・ふるさと納税について知りたい
・ふるさと納税のメリット / デメリットを知りたい
・楽天ふるさと納税のコツを知りたい
・節約に関心のある
・楽天経済圏に興味がある
このような方にオススメできる記事になっています。
【筆者経歴】
去年から楽天でふるさと納税をスタートしました。
今回は、そこで得られたコツや仕組みを『わかりやすく』お話できればと思います。
この記事のポイント
①ふるさと納税のメリット・デメリット
②楽天でお得になる方法
③ふるさと納税の手順
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自分が応援したい地域・自治体に寄付ができる制度です。
『納税』と呼ばれているので税金を支払う印象だと思いますが、実際は『寄付』になります。
手続きをするば『自己負担は2,000円』になり、寄付のお礼として『返礼品』を頂くことができます。
結論:ふるさと納税は損か得か?
結論:納税者は損しません
寄付を名目としている事に、損得のお話をすることは少しあれな感じはしますがご容赦くださいませ。
▼最初に例をだします
上の図は楽天での購入画面です。
ポイントが自己負担2,000円を越える還元率です。
これに加えて返礼品まで頂けます。損するところか得します。
損ではない
自己負担2,000円の仕組みを解説
ではなぜ自己負担が2,000円なのか解説します。
納めた額の2,000円以上を越える部分は、翌年の『住民税と所得税』から控除されるからです。
例えば、寄付額が40,000円の場合は、自己負担が2,000円で、翌年の住民税と所得税から38,000円分の控除が受けられます。
つまり月々 38,000円÷12ヵ月= 約3,100円が控除されます。
税金を前払いするイメージです。
キャッシュバックするわけではないので、あまり実感がないので少し不安にはなりますね。
ただ、返礼品の事を考えるとめちゃくちゃお得です。
控除を受けるには
控除を受けるには、下記のどちらかを申請しなければなりません。
確定申告
期日:翌年の3月15日まで
方法:税務署で確定申告
控除対象:翌年の所得税と住民税
自治体数:5自治体以上寄付ができる
対象者:年収2,000万以上の方・5自治体以上寄付された方・自営業の方
ワンストップ制度※オススメ
期日:翌年の1月10日必着
方法:自治体から届く申請書を返送
控除対象:翌年の住民税からのみ
自治体数:5自治体まで
対象者:会社員の方
ここで注目すべき点が1つあります。
所得税からは確定申告した方が控除されます。ワンストップ制度をご利用の方は住民税からのみ控除されます。
控除される対象が2つに分散しただけで、トータルの控除額は変わりません。
損する人1:控除上限がある
ふるさと納税には控除金額の上限があります。
この点には注意しましょう。
例えば、『年収400万円の独身の方の場合』は、42,000円が寄付の上限になります。もしも42,000円以上の寄付をした場合は、自己負担額が増えます。
例:年収400万円独身の方
【50,000円のふるさと納税をした場合】
50,000円(寄付) - 42,000円(寄付上限) = 8,000円
8,000円 + 2,000円(自己負担) = 10,000円
【自己負担額は10,000円】
このように上限を越えないようにしましょう。
▼上限の目安を少し記載してみました。
年収 | 独身又は共働き |
---|---|
350万円 | 34,000円 |
375万円 | 38,000円 |
400万円 | 42,000円 |
425万円 | 45,000円 |
450万円 | 52,000円 |
475万円 | 56,000円 |
出典:総務省ふるさと納税サイト
楽天でも簡単なシミュレーターがあるので、ご自身の年収・家族構成を入力して調べてみましょう。
厳密な上限が知りたい場合は、源泉徴収票が必要になります。
損する人2:納税者以外は対象外です
ふるさと納税は、税金を払っている納税者でないと控除の対象にはなりません。
▼例えば、年収が103万円以下(扶養内)の方は、対象外です。
ここに注意
1:パート・アルバイトの方
2:専業主婦の方
