさせます。規模によっては、何十億単位になります。

その結果、経営を圧迫し、企業が倒産するケースもあるのが現実です。

ゲーム開発は、成功予測が難しい「水もの」の業界です。

そのため、収益が不安定になりがちで、特にゲームアプリ市場は競争が激しく、「レッドオーシャン」状態とも言えます。

筆者自身がかつて働いていた企業の一つは、今ではすでに存在しません。

このような不安定な環境の中で、転職を考えることは、決して珍しいことではないです。

⑤ 人間関係がやばいから

人間関係

  • 責任のなすりつけ。
  • 上層部との関係性。
  • 非人道的な発言による精神的ストレス。

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の5つめは、「人間関係」です。

組織内に一人でもやばい上司や同僚が存在すると、その負の影響がチーム全体に広がります。

結果、チームの生産性ややる気を大きく低下させるんですよ。

人間関係で言えることは、どの企業でもだいたいク○上司はいます。(言葉が汚くてすみません。わかりやすくするためです。)

筆者自身も、これまで10社(出向含む)近くの職場を見てきましたが、どの企業でも人間関係の問題は必ずと言っていいほど発生します。

10人いたら、そのうち1人はあなたを嫌う、2人は親友になれ、7人はどちらでもない

引用:アドラーの心理学『嫌われる勇気』のユダヤの教え

アドラーの心理学の一節が引用するならば、現場に10名がいたとしたら、2人仲良くなり、7人はふつう、1人は摩擦が起きるのは避けられないということです。

こんなこと言ったらあれですが、性格がひねくれている人なんか多くないですか…?

高圧的、嫌味、マウント取り、ポジショントーク、バカにするなど…、ゲーム業界だけ異様に多い気がしました…。

人間関係は非常に難しくて、転職で解決するかは運次第。ガチャなんですよね。

⑥ 体力的にきついから

体力的にきつい

  • ゲームリリース時のハードワークに体力が追いつかない。
  • 長期的に働き続けられるビジョンが見えない

ゲーム業界でよく挙げられる転職理由の6つめは、「体力的にきつい点」です。

ゲームのリリース前後は激務で、プレッシャーもありますし、深夜残業・休日出勤の頻度は高くなりますよね。

20~30代の内なら耐えられますが、年を重ねれば、この激務に耐えられるか不安になります。

40~50代になった時に、この環境で働き続けるビジョンが見えなくて、ゲーム業界を去る人は非常に多いです。

筆者がかつていた現場では、40代後半のプロデューサーが追い込まれすぎて、ミーティング中に泣いているのをみて、直感的に不安になった経験があります。

任天堂グループのような、優良企業でない限り、長期的に働き続けられるかは疑問が残ります。

ゲーム業界から他業種への転職|デメリット3選

筆者
筆者

では、他業種への転職のデメリットについてお話します。

① 他業種に転職すれば「未経験者」

ゲーム業界から他業種への転職すると、「未経験者扱い」になります。

たとえば、ゲーム業界で数年間経験を積んでいたとしても、他業種は新しい分野となるため、「未経験者」になるんです。

業界を跨ぐ転職では、必ず付きまとう問題になります。

未経験者として転職すれば、ゲーム業界スキルや知識が、活かせない場合があります。そのため、今よりも年収が下がる可能性が高い。

この点は覚悟しましょう。

ただし、年収は下がっても、必ずしも全てがマイナスとは限りません。残業が皆無になったり、労働環境が改善することもあるでしょう。

② 業界文化の違い

ゲーム業界は他業種と比較すると、勤務時間の自由度が高かったり、遅刻に対しても大目に見られることが多いですよね。

また、勤務時間中に漫画を読んだり、散歩したり、あるいは最新アプリを試すことさえ許容されています。

しかし、他業種では許されないことが多いでしょう。

つまり、ゆるい環境を手放す覚悟が必要です。(規律を守っている人なら問題ないですが。)

