・Bluetoothイヤホンって違いってあるの?
・iPad/iPhoneのコーデックを知りたい。
・Bluetoothイヤホンはどれを選んだらよいの?
・AirPods欲しいけど、高価なので別のイヤホンにしたい。
このような方にオススメできる記事になっています。
この記事のポイント
・iPad/iPhoneのコーデックがわかる
・Bluetoothイヤホン選びの注意点がわかる
この記事の内容は動画でも解説してます。
Bluetoothイヤホン選びの注意点
1 | コーデック
コーデックとは『音声のデータを圧縮する方式』の名前です。
音質と遅延に関わります。
代表的なBluetoothコーデックとして
代表的なコーデック
1.SBC
2.AAC
3.aptX(アプトエックス)
上記のようなコーデックがあります。
もっと詳しく
『SBC』 = どのイヤホンにも対応
『AAC』 = iPhone・iPad 対応
『aptX』 = Android 対応
ざっくりですが、初心者の方はこういった認識で大丈夫です。
iPhone・iPadはAACでOK
iPhone・iPadの方は『AAC対応』イヤホンを選びましょう!
※これだけ覚えておけばコーデックはOKです。
ちなみにSBCは、どのイヤホンでも対応しています。
SBCココに注意
端末とイヤホンが異なるコーデックの場合
ここで気になる点としては
もしも購入したイヤホンがaptXだった場合どうなるか??
( iPad・iPhoneはaptX非対応 )
基本的にiPad・iPhoneで再生はできます。
ただSBCで再生されます。
※つまり低音質・遅延有状態です。
基本的にどのBluetoothイヤホンを購入してもSBCに対応しています。
そのためiPad・iPhoneでご利用は可能です。
ただ、イヤホンと端末が同じコーデックでないと、良い品質で音を聞くことができないです。
繰り返しになりますが、iPhone・iPad = AAC 対応のイヤホンを購入しましょう。
AAC対応のおすすめイヤホン
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング |
ノイズキャンセリングモード | 交通機関 / 屋内 / 屋外 |
再生可能時間 | 最大35時間 |
再生可能時間(イヤホンのみ) | 最大7時間(通常時) 最大6時間(ノイズキャンセリング時) |
防水規格 | IPX5 |
形状 | カナル型 |
充電端子 / ワイヤレス充電対応 | USB Type-C / ワイヤレス充電対応 |
対応コーデック | SBC / AAC |
Bluetooth | 5.0 |
ノイズキャンセリング | - |
ノイズキャンセリングモード | - |
再生可能時間 | 最大35時間 |
再生可能時間(イヤホンのみ) | 最大5時間 |
防水規格 | IPX4 |
形状 | インナーイヤー型 |
充電端子 / ワイヤレス充電対応 | USB Type-C / ワイヤレス充電対応 |
対応コーデック | SBC / AAC |
Bluetooth | 5.2 |
Bluetoothイヤホン選びの注意点
2 | イヤホンの形
イヤホンには、インナーイヤー型とカナル型があります。
インナーイヤー型は、ツルっとしたもの(左)
カナル型は、耳栓のような形状のもの(右)
なぜこれが重要かと言いますと、遮音性(音漏れ防止)に関わるからです。
インナーイヤー型
・音漏れ有
・フィット感少
・蒸れない
カナル型
・音漏れ少
・フィット感有
・蒸れる
遮音性は大事です。
例えばオフィスで使用していて音漏れしていたら、結構恥ずかしかったりしますよね。
(趣味嗜好がばれてしまう…)
そもそも音漏れは、周りの迷惑になってしまう可能性があります。
人によると思いますが、カナル型を選ぶことが無難かなっと思います。ただ、蒸れるのでインナーイヤー型の方がラクなんですよね。
Bluetoothイヤホン選びの注意点
3 | 駆動時間
意外と忘れがちですが、駆動時間は大事です。
ApplePencilなどのBluetooth関連の機材の場合、使おうとしたら電池切れだった…
こういった状況ってあるあるだと思います。
充電って結構面倒くさいので『一回の充電でどれだけ使用できるかは、非常に重要なポイント』になります。
安めのBluetoothイヤホンですと、連続再生時間は2時間と結構短いのもあります。5~7時間くらいないと短く感じます。
購入前に駆動時間を確認することをオススメします。
勘違いする表記
駆動時間で勘違いしやすい記載があります。
それは『ケース使用時間』と『連続再生時間』です。
ケース使用時間とは?
ケースで充電しながら使用できるトータルの時間
連続再生時間とは?