3:学生の方
もしも、上記の方が『自分の名義でふるさと納税を行った場合』は、寄付するだけになってしまうため注意が必要です。
納税者が『本人のアカウント』と『本人名義のカード決済』でふるさと納税をおこないましょう。
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税のメリットを2つ上げてみました。
メリット1:格安で特産品が届く
ふるさと納税は、寄付した地域のお肉・フルーツ・お米が返礼品として頂けます。自己負担2,000円だとしても、量や質を考慮するとそれ以上のお得感があります。
例
1:普段購入しない高級なお肉
2:コスパを重視した数キロ単位のお肉/お米 など
自己負担額を越えた返礼品が貰えるところは、大きなメリットになります。
メリット2:自分が希望する地域/用途で寄付ができる
上の図を見てください。
ふるさと納税は地域を指定する以外にも、寄付の用途を指定することができます。
詳細
・自然災害の被災地に寄付をしたい
・自分の故郷に寄付をしたい
・地域復興をしたい
・子育て支援したい など
寄付したお金の用途が指定でき、特産品がもらえます。加えて自己負担2,000円で税の恩恵も享受できることが、ふるさと納税のメリットになります。
ふるさと納税のデメリット
ふるさと納税をやってみて感じたデメリットを3つ上げてみました。
デメリット1
控除の実感がない
ふるさと納税は『翌年の税金を前払い』する仕組みです。ですので、翌年の所得税・住民税から控除されるのですが、いまいち実感がありません。
ですので『本当に控除されているの?』っと不安になります。
確認するには『寄付した年の6月以降の給与明細』と『翌年の6月以降の給与明細』を比較してみましょう。
確認が面倒くさいですが、申請していればきちんと控除されています。初めてふるさと納税を行ったときは、控除申請がきちんとできるのか不安で結構控えめな額の寄付にしてしまいました。
デメリット2
寄付に上限がわかりづらい
先にも述べましたが、年収に応じて控除上限があります。上限を越えた寄付は自己負担になってしまうため、無限に寄付はできません。
この控除上限を調べるには『源泉徴収票』『家族構成』『扶養の情報』が必要になります。この情報を集める事が結構面倒です。
私の場合ズボラなため、簡易シミュレーターで算出した額より、5千円~1万円低い額を上限に寄付しています。
▼上限の目安です。
年収 | 独身又は共働き |
---|---|
350万円 | 34,000円 |
375万円 | 38,000円 |
400万円 | 42,000円 |
425万円 | 45,000円 |
450万円 | 52,000円 |
475万円 | 56,000円 |
出典:総務省ふるさと納税サイト
▼楽天の簡単なシミュレーター
デメリット3
年間6自治体以上で確定申告になる
かつてのふるさと納税は確定申告が必要なため、会社員には手を出しづらいものでした。
ですが今は『ワンストップ制度』というものができました。ワンストップ制度とは、寄付した自治体から送られてくる書類を返送するシステムです。
返送すれば確定申告は不要になります。
ただ、この『ワンストップ制度』にも上限があり、5自治体までの寄付まで可能です。
6自治体以上寄付すると、確定申告が必要になるため注意が必要です。
楽天でのふるさと納税の3つの手順
ふるさと納税の手順の説明をします。
我が家では、楽天での利用をオススメしているので、楽天の画面で説明いたします。理由としては、手順がラクな上に『ポイント還元が非常に高い』からです。
1:控除の上限を調べる
何度も記載してしまい申し訳ありませんが、必ずシミュレーターで控除上限を調べましょう。
寄付前の必須事項です。
また、ふるさと納税は『納税者』でないと控除の対象にはなりません。
▼例えば、年収が103万円以下(扶養内)の方は、対象外です。
ココに注意
1:パート・アルバイトの方
2:専業主婦の方
3:学生の方
専業主婦の方がふるさと納税をしたい場合は、 旦那さんにお願いしましょう。
2:楽天で注文
楽天のトップページでふるさと納税と検索するか、ふるさと納税のランキングがあります。気になる返礼品を選びましょう。