例えば、定時に出勤、休みの時はチャットではなく電話、昼休み以外に私的な活動はあまり許されません。

別業種の話にはなりますが、パチンコ業界から他業種へ転職した人が遭遇した例があります。

「別業種に行ったけど、朝礼とか無理だわ…」
「社訓唱えるとか耐えられない…」
「昼休みにジャンプ買っただけで怒られた…」

ゆるい環境では許されていたことが、規律によって取り締められたことで、出戻りしたというエピソードをよく聞きました。

パチンコ業界もゲーム業界と同様に、結構自由な環境なんですよ。そのため、ギャップから新しい環境に適応できないケースがあるようです。

③ やる気の喪失

ゲーム業界からあまりにも関係のない他業種へ転職すれば、仕事に対する情熱が薄まる可能性があります。

ゲーム開発ってめちゃくちゃつらいけど、専門性が高くて面白いんですよね。

そのため、一般的な仕事が退屈に感じるでしょう。

他業種への転職がしたいなら、「自分が本当に何を求めているのか」を再考する必要があります。

ゲーム業界から他業種への転職|メリット3選

筆者
筆者

では、他業種への転職のメリットについてお話します。

① 安定性がある

ゲーム業界はヒット作を出すことに大きく依存しており、存続が不安定になりがちです。

しかし、多くの他業種では、労働時間や収入に安定性のあるビジネスモデルとなっています。

たとえば、医療、メーカー、またはITなどの分野では、市場の需要が安定しています。

② より高い給与が得られる

ゲーム業界から他業種へ転職を考える際、給与面でのメリットも大きいです。

ゲームクリエーターの平均年収は「560~580万円」で、日本人の平均年収461万円よりもやや高いのですが、このレンジの給与を得ている人は多くありません。(引用:jogtag

外資系の企業に属する、もしくは役職者にならないと得られない水準だからです。

 平均年収
CGデザイナー478万6,000円
イラストレーター486万9,000円
プロジェクトマネージャー733万6,000円
プログラマー523万円
引用:マイナビエージェント

上記を見ればわかると思いますが、作業員の年収は平均程度です。

しかし、ゲーム開発に必要なスキルは非常に高く、他業種であれば高い給与になることもすくなくありません。

たとえば、ゲーム業界で培ったプログラミングスキルやプロジェクト管理能力は、IT業界、SaaS業界、コンサル業界で非常に重宝されます。

③ 人間関係が改善される

ゲーム業界から他業種への転職で、人間関係が大きく改善される可能性があります。

ゲーム業界は、クリエイティブな才能が集まる一方で、個性が強く、時にはコミュニケーションが難しい人もいます。

例えば、チャット上は強気だれど、対面では消極的な「ネット弁慶」のような人や、感情の起伏が激しい人、他人の感情を理解できない人、女性に対する配慮が足りない人など、さまざまなタイプの人がいます。

偏見や悪く言うつもりはないですが、既婚者が少ない業界なので、配慮ができない人が多いんですよ。(差別とかではありません。)

そのため、他業種に転職することで、人間関係が良好になる可能性が高い。

実際に筆者自身も他業種で仕事をすると、人間関係が良くてびっくりします。

ゲーム業界を辞めたい|転職前にやるべきこと

筆者
筆者

では、ゲーム業界から転職する前にやるべきことについてお話します。

① 理由・目的の明確化

まず、他業種へ職転する理由・目的を明確にしましょう。

目的を明確にしておかなければ、転職活動中に迷走することになります。

転職を考える動機は、人それぞれです。

長時間労働に対する不満、キャリアプランに対する不安など

「ゲーム業界しんどい」って思っても、しんどい理由は人によって異なりますよね?

