【脱・失敗】新卒でデザイナーは難しいのか?|デザイナーが語る就活から脱出する方法

【脱就活】新卒でデザイナーは難しいのか?|デザイナーが語る就活から脱出する方法

こんにちは。


この記事では、就活で苦労した私の体験談を踏まえて『新卒・未経験デザイナーの就活から脱出する方法』についてお話しします。

 

・デザイナーの新卒採用が難しい

・10数社受けてもうまくいかなくて悩んでいる

・才能を感じず、新卒採用を諦めてしまいそう

このような悩みを抱えている方に向けた記事になります。

 

【筆者経歴】
都内美大卒 デザイン科
デザイナー歴7年 4~5社経験

新卒・第二新卒で 計100社近く面接しました。

エリート街道では全くなく
失敗を積み重ねて就活を成功させました。

新卒採用されたWeb系企業は1年で辞め、現在ゲーム業界の2Dデザイナーです。

 

また、筆者は新卒の面接官の経験もあります。
ですので、様々なノウハウを踏まえてお話しします。

 

読んでくださった方の悩み・メンタルが少しでもやわらげば幸いです。

 

【あくまでも参考程度に読んでいただければと思います】

 

▼この記事のポイント

①新卒就活の成功率を上げる方法がわかる
②既卒・第二新卒の就活の成功率を上げる方法がわかる

 

 

デザイナーの新卒就活は難しいのか?


基本的には難しいと考えています。


理由としては、経験者が求められる職種だからです。


企業側からすれば、継続して働いてくれるかわからない経験の浅いデザイナーを雇うよりも、使い勝手のいい経験者を採用します。


ですので苦労して当然です。


10社受けて1社内定がでたら、相当ラッキーと思ってよいと思います。


実際はめちゃくちゃ落ちます。


美大のデザイン科でも上手くいかない人が圧倒的に多かったです。


つまりデザイナーの新卒就活は

『ポートフォリオがいくらよくても』
『スキルがいくらあっても』
『デッサンがいくら描けても』

上手くいかなくて当然のシステムです。


大手に内定を貰える方は、有名美術大学でもごく一部の人に限られます。

 

そもそも無理なのでは?と思われるかもしれませんが、不可能とかでは全くなく、本気でデザイナーを目指している方ならば方法を変えれば内定は貰えます。


もしかしたら、Photoshop・Illustratorを使ってチラシを作れるレベルでも大丈夫かもしれません。

 

 

上手くいかない理由を理解すること

 

まず、なぜ上手くいかないのかを明確にしていきましょう。きちんと理由を理解すれば、逆手にとった作戦がとれます。

 

大手企業を狙いすぎない


大手・有名企業は狙いすぎないことをオススメします。


これを聞いて『自分は絶対大手企業に就職したい!』と思われる方はいると思います。



それ自体は一切否定はしません。
※可能性がある限りたくさん応募してみるべきです。

 

ただ非常に競争率は高く、狙いすぎると就活が難しくなっていきます。

 

例として任天堂の新卒採用実績を載せます。

任天堂の新卒採用数

情報元:任天堂ホームページ(https://www.nintendo.co.jp/jobs/recruit/requirements/index.html)


どの年度も、新卒で採用される方はトータルで100名以下です。デザイナーだけですと30名程度かもしれません。


就職浪人をしても、大学院に通いもう一度チャンスを狙っても、大手・有名企業は難しいです。


また、このような企業は中途のベテランデザイナーでも普通に落とされます。


それくらい難しいです。


大手企業に内定をもらうには、縁・運・実力を備えてやっと届きます。
あまり固執しすぎないようにしましょう。


同じ理由で有名なデザイン事務所も難しいです。
固執しないようにしましょう。

 

 

倍率を理解すること


大手企業が難しい理由は倍率にあります。


全国には、デザイン系を含んだ大学が約70校ほど存在しています。
情報元:parter (https://partner-web.jp/article/?id=103)


例えば1校に50名程度のデザイナー志望で就活をおこなっている学生がいるとすると3500名になります。


加えて専門学校・短大が含まれれば、かなりの人数になるのではないでしょうか。


一説には、デザイナー志望で就活される人数は毎年15,000名以上と言われています。


改めて考えると、この量のライバルと同じ舞台で戦うことは大変難しいです。


もちろん全員が同じ業界・職種を狙うわけではないことは理解しております。それでも、ライバルが多い事には変わりありません。

 

 

大手企業は時間のリスクが大きい


大手企業は時間のリスクがかかる事も理解しておくべきだと思います。


時間のリスクがあるということは、複数同時に受けられる企業の上限が減ることになります。

 