手順
- 寄付の用途
- ワンストップ制度の希望
- その他の情報
※自治体によって入力情報は異なります
上記を入力しましょう。
『寄付を申込む』を押しましょう。
確定申告をしたくない方は、ワンストップ制度は必ず『希望する』にしましょう。
このまま画面を進めて注文を確定しましょう。
寄付者(納税者)のアカウント・本人名義のクレジットカードを使用しましょう。
3:書類の提出
ワンストップ制度を希望すると、1~2週間後に各自治体から申請書が郵送されます。必要事項に記入し、必要書類を添付して返送すればOKです。
▼ワンストップ制度の必要書類については下記に詳しく記載されております。
ふるさと納税の手順まとめ
- 控除の上限を調べる
- 楽天で注文
※ワンストップ制度にチェックを入れる - 自治体から届く書類の提出
以上の3つの手順でできてしまいます。
カンタンです。
ちなみに返礼品は、2週間後~半年後くらいに届きます。
自治体によって時期はバラバラです。
楽天でのふるさと納税は錬金術
楽天でふるさと納税を行うと、100円で1ポイントがつきます。
つまり10,000円寄付すると100ポイントつきます。
これだけ聞くと大して効果ないな…っと思ってしまうますよね。
ですが、ポイント倍率を上げる方法をとれば10,000円寄付で2,000ポイント還元することが可能です。
楽天では、1ポイント=1円の価値がありますので、自己負担額を越えたポイントを取得することができます。
我が家では、今年のふるさと納税では7,000ポイント近く取得することができました。
自己負担が2,000円なので、5,000円分の利益を取得できました。もはや錬金術ですね。
ポイント倍率を上げる方法
1:SPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用する
SPUとは?
『SPU(スーパーポイントアッププログラム)』とは楽天のサービスを複数使用することで、ポイントの倍率が上がるシステムです。
倍率が上がった状態で『楽天市場』や『ふるさと納税』を利用すると、獲得できるポイントが増えます。
※画像引用楽天ホームページ
最大16倍にもなるこのシステムを活用すると
『10,000円分の楽天のお買い物で約1,600円分がポイントバック』します。
▼現在の我が家では下記になります。
楽天会員 | 1倍 |
---|---|
楽天カード | +2倍 |
楽天銀行 | +1倍 |
楽天証券 | +1倍 |
楽天でんき | +0.5倍 |
楽天市場アプリ | +0.5倍 |
Total | 6倍 |
これは楽天でお買い物をした際にいつでも6倍のポイントがつきます。
▼他のサービスを追加すると
楽天ゴールドカード | +2倍 |
---|---|
楽天モバイル | +1倍 |
楽天ひかり | +1倍 |
Total | 4倍 |
6倍+4倍=計10倍になります。
だいたいのご家庭では7~9倍くらいが目安になるかなと思います。
通常1倍(楽天会員のみ)の場合
100円につき1ポイント付与
10,000円のお買い物をすると約100円分のポイントがバックされます。
SPU利用10倍の場合
100円につき1+9ポイント付与
10,000円のお買い物をすると約1,000円分のポイントがバックされます。
最大16倍まで狙える事は、とてつもないポイントバックですよね。
ポイント倍率を上げる方法
2:お買い物マラソンを利用する
楽天でふるさと納税をする場合は『SPU』と『お買い物マラソン』が必須になります。
お買い物マラソンとは、指定された期間に楽天で買い物をするとポイント倍率が+1倍づつ上がっていくイベントです。
最大10倍が上限で『1ショップで1,000円以上のお買い物がポイントアップの条件』になります。
このイベントでは、ふるさと納税も対象です。1自治体の寄付が1ショップとしてカウントされます。
我が家での方法を紹介
まず『SPU』活用して常時+6倍の状態にしています。
この状態でお買い物マラソンで生活用品を購入して倍率を上げていきます。