そのため、目的を明確にすることが重要です。

原因を理解できれば、必ずしもゲーム業界を離れる必要がないかもしれないですしね。

② 希望の明確化

次に自身の希望を具体的にしましょう。

「次の転職先で何を求めているのか」「何をしたくないのか」を明確にし、それを優先順位づけすることは非常に重要です。

残業時間の削減であったり、給与のベースアップ、家族との時間を増やしたいといったライフスタイルの改善、あるいはテレワークなどの働き方の変革、など。

自分の希望を明確すれば、ミスマッチを避けられます。また、優先度をつけることで、求人の選定が格段にラクになります。

③ 状況の明確化

次に、現状の職務内容や労働環境を、正確に把握しておきましょう。

  • 残業時間
  • 年収
  • 福利厚生
  • 年間休日

上記のような内容を、具体的に洗い出すことです。

現状を整理し、見直せば、自身がどれほどのリターンを得ているのか、または、得られていないのかを客観的に把握することが可能になります。

これがなぜ必要かと言いますと、「全然給与もらってないじゃん!」と気づくこともあれば、「逆に自分って想像以上に恵まれている」と認識することもあるからです。

どちらの結果に至ったとしても、それは有益な情報になるんですよ。

次のステップに進むモチベーションになったり、逆に踏みとどまるきっかけにもなります。

リターンが全てではないですが、大切な部分です。(生活する上で、リターンが大きければ大きいほど良いですからね。)

④ スキル・経歴の明確化

転職活動をスムーズにするために、スキル・経歴を明確にしておきましょう。

転職サービスを使う上で、必要になるからです。

転職サイトもエージェントも、職歴の入力が必須。また、エージェントを利用するなら、情報がまとまっていると話が早いです。

経歴をまとめることは、面倒ですが、どの業界が自身にとって最適なのかを見極めることができます。

⑤ 無料サービスの徹底利用

可能性を広げるために、無料で使えるサービスは徹底して利用しましょう。

転職サイトでも良いのですが、第三者の意見がわからないし、自分の市場価値を定めるのは難しいです。

そのため、転職エージェントを利用しましょう。

非公開求人にもアクセスできるようになるので、可能性がグッと広がります。

また、ミスマッチを避けるためには、自己分析も徹底するべきです。ただし、自分一人で自己分析しても、抜け漏れが発生します。

そのため、エージェント以外にも自己分析ツールがあるので、併用しておくことをおすすめします。

正直、無料で使えるものは、使い倒して後悔のないようにした方が良いですよ。

おすすめの転職サービス

①Geekly(ギークリー) 転職エージェント
IT・Web・ゲーム業界特化の転職エージェント。実際に利用しましたが、アドバイザー・求人の質が良い。

②doda 転職エージェント
最大手エージェントの1つ。トータルの求人数は10万超え。
特化したアドバイザーチームもあり、対応も非常に丁寧。選択肢を増やすために必須。

③Green 転職サイト
ゲーム・IT/WEB業界特化型の転職サイト。
大手人気企業から中小企業まで幅広く掲載しています。

④ASSIGN自己分析×スカウト
自己分析に特化したアプリ。3分で業界・職種を紹介してくれます。強みがチャート化され、転職後の予想年収も非常に見やすい。

ゲーム業界から転職しやすい他業種とは?

筆者
筆者

ゲーム業界からの転職しやすい他業種についてお話します。

進行管理、ディレクター(プランナー)、デザイナー、エンジニアといった職種には、それぞれ相性の良い業界があります。

特に中途エンジニアは需要が高すぎるので、どの業界でも引く手あまただと思います。

この項目で紹介する業界は、ゲーム業界で働く人々との経験や、筆者自身が個人的に感じたものを紹介しています。

あくまで一つの視点です。

具体的なアドバイスを求める場合は、転職エージェントに相談しましょう。

IT業界

 オススメ度
エンジニア
プランナー・ディレクター・進行管理
デザイナー

IT業界は、ゲーム業界と最も親和性が高い業界です。

特にアプリ開発系の企業が、良いです。

例えば、ソシャゲ開発に携わった経験は、アプリ開発の経験に直結することが多いです。

漫画、医療、英会話、教育などのアプリ化(DX)を進めている企業や、eスポーツや配信アプリ系の企業などが該当します。(この辺りは、エージェントさんに相談すると良いです。)

