- 新卒でベンチャーに就職したいけどどうなの?
- ベンチャーしか内定でなかったけど、どうしよう。
- ベンチャーはやめとけと言われる理由って何?
このような人にオススメできる記事になっています。
この記事の信頼性
- 都内美大卒。ゲーム・IT業界デザイナー(歴10年)
- 4~5社経験 2D/UIデザイナー
- ベンチャー企業の経験あり
業界の社員・派遣・フリーランスの方からそれなりに情報を聞いております。ある程度信憑性のある情報をお伝えできるかと思います。
新卒でベンチャー企業への就職を考えているなら、そのリスクを知ることが重要です。
本記事では、ベンチャー企業がもたらすメリット・デメリット、そして自分に合ったキャリア選択をするためのポイントを詳しく解説します。
最適なキャリアを選ぶための一助として、この記事をお読みください。
本記事のポイント
- ベンチャー企業を知る事で、就職活動のミスマッチを防げる。
- ベンチャーはやめとけと言われる理由がわかる。
「新卒でベンチャーはやめとけ」は正しいのか?
結論から言うと、新卒でベンチャーはやめとけとは、一概には言えません。
企業選びは、目標、価値観、そして自分が何を求めているかによるからです。
- 教育体制が不十分な場合が多い
- 長時間労働が常態化している労働環境
- 休日取得が困難な場合がある
- 待遇や給与水準が低い
- 成果を重視する企業文化が強い
- 裁量が大きく、プレッシャーに弱い人には厳しい
ベンチャー企業は、上記のようなことが一般的に言われています。
しかし、業界や規模、起業年数、職種によって状況が大きく異なるのも事実。
同じベンチャーでも、「ミドルベンチャー」や「メガベンチャー」といった異なるステージの企業も存在します。
ホワイト企業もあれば、ブラック企業もあります。
一括りに判断はできません。
ベンチャーでは、裁量のある業務を任されるため、圧倒的なスピードで成長する可能性があります。
「最速で成果を出したい人」にとって相性が良い。
しかし、リスクと引き換えになることが多く、待遇が充実していなかったり、ハードワークになりがち。
極端な意見を言えば、「長時間労働もためらわずにやって、成果を出すことにコミットできる人」には、ベンチャー企業がおすすめです。
ベンチャーで働くということは、そのような覚悟が必要です。
筆者の持論としては、BtoBのメガ・ミドルベンチャーを目指しましょう。
小規模のベンチャーのみの応募は、高リスクなのでおすすめしません。
もしも、ベンチャー企業からしか内定を得ることができなかった場合は、口コミサイトなどを活用して徹底的に調査することが賢明です。
「新卒でベンチャーはやめとけ」と言われる理由6選
一般的に「新卒でベンチャーはやめとけ」といわれる理由は、大きく6つに分かれます。
① 裁量が大きすぎる
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由1つめは、「裁量が大きすぎるから」です。
ベンチャー企業では、新卒者にも裁量のある業務が与えられます。
プロジェクトの一部分ではなく、ある程度の範囲を任されるでしょう。
しかし、大きな裁量は、同時にプレッシャーを伴います。慣れてない仕事を急に任されれば、つらいですよね。
その結果、ワークライフバランスは、乱れがちになります。
自己管理能力やストレス耐性が求められるので、メンタルが追い込まれることになるでしょう。
② 教育制度に期待できないから
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由2つめは、「教育制度に期待できないから」です。
多くの大手企業では、新卒者向けに体系的な教育プログラム(ビジネスマナー・擬似クライアントワークなど)が用意されています。
一方、ベンチャー企業ではこのような制度がないことが多いです。
新卒者はOJTスタイルで、業務を通じて学ぶ必要があります。
これは、実践的なスキルを身につける機会となりますが、「習うより慣れよ!」と言った環境とも言えます。
新卒者は、メンターから手厚い教育はあまり受けられず、自力や周囲からのアドバイスに頼ることになります。
ただし、ミドルベンチャーやメガベンチャーのような規模の大きい企業なら、教育制度が整っている可能性が高いです。
正直、メンターチャに外れてしまったときに、リセットがきがず、長期間ツライ状況になることもある。
③ ハードワークで休みが取りにくい
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由3つめは、「ハードワークで休みが取りにくい」です。