▼内定までの道のり
①大手の採用ページに登録

②エントリーシート記入

③ポートフォリオを提出

④1次面接

⑤2次面接

⑥インターン

⑦最終面接


ご存知かと思いますが、内定まではこのような手順がかかります。


非常に時間がかかるうえに、書類・面接内容を練る時間も必要です。


①内定の確率が低い
②時間のリスクが大きい


このことを考えると
大手企業に固執することにリスクがあることは理解しましょう。


最初から諦めて、大手を応募するなとは言いません。※可能性がある限りたくさん応募してみるべきです。 

 

 

理想を崩すことが大事


『理想を崩せない結果、就活がより困難になってしまう』

美大生にはこのパターンが多かったです。

 

▼例:理想の流れ
①美大卒業後
②大手企業・有名デザイン事務所就職
③一流アートディレクター

 

憧れるエリート街道です。


ここに憧れる理由も非常にわかります。
私もその一人でした。


私の場合
『大手ゲーム会社に就職、そこでアート・3Dもできる一流デザイナーになる』このようなキラキラした理由に固執していました。


自分の望む職場にならないと、人生負け組と勝手に思い込んでいました。


それが自分にプレッシャーになっていました。
もちろん就活は上手くいきませんでした。


今思うことは、後からでもやり直せますし、エリート街道以外の道もあります。


無理に固執しない方が良いと思います。


①大手に固執しすぎない
②業界に固執しすぎない
③職種に固執しすぎない


これが大事だと思います。


諦めきれない理由もわかりますが、まず視野を広げてみましょう。

 

 

就活から脱出する方法

 

今までの情報を踏まえ以下に、デザイナーの新卒就活から脱出する方法を記載いたします。


100%成功とかそういったわけではございません。あくまでも可能性をあげるものになります。

 

方法①:中小企業にフォーカスする


中小企業を中心に狙いを定めましょう。


5つの理由があります。

①採用に関わる人数が少ない

中小企業ですと人事担当者は数名になります。


その数名を納得させれば良いのです。人数の多い大手よりは確率は高いと思います。

②倍率が低い

中小企業や設立年数が少ない企業あるあるで、実力のある経験者はなかなか応募してきません。


そもそも応募総数が少ないのでチャンスが多いです。

③大手と評価の方法が異なる

大手企業の場合、応募総数が多いため減点方式をとらざるおえません。


中小企業の場合、応募総数が少ないため加点方式になります。
面接で多少のミスしても大丈夫です。

④数がうてる

エントリーシートなどの書類・面接数が少ないことが多く、時間のリスクが小さいです。

より多くの企業を受ける事ができます。

⑤やる気を評価する可能性がある

中小企業の場合、人手不足のため『やる気があれば採用』してくれる企業があります。


わたしの知り合いの企業では、デザインと関係ない英文科出身の方が採用されていました。

理由は、根性でまとめらポートフォリオと熱い気持ちが認められたからです。

このような事は中小ならではあります。

 

中小企業は大手企業と真逆です。
積極的に狙いにいくべきだと思います。


中小企業と聞くと


『実力のあるデザイナーがいないのでは?』
『年収安いのでは?』
『安定していないのでは?』
『ブラック企業が多いのでは?』


このような疑問を感じるかもしれません。
ですがこの点は大手も変わりません。


大手企業でも実力のないデザイナーはいます。ブラック企業も未だに存在しております。


さらに最近では、コロナの影響もあり『大手=安定』『正社員=安定』この法則が崩れてきました。


中小企業の中には年3回賞与支給するホワイト企業もあります。
中小企業という理由だけで拒否してはもったいないです。

 

方法②:会社の探し方を変える


就活が上手くいかない原因として
会社の探し方が悪い可能性が高いです。


もしも就活サイトだけ利用している場合は、探し方を変えてみましょう。


探す際に意識してほしいポイントですが


①業界に固執しすぎない
②大手に固執しすぎない
③職種に固執しすぎない


先にも述べましたが、これらを意識してみましょう。

 

固執しないとは、デザイナーでも職種・業界を広く見てみる事です。多少希望とズレていても応募してみましょう。


例えばデザイナーでも下記に分類できます。

 

▼デザイナー職種
①グラフィックデザイナー
②3Dデザイナー
③UIデザイナー
④映像クリエイター
⑤プロダクトデザイナー
⑥レタッチャー
⑦Webデザイナー  など


上記は一例です。
視野を広げればいくらでも求人はあると思います。


広告代理店・デザイン事務所ばかり受けている場合は別の業界も調べてみましょう。
IT・WEB・ゲーム・パチンコ業界など幅広く業界は存在しています。

 