企業の選び方については、口コミサイト(転職会議・Openwork)の情報を活用しながら、自身に最もマッチする場所を探しましょう。

IT業界であれば、今後の伸びしろもあるし、新たなスキルを身につけることも可能です。

個人的には、オススメです。

パチンコ・パチスロ業界

 オススメ度
エンジニア
プランナー・ディレクター・進行管理
デザイナー

ゲーム業界との親和性が高い業界は、パチンコ・パチスロ業界です。

筆者自身が、この業界で働いた経験がありますが、その時点でゲーム業界出身の社員が数多く在籍していました。

業務内容は多岐にわたり、主にスロットの内部のカット割り、Vコン、映像演出の制作といった仕事が中心となります。

例えば、デザイナーとしての役割では、UIUXデザインやモーションデザイン、3Dモデリングなどの経験を活かす機会がたくさんあります。

また、プランナーとしては、進行管理やマネージメントのような役割を担います。

エンジニアとしては、社内システムの開発、メンテナンス、さらにはツール作成といった業務が主になるでしょう。

パチンコ・パチスロ業界は、全体として比較的ゆるいです。

しかし、制作物の監修に関してはpx単位でのこだわりを持つなど、業務はかなりシビアに行われています。

企業文化や環境は、ゲーム業界とほぼ同じ。自由で楽しい雰囲気がありました。

しかし、業界としては縮小傾向にあるため、IT業界ほどおすすめではありません。

グッズ・フィギュア業界

 オススメ度
エンジニア×
プランナー・ディレクター
デザイナー

グッズ・フィギュア業界は、エンタメ作品の版権を利用した商品の企画、製造、そして販売を主に行う業界です。

特に、流行に敏感な人々にとっては、相性が良いフィールドとなります。

具体的には、どの作品が次に流行するのか、またどのキャラクターが人気を博し、アニメ化される可能性があるのかといった視点で事業を進めます。

先見の明があると、非常に重宝されるでしょう。

この業界に在籍している人々の中には、漫画やゲーム、アニメ好きが多いです。企業の文化もゲーム業界と非常に似ています。

ゲーム業界から他業種へ転職しなくても軸ずらせばOK

ゲーム業界がしんどいし、辞めたい。けど、ゲーム業界の仕事内容は好きだから、転職に迷っている。

このような人は、無理にゲーム業界を離れるのではなく、軸をズラして転職してみても良いかもしれません。

具体的には、今後の成長が見込まれるメタバース、VR、ブロックチェーン、NFTなどの技術を活用している企業です。

メタバースは、2028年には市場規模が約100兆円に成長すると見込まれ、米国はテック企業が軒並み参入しています。情報引用元:JIJI.com

Facebookが社名をMetaに変更するほど、投資を行っていることも大きな話題となりました。

「ゲーム業界内で軸をズラして転職する」とは、ゲーム×次世代技術の企業を選ぶということです。

つまり、アプリ(ソシャゲ)というレッドオーシャンから一歩離れ、未開拓のブルーオーシャンへ進出することで、将来必要とされる新たなスキルを習得するチャンスが広がります。

ゲーム業界×IT業界のようなイメージですかね。

他にも、ゲーム配信アプリ(Mildom・Mirrativ・OPENREC)なども、ゲーム業界の知識が活かすことができますよね。

まずはちょっとずつでも良いので、ゲーム業界に違い他業種の動向にも目を向けてみてください。

そもそも、長い時間をかけてゲーム専門の知識を蓄えたのに、他業種に「未経験」として転職するのも勿体ないですからね。

色々調べてから、転職を始めても遅くないです。

このようなことも含めて、転職エージェントに相談することをおすすめしています。

転職エージェントは、自分の知らない情報を共有してくれるので、驚くことがあります。

たとえば、コロナ禍だった時でも、IT業界の求人数の推移は右肩上がり(売り手市場)で、予測されていた状況と全く異なる動きを見せていました。

ご時世的な影響で、求人数の推移は停滞か右肩下がりだと思っていたのですが、実は逆とのこと。

このような有益な情報を、詳細に説明してくれます。

ゲーム業界辞めたい|他業種が気になるならば何か一つ行動しよう。

もしもゲーム業界がしんどくて、他業種が頭をよぎるなら、何か一つでも行動してみてください。

他業種に興味を感じつつ、そのエネルギーを活用しないことは機会損失です。

少しでも興味があれば、転職エージェント・転職サイトに登録しておきましょう。

新たなサービスやプラットフォームへの登録は、ストレスですよね。(登録って正直めっちゃ面倒くさい…)