ベンチャーの特徴として、仕事量が多いことが挙げられます。
企業が成長段階にあるため、限られた人材・予算で多くの業務をこなす必要があるからです。
残業が常習化したり、締め切り前はハードワークになることが一般的です。
その結果、休日を取得することが困難になり、ワークライフバランスが崩れがち。
④ 経営が不安定
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由4つめは、「経営のリスク」です。
設立間もないベンチャーは、経営基盤がまだ確立していないため、倒産の危険性が高いのです。
実際、ある調査によると、ベンチャー企業の約50%が設立から3年以内に閉業していると報告されています。
これは、大きなリスクとなるでしょう。
また、ベンチャー企業のビジネスモデルは流動的で、市場の変動や競合他社の動向によっては、急激に変化することがあります。
部署名がしょっちゅう変わったり、自分が求めていた業務が、突然無くなることもありますよ。
筆者がお世話になっていたベンチャー企業では、アサイン後に担当する予定だった業務が消えました。(めちゃくちゃ謝罪された経験もあります。笑)
⑤ 給与が低い傾向にある
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由5つめは、「給与が低い傾向にあるから」です。
ベンチャー企業の給与は、経営基盤がまだ確立していないため、大手企業と比較すれば安い傾向にあります。
さらに、ベンチャー企業では裁量労働制が一般的で、これが無限残業につながることもあります。
給与が低いにも関わらず、長時間労働…。
労働時間に対する報酬が不十分という人も多いでしょう。
また、福利厚生をユニークなものにする傾向がありますが、これは給与や労働条件の低さをカバーするための戦略の場合が多い。
一見魅力的な福利厚生も、給与の低さを補うには至らないことが多いのです。
⑥ 大手への転職が難しくなるから
新卒でベンチャーやめとけ!と言われる理由6つめは、「大手企業への転職が難しくなるから」です。
一般的に、大手企業からベンチャー企業への転職は、比較的容易です。
しかし、ベンチャー企業から有名な大手企業への転職は、難易度が高くなります。
大手企業は、自社の研修プログラムや企業文化に沿った人材を育成することを重視します。(つまりは、終身雇用前提のシステムなんですよ。)
そのため、ベンチャー企業での経験がある場合、よほど成果をだしていないと、転職が難しくなることがあります。
また、大手からすると、ベンチャー企業特有の柔軟性やスピード感が、過剰(邪魔)と見なされることもあります。
もちろん、ベンチャーから大手への転職は不可能ではありません。筆者の知り合いにも、転職成功している人はいるので。
やめとけと言われる理由
- 裁量が大きすぎる
- 教育制度に期待できないから
- ハードワークで休みが取りにくい
- 経営(倒産)のリスク
- 給与が低い傾向にある
- 大手への転職が厳しくなる
以上のような点から、「新卒でベンチャーやめとけ!」と言われてしまうのです。
ただし、先にも述べましたが、企業によりけりです。
ベンチャーでも、実力があれば高給になることもありますし、ホワイトなベンチャーが存在するのも事実です。
ベンチャーが、自分の気質にあっていれば良いと思います。
もしも興味があるなら、エージェントに相談してみましょう。
健全な企業を紹介してもらった方が、自分の実力もきちんとつきますし、幸福度が上がりますよ。ブラック企業で働くと、病むので。
新卒者のベンチャーと大手志望の比率は半々
年度 | 大手志向 | 中小志向 |
22年卒 | 51.1% | 44.9% |
21年卒 | 55.1% | 41.1% |
20年卒 | 52.7% | 43.4% |
マイナビキャリアリサーチLabの2022年卒大学生就職意識調査によると、22年卒の学生は、大手志望は51.1%。中堅・中小志向44.9%となっています。
新卒カードは大手に使うべきと周知されているのに、ベンチャー志向の学生が多いです。
やめとけ?ベンチャーで後悔しやすい新卒者の特徴4選
① 安定を重視する人
「安定性を重視する人」にとって、ベンチャー企業は避けるべきです。
繰り返しになりますが、ベンチャーは、経営の不安定であることが多く、安定を求める人にとっては微妙。
ベンチャーは、ビジネスモデルの確立、市場での地位の確立、資金繰りなど、多くの不確実性がありますからね。