生活用品(洗剤)はポイントが高還元のため、楽天を使えば安く買い貯めができます。生活用品の購入で1~7ショップ買い回りした後に、ふるさと納税の寄付を開始します。
我が家ではだいたい、SPU6倍とお買い物マラソンで+6倍で計12倍になります。
(10,000円で1,200ポイントがつきます)
上の図にも記載しましたが、ふるさと納税で欲しい返礼品の中から価格の低い順に寄付していきましょう。
そうすることで、ポイント倍率が上がりつつ、最後の高い価格の還元率を最大化することができます。
このようにしてお得にふるさと納税で寄付をしています。
▼1000円付近の商品を手っ取り早く見つけたい場合は、下記をご覧ください。
ポイント倍率を上げる方法
3:5と0のつく日を利用する
『SPU』と『お買い物マラソン』以外に、毎月5と0が付く日に楽天カードで決済をするとさらにポイントが倍率+2倍上がります。
ですので、理想は『お買い物マラソンイベント中の5と0が付く日』が最大の狙い目になります。
ふるさと納税は、そのタイミングが1番リターンが高い日になります。このように我が家では、楽天経済圏を利用して年間10万円以上の恩恵を享受にしています。
▼ご興味がある方はコチラをご覧ください。
続きを見る【警告】お金が貯まらない? | 楽天経済圏を使わないと年間〇万以上は損する
楽天で気を付けること
楽天ふるさと納税で気をつける事を記載いたします。誰もがやってしまう失敗があります。
ポイントを追い求めすぎないこと
ポイント還元を追い求めすぎて必要以上の買い物は避けましょう。また、Amazonなどの他のショッピングサイトともしっかり比較しましょう。
割高で購入してしまえば、本末転倒になります。また、ポイントを得る作戦を練りすぎて、無駄な時間を費やしたりしないようにしましょう。
実はポイント活動は費用対効果が悪いです。
楽天ふるさと納税では70点とれればOKです。
ポイント還元のすべての恩恵を受けても大して差はないですし、時間がもったいないです。
倍率を上げたポイントは期限つきのポイントであること
SPU・イベントで得たポイントは期限つきのポイントです。
期限が過ぎると無くなってしまうので注意しましょう。
期限に関しましては、だいたい取得月の翌月末が期限になることが多い印象です。
期間つきのポイントは使用できる用途が限られています。
楽天経済圏の方は楽天でんきなどに、それ以外の方は楽天市場でお買い物、もしくは楽天ペイで消費しましょう。
ふるさと納税で得たポイントはふるさと納税で使用することが可能ですので、翌月に再度ふるさと納税をおこなってポイントを使用してもよさそうですね。
取得できるポイントには上限があること
楽天で取得できるポイントには月の上限があります。
『たくさん買っても、ポイントがついておらず、実は損してた!』っといったことが起こります。
上限を越える可能性がありますのでタイミングを複数回に分けましょう。
そうすることで、ポイントの未取得を避けることができます。
まとめ:ふるさと納税は損?楽天ならポイント還元でお得! | メリット・デメリット
いかがでしたでしょうか。
まとめ:ふるさと納税
・ふるさと納税で損はしない
・自己負担2,000円
・翌年の住民税/所得税から控除
・納税者限定のシステム
・本人のアカウントと名義のカードで支払う
・5自治体までならワンストップ制度でOK
・6自治体以上で確定申告
まとめ:楽天を活用
・楽天のSPUで倍率を上げる
・楽天のお買い物マラソンを利用する※要エントリー
・5か0のつく日に楽天カードを使う※要エントリー
色々記載してますが、あくまでも節約の一環くらいに考えましょう。時間をかけすぎたり、ポイントを狙いすぎて、費用対効果が悪くなることは可能な限り避けましょう。
そもそも楽天を使用しなくても自己負担2,000円です。たくさんのお肉・フルーツ・海産物の返礼品が頂けるので、2,000円以上の食費は節約できます。
また、ふるさと納税以外でも楽天は非常にお得です。
上手に使えば年間10万以上の不労所得だって得られます。
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以上です。ありがとうございました。