 

エージェントを利用する

 

エージェントはかなりオススメです。


就活がうまくいかない場合、必ず1度相談するべきだと思います。


エージェントは様々な業界に詳しく、企業と太いパイプラインがあるため就活サイトに載っていない非公開求人も紹介してくれます。


『就活サイトに登録しているから大丈夫』とお考えの方も、プラスになる事しかないのでエージェントに登録することをオススメします。


無料でこのサービスを利用できることは相当のアドバンテージだと思います。


本気でデザイナーを目指している方ならば、
悩んでいる時間がもったいないのですぐ登録しましょう。


わたしが業界未経験デザイナーの時、転職エージェントには頼りませんでした。


結果として

・求人調査の時間が肥大化

・ポートフォリオの内容に無駄が増幅

・面接でなぜ落ちたかわからない


これを無限ループしていました。
こんなことにならないように注意しましょう。


そもそもエージェントは登録無料です。
1歩踏み出すスピードが今後を変えると思います

 

 

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マイナビエージェント

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幅広いジャンルで求人が豊富です。特にWeb・ゲーム・IT業界の求人が強いです。
自分に合った求人をまとめて紹介してくれます。

ポイント① 首都圏・関西圏の求人が豊富

ポイント② 20~30代のサポートに強い!

ポイント③ 未経験者OK!応募書類~面接対策までサポート

 

こういった点がマイナビエージェントの強み・人気の理由だと思います。
その他にも夜間・土曜の相談も受け付けてくれます。

登録自体は無料ですので、気軽に相談してみましょう。1人で抱え込むことは避け、プロに相談しましょう。


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逆求人型の就活サイトを利用する

 

こちらもかなりオススメです。


就活=自分で企業を調べて応募する
このような固定観念がありませんか?

その逆の発想で
企業からスカウトが届く逆求人型の就活サイトがあります。


学生が自分のプロフィールを登録します。
企業の人事採用担当者がそれを確認して、気になった学生にスカウトのメッセージを送ることでコミュニケーションが始まります。


逆求人型就活サービスの特徴として、『未知なる企業との出会い』があります。


視野を広げることにも役立ちますし、今後の就活はこのようなサイトが主流になるのではないかなっと思います。


この方法で大手IT企業に採用されている方もいらっしゃいます。

 

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キミスカ

キミスカは1社の就活すればするほど、スカウトをもらえる新しいWebサービスです。


落ちた選考でもスカウトの対象になるから内定率があがります。 
人材コンサルタントの無料相談も受けられます。

 

ポイント① 学生が知らない会社との出会いがある

ポイント② 企業と直接やりとりができる

ポイント③ 各業界・職種のコンサルタントが多数在籍

 

スカウトメッセージには、企業側の紹介やスカウトメール理由などが記載されています。


それらの情報を読んでみて「この会社気になる」と思ったら、学生側から返信を行います。魅力を感じなければ返信を出す必要はありません。


その場合、その企業とのマッチングは行われません。顔を合わせない安心感がありますね。

 

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学校にくる『求人』は狙い

エージェント・逆スカウトでも難しい場合は、学校にくる求人を見てみましょう。


就活サイトに載っていない求人があるかもしれません。
就職課に相談だけでもしてみると良いと思います。


わたしの知り合いの企業では、新卒採用をしているのに会社の規模が小さいため、大手求人サイトにのせていません。


こういった企業は就職課に求人をだしている可能性があります。
この場合、意外と周りは気づいていないパターンが多いです。


1度見てみてください。


その他にも、先生に相談してみても良いと思います。もしかしたら、先生の紹介で就職先が見つかるかもしれません。

 

 

方法③:ホームページから直接応募する

会社のホームページのみ求人をだしている企業に直接応募する方法です。


この手法には条件があります。


就活サイトに求人はだしていないが、自社のホームページだけに求人をだしている場合のみ直接応募してみましょう。


この方法は調査に結構な時間がかかります。
ですが、1つの手法としてアリだと思っています。


私の場合、第二新卒の時に『バイトからでもいいので雇ってほしい!』といった旨のメールとポートフォリオを送りつけました。幸い雇ってもらうことに成功しました。


新卒採用でも、このような別のルートからのデザイナーになる事は可能です。


『こんな方法は、ありえない・めんどくさい』と思うかもしれません。ですが、うまくいかない場合こそ行動あるのみです。


行動力が評価される場合がありますから。


行動 → 失敗 → 改善 → 行動
成功を勝ち取るには、これを繰り返すのみです。

 

 