ちょっとストレスがあるだけでも、登録する気力も無くなってしまいます。

ただ、面倒と思う時に重い腰を上げることが大事です。

転職エージェントは、様々な業界と深いつながりを持っており、それぞれの業界の特性や求人情報を紹介してくれます。

エージェントと直接話すことで、より具体的なイメージが持てるでしょう。また、話を聞いてから進退を決めてみるのも一つの手段だと思います。

エージェントが面倒だなっと感じるようでしたら、転職サイトの利用も一つの選択肢となります。

転職サイトに登録することで、気になる求人情報をストックでき、就寝前に確認できるので、無理なく転職活動を進めることができます。

先んじて登録しておくだけでも一歩前進ですよ。

以下は、筆者が使ってみて優良と感じた転職エージェント・転職サイトです。

ギークリー

Geekly(ギークリー)は、IT・ゲーム・Web業界専門の転職エージェントです。

約17,500件以上非公開求人数があり、サポート体制もしっかりしています。

筆者にイチオシのエージェントです。

業界特化型のため、キャリアアドバイザーがものすごい詳しい上に、自分のキャリアについても提案をしてくれます。

特に驚いたのは、求人の質が良かったこと。自分が知らない角度のサービスや外資系の企業を見つけてくださり、視野が広がったエージェントの1つです。

(ちなみに筆者の知り合いは、Geeklyを通してホワイト企業に入社していました。)

対応エリア:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪
求人数:30,000件以上※2024年1月時点、非公開求人を含む

メリット
デメリット
  • 業界特化のキャリアアドバイザーがいる。
  • 20~50代まで対象年齢が幅広い。
  • 求人の質が高い。
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  • 大阪はエンジニアのみ。
  • 業界未経験者不可。

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出典:doda

dodaは、業界屈指の大手です。
登録して損はないエージェントです。

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業界未経験でも登録可能。求人の約80%が非公開求人。

利用した感じですが、クリエイティブ領域に特化したアドバイザーチームもあり、かなりオススメの1つです。もちろん、一般職の転職もしっかり対応してくれます。

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本記事のまとめ|ゲーム業界から他業種へ。辞めたい気持ちを抑えなくて良い。

【ゲーム業界から他業種に転職する際の注意点】

  • 他業種に転職すると「未経験者」扱いとなる。
  • 他業種に転職する場合、ゲーム業界のゆるい環境を諦める必要がある。
  • ゲームと無縁の仕事をすると、退屈に感じるかもしれない。

転職前にやるべきこと

  • 理由と目的の明確化
  • 希望の明確化
  • 状況の明確化
  • スキル・経歴の明確化
  • 無料サービスの徹底利用

ゲーム業界がしんどい理由

  • 長時間労働/休日出勤。
  • 待遇が良くない。
  • 希望するゲームを作れない。
  • 売り上げが不安定。
  • 不安定で先が見えない。
  • 年を重ねると体力的にきつくなる。
  • 人間関係が微妙。

ゲーム業界から他業種への転職は、悪い選択ではありません。

転職は、成長と挑戦ですからね。

特に20代や30代前半の時期に転職を考えているなら、迷う時間をあまり取らずに積極的に行動に移すことをおすすめします。

ただし、「行動に移す」という言葉は、「今すぐに転職しろ」という意味ではありません。

「自身の市場価値を確認して、どのような選択肢があるのか」を見つけるための活動のことです。

自分の力で各業界について調査し、キャリアの方向性を考えることで、人生の幸福度を高めることができます。

しかし、実際には10人中9人は、具体的な行動には移さないんですよ。

大半の人は、面倒さがって諦めちゃうんです。

しかし、行動に移すことができるかどうかで、結果的に大きな違いを生みます。

たとえその行動が失敗に終わったとしても、それは必ず自身の経験として役立ちます。

成功している人は、失敗の量がえげつないですからね。成功している人は、成功率が高いのではなく行動量が半端ないんですよ。

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