② 明確な指導や指示を求める人
ベンチャー企業は、自発性のある行動が必要とされる環境です。
そのため、「明確な指導や指示を求める人」には向いていません。
自分で考え、決断し、行動を起こす能力が不可欠です。
また、ベンチャー企業の流動的な環境は、常に変化に対応し、柔軟に業務を進める能力を必要とされます。
指示待ちの人間には厳しいです。
③ ワークライフバランスを重視する人
「ワークライフバランスを重視する人」にとって、ベンチャー企業は微妙なことが多い。
ベンチャーは、事業の成長・成功のために、長時間労働や休日出勤を行うことが珍しくありません。
売上や事業の急成長に伴う業務量の増加や、市場の変動に迅速に対応する必要がありますからね。
④ 組織的なサポート・教育体制を期待する人
「組織的なサポート・教育体制を重視する人」にとって、ベンチャー企業は微妙なケースが多いです。
ベンチャー企業では、人員が限られているため、新卒者向けの研修が難しいのが現実。
新卒者は、自らの判断で業務を進め、必要なスキルや知識を自己学習で身につけることが必要となります。
後悔しやすい新卒者の特徴
- 安定を重視する人
- 明確な指導や指示を求める人
- ワークライフバランスを重視する人
- 組織的なサポート・教育体制を期待する人
やめとけ!新卒がベンチャーに期待する危険なポイント3選
新卒がベンチャーに期待する危険なポイントについて解説します。入社動機が以下に該当する場合は、赤信号かも。
① 高収入を期待している
ベンチャー企業では、業績に応じたインセンティブなど、変動的な報酬制度を採用している場合もあります。
しかし、企業の成功に大きく依存しています。
そのため、安定した収入を保証するものではありません。
ただし、事業に成功し大きく貢献できれば、高収入になる可能性はあります。つまり、レバレッジがある感じですね。
② ベンチャーで成長したいと思っている
新卒者が、「ベンチャー企業で働いて成長したい!」という考えは、一見理にかなっているように思えますが、実際には落とし穴があります。
先述しましたが、ベンチャー企業の環境は、実践主義であることが多いです。そのため、多岐にわたる業務を任されることが一般的です。
これは経験を積む機会となりますが、同時に「特定のスキルや分野に集中して成長することが難しくなる」という側面もあります。
そもそも成長って具体的には何でしょうか?
自分がどのような成長を遂げたいのかを明確にしてみましょう。
それがベンチャーにいくことで叶うなら、価値はあると思います。
③ 自由に働けると思っている
「ベンチャー企業は、服装が自由。楽しそう。キラキラしている。」
このような、表面的には魅力的に見える側面もあるでしょう。
しかし、実際の業務内容や職場の雰囲気は、別ものです。
自由な発言できる文化もありますが、これは同時に高いパフォーマンスが期待される環境でもあります。
仕事で活躍できなければ、この自由さが逆にプレッシャーとなり、苦痛を感じることもあります。
そもそも、裁量を大きく与えられて、放置された場合、あなたは活躍できますか?
裁量が大きいということは、自分で何をすべきかを常に考え、決定しなければならないということです。
大半の新卒者にとっては、自分の役割や責任を理解し、適切に行動することが難しくなります。(つまり、何をしていいかわからなくなるでしょう。)
期待すると危険なポイント
- 高収入を期待している。
- ベンチャーで成長したいと思っている。
- 裁量が大きく、自由に働けると思っている。
やめとけ?新卒でベンチャーに行くメリット・デメリット
上記は、ここまでの流れを考慮して洗い出した、新卒がベンチャー企業に入ることによるメリット・デメリットとなります。
① メリットについて
大きいメリットは、自由度の高いところですね。
フレキシブルな働き方、裁量が大きいので、多様なアプローチで仕事を達成する力を磨くことができます。
また、困難な状況に直面することが多いため、逆境を乗り越える根性や目標達成能力を身につけることが可能です。
事業が成功すれば、高収入や良いポジションを得るチャンスもある。
経営層に近い立場で働くことで、事業の流れを深く理解する経験を積むことができます。
② デメリットについて
デメリットとしては、ハードワーク、新卒には大きすぎる裁量です。
正直なところ、専門スキルの成長よりも、「何としても目標を遂げるという根性」が成長する感じですね。
また、教育や研修制度の不足、給料や福利厚生面での不満、経営の不安定さもデメリットとなります。
新卒は大手とベンチャーどっちがおすすめ?