方法④:【非オススメ】正社員に拘らない

ここから説明する事はあまりオススメしません。


企業側のハードルを下げて内定をとる方法です。


デザイナーに是が非でもなりたい場合は、雇用形態にこだわらなければ可能性は上がると思います。


理由としては
正社員で雇うとミスマッチの時に企業側にリスクがあるため警戒しています。
ですので雇用形態のハードルを下げる事で企業側が雇いやすくなります。


オススメできませんが『契約社員・バイトでも大丈夫』といった方がハードルが下がり、通りやすくなる可能性はあります。


『派遣』を利用するのも一つの手だと思います。


派遣で自分が望む業界のデザイナーを体感して、環境や仕事に合わなければ別の業界を受ければいいのです。


双方のミスマッチの予防もできます。

 

『契約社員・派遣・バイト』でも、正社員の道はあります。

パターン① バイト⇒契約社員⇒正社員
パターン② 派遣⇒正社員
パターン③ フリーランス⇒正社員

上記のような流れで、
正社員になられた方はたくさん見てきました。
 

実力を認められれば、企業側から誘いがあり。
正社員へ雇用形態が変わります。


ただ世間的にも
正社員=安定ではなくといった風潮になりつつあるので、こういったお話もしてみました。

 

 

以上が難しい就活を打開する方法になります。
もしもどれか1つでもやっていなければ行動してみてください。

 

 

どうしても大手が諦められない

 

これらの方法聞いて『大手企業に勤める事が諦められない!』と考える方もいると思います。


そのような方は中途採用で入ることをオススメします。


デザイナーの就職活動で不思議な点があります。新卒採用は非常に難しいのに、中途採用はそこまで難しくないのです。


もちろん大手企業・デザイン事務所・有名企業は中途採用でも難しいです。


けれど中途の方が時間があるため、長期的にみれば何度でもチャレンジする事ができます。


企業を納得させるポートフォリオ・経歴を積み上げて、絶え間なく努力すれば、道は開けると思います。

 

 

既卒になりそうで怖い

 

『就活が上手くいかないまま卒業を迎えてしまいそうで怖い』と思う方もいらっしゃると思います。

 

私の場合

『人生終わった』『絶望だ…』

こんなことばかり考えていました。


ただ既卒になっても大丈夫だと思います。


周りの友人とは少しレールが異なりますが、企業側からすれば新卒も第二新卒も大して変わりはありません。


5年くらいならば、死ぬ気で努力すれば人生巻き返せます。


途中で諦めることが一番怖いです。

 

好きな事は諦めない方がいい

 

就活がうまくいかない理由で、デザイナーを諦めようとしているのでしたら勿体ないと思います。


好きなことのために努力できるなら、それは才能です。デザイナーを目指しましょう。


デザイナーになりたいのに、就活が上手くいかない状況がつらいのは本当にわかります。


『自分には才能がないから受からない』
『落ちると自分を否定されたみたいで心が折れそう』


このような状態になると思います。
でも就活で落とされても、自分を責める必要はありません。


行動 → 失敗 → 改善 → 行動

成功を勝ち取るには、これを繰り返すのみです。


失敗を恐れずに行動してみるとおのずと道が開けると思います。
もしも悩んでいた場合、その時間がもったいないと思います。


もしも転職エージェント・逆オファー就活サイトに登録していない場合は、すぐ登録しておきましょう。


エージェントは面談があったりして面倒くさいと思うかもしれません。ただデザイナーに本気でなりたいならば、この面倒と思う時に重い腰を上げることが大事です。


損しないために行動しましょう。
登録するだけでも一歩前進です。

 

優良な求人情報が集まる就活サイトまとめ

 

・マイナビエージェント|人材紹介

定番のエージェントなので、案件が豊富。特にWeb・ゲーム・IT業界の求人が強いです。夜間・土曜の相談も受け付けてくれます。

・ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】

キミスカは就活すればするほど、スカウトをもらえる新しいWebサービスです。落ちた選考でもスカウトの対象になるから内定率があがります。  

 

 

おわりに:新卒でデザイナーは難しいのか?|デザイナーが語る就活から脱出する方法

 

デザイナーの第1の壁として『新卒の就活』は存在します。
すごく高い壁ですよね。
本当にしんどいと思います。

 

ただデザイナーとして1~2年の職歴をつければ、次の転職の際はハードルがグッと下がります。


今ががんばり時だと思います。
ぜひ諦めずに頑張ってみてください。

 

以上です。

つたない文章や誤った情報等ございましたら、ご容赦くださいませ。
ありがとうございました。
記事公開日:2020年9月6日/記事更新日:2020年9月6日