イヤホンのみで使用できる時間
例えば
・ケース使用で18時間
・連続再生時間が6時間
このような表記されていた場合
バッテリー切れは『イヤホンを6時間使用して』⇒『ケースでの充電を2回繰り返した後』になります。
ちょっとややこしいですよね。
駆動時間が短いと充電を繰り返すことになります。
せっかく購入したのに、使用頻度も落ちてしまう原因になりますよね。
駆動時間が長いイヤホンを選ぶ事をオススメします。
Bluetoothイヤホン選びの注意点
4 | Bluetoothのバージョン
Bluetoothにもバージョンがあります。
Bluetooth5.2が最新のバージョンです。(2020年7月現在)
バージョンが新しければ
・通信速度が高速化
・遅延やノイズが減る
・通信範囲が広がる
初心者の方は、こういった認識で大丈夫かと思います。
Bluetoothバージョンでは、音質は変わらないです。ちなみにAirPodsの規格は5.0です。
Bluetooth互換性
Bluetooth 4.0以降は下位互換があります。
例えば
iPadのBluetoothバージョンが4.2
イヤホンのBluetoothバージョンが5.0
このような状況ですと『バージョンがずれているから、利用できないのでは?』っと思われますが
結論 : 問題はないです。
理由 : イヤホン側のBluetoothバージョンが、iPadの4.2に互換されるからです。
下位互換される代わりに、イヤホン側の5.0のデータ転送速度の恩恵は受けられないです。
また、注意点としましては、4.0と3.0には互換性ないとのお話しがあります。もし該当していた場合ご自身で調査してみてください。
iPad/iPhoneのBluetoothバージョン
最新機種のBluetoothのバージョンを記載いたします。(ほとんど5.0ですね。)
Bluetooth | |
---|---|
AirPods 第3世代 | 5.0 |
AirPods Pro | 5.0 |
iPadPro12.9第5世代 | 5.0 |
iPadAir第5世代 | 5.0 |
iPadmini第6世代 | 5.0 |
iPad第9世代 | 4.2 |
iPhone 13/Pro/Pro Max | 5.0 |
iPhone 12/Pro/Pro Max | 5.0 |
iPhone 11/Pro/Pro Max | 5.0 |
iPhone SE第3世代 | 5.0 |
iPhone SE第2世代 | 5.0 |
Bluetoothイヤホン選びの注意点
5 | 使用目的の明確化
ご自身が使用する『状況や目的』を明確化した方がよいと思います。
ここを明確にしないと、せっかく購入したイヤホンが無駄になってしまうからです。
ポイント
ノイズキャンセルの有無を確認した方がよいと思います。
ポイント
マイク機能付きが便利だと思います。
ポイント
防水のIPXという点を確認すべきかなと思います。
IPX(防水保護等)について
IPXは0~8の数値を基準とした、防水の保護等級です。
0は特に保護がされていない。
8は水没しても大丈夫(※ものによります!!)
保護等級 | 詳細 |
---|---|
0 | 保護されていない |
1 | 鉛直落下の水滴から保護 |
2 | 鉛直落下の15度の範囲の水滴から保護 |
3 | 鉛直落下の60度の範囲の水滴から保護 |
4 | いかなる方向の水の飛沫から保護 |
5 | いかなる方向から水を噴きつけても影響がない |
6 | いかなる方向からの強い噴流に影響がない |
7 | 一定の水圧なら水没しても大丈夫 |
8 | 水没しても大丈夫 |
購入の際は自分では譲れないポイントを洗い出し、注意して選んでください。
以上が5つの注意点になります。
Bluetoothイヤホンの接続設定
イヤホンの接続とレビューを少しおこないます。
接続設定(ペアリング)
接続方法ですが、簡単です。
接続方法
- イヤホンをケースから取り外し起動
- 『設定』を起動
- Bluetoothを選択
- イヤホンの端末名を選択
- 接続設定完了
以上です。簡単ですね。
接続解除方法
念のために解除方法も記載いたします。
簡単な流れ
- iPad・iPhoneの『設定』を開く
- Bluetoothを選択
- イヤホンの端末名の右の( i )ボタンをタップ
- 接続解除を選択
以上です。
こちらも簡単ですね!
おすすめBluetoothイヤホン
Anker Soundcore Life P3 ¥8,990(税込) |
Anker Soundcore Life Note 3S ¥6,990(税込) |
|
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング | - |
ノイズキャンセリングモード | 交通機関 / 屋内 / 屋外 | - |
再生可能時間 | 最大35時間 | 最大35時間 |
再生可能時間(イヤホンのみ) | 最大7時間(通常時) 最大6時間(ノイズキャンセリング時) |
最大5時間 |
充電時間 | 約3時間(充電ケース) | 約1.5時間(イヤホン) 約3時間(充電ケース) |
重さ | 約59g(充電ケース含む) 約5.3g(イヤホン本体 片耳) |
約59g(充電ケース含む) 約4.3g(イヤホン本体 片耳) |
防水規格 | IPX5 | IPX4 |
形状 | カナル型 | インナーイヤー型 |
充電端子 / ワイヤレス充電対応 | USB Type-C / ワイヤレス充電対応 | USB Type-C / ワイヤレス充電対応 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
どちらも音質はきれいなので、全く問題ありません。
形状に違いのせいなのか、Anker SoundcoreLife Note 3S(右)の方が音質は好みでした。
ただ、Anker SoundcoreLife P3の方には、ノイズキャンセリングが搭載されています。そのため、屋外で使用しても、クリアな音楽を聞くことができます。
ノイズキャンセリングの質ですが、想像以上の遮音性がありました。(歩行中ならば、自転車や車が近寄る音に気付きにくくなりました。)
ノイズが完全に消えるわけではないですが、この値段なら満足ですね。
ノイズキャンセリング機能は、Ankerのアプリで設定することができ、ウィジェットにも追加も可能です。
どちらも防水規格がIPX4~5ですので、雨や汗もしっかり防水されます。
Ankerは保証サービスもしっかりしている上に、値段を考慮したら非常にコスパの良い製品だと思います。
どちらが好みだと言われたら、Anker SoundcoreLife Note 3S(右)です…かね……(正直決められないです……)
おわりに
『みなさんに後悔しないイヤホン選び』をしていただければと思い、こういったお話をさせていただきました。
AirPodsを選べば純正品同士の最強の親和性を手に入れられますが、価格が高いので全員が全員買えるわけではないですよね。(筆者アラサーですが、全然躊躇いますからね。)
ですので、もしも悩んでしまったらAnker製品を選んでおけば問題ないと思います。