おすすめは大手
筆者自身は、基本的に大手企業がおすすめ。
大手企業の最大のメリットは、充実したインフラと豊富な予算、そして整った研修体制です。
もしも、将来的にベンチャー企業への転職を考えている場合も、大手企業での経験が役立でしょう。
大半の人は、大手企業を選ぶことがベストだと思います。
一方で、ベンチャーは、チャレンジしたい人や自らビジネスを立ち上げたいと考える人にとって、魅力的な選択肢です。
ベンチャーにもホワイトな職場も存在しますが、若い社員が多いため、職場のモラルが微妙なこともしばしば。(失礼な人とか結構いる…。)
大手とベンチャーでは成長するポイントが異なる
ここで勘違いしてほしくない点としては、「ベンチャー企業での成長」と「大手企業での成長」は、大きく異なるということ。
どちらも、成長できる機会は豊富にありますが、その成長する焦点は異なります。
例えば、ベンチャー企業であれば、「環境適応力・スピード感」「0から1を生み出す能力」「何としてもやり遂げる根性」みたいな点が伸びます。
大手企業であれば、「大きいプロジェクトを成し遂げる力」「社内関係者から承認を得ることを意識した組織的思考」「チームワーク」となります。
また、大手企業は採用規模が大きいため、優秀な人材が集まりやすいという点も見逃せません。
ただし、結局のところ、活躍する人は、大手であろうとベンチャーであろうと関係ありません。
重要なのは個人がどのように成長し、結果を出すかです。
おすすめ?やめとけ?ベンチャーに対する口コミ
ポジティブ傾向
ベンチャー企業での就職が必ずしも悪い選択とは限りません。
私の知人はベンチャー企業に入社し、今では広く知られる企業で良いポジションで務めています。
これは私の考えですが やりたいことが明確なら起業をしたほうがいい。でももう少し経験を積みたい状況であれば、自分の興味がある分野で事業していて、成長環境を提供してくれるベンチャー企業がおすすめ。 自分の能力以上の役割を与えられ、自己の成長を明確に感じることができるので。
引用:X
よくある質問 最近ベンチャー企業が人気ですが、なぜ人気なのでしょうか? 世の中を変革できる、若いうちからでも実力次第で高い給料や役職を目指せる可能性がある点はベンチャー企業の特徴であり魅力です。 また若手が多く、良い意味で組織が整っていない点で枠にとらわれずに働きやすいといえます
引用:X
いや、ベンチャー企業悪くないと思うけど人は選ぶし社会に出るはじめの一歩がベンチャー風土なの人を選ぶ
引用:X
【転職活動での気付き】
引用:X
・自己最高年収の次年に転職すべし
・ベンチャー企業は年収大幅UP率高
・大企業は年収大幅UP率低
・年収最優先すべき
大企業は年功序列のため、若いうちの年収大幅UPは期待できない。
年収は次に転職活動するときのベースにもなるためこだわった方がいい。
ネガティブ傾向
新卒でベンチャー企業に入ると、その後大手企業への転職は難しいです。一方で、大手企業での初期キャリアを経てからベンチャーへの移行は、比較的簡単。
大企業からベンチャーに転職して初めに受ける洗礼は『社内のシステムや制度が全く整っていないこと』と言いますがそんなのはぶっちゃけるとどうでも良いんです。
引用:X
私がベンチャーに転職して1番ショックを受け、耐えられなかったのは『モラルのなさ』です。これだけは最後まで無理でした。
「本当にあったブラック企業」
引用:X
・とあるITベンチャー企業(創業3期目)
・残業月100時間を超えても残業代の支給なし
・退職したら損害賠償請求するぞと脅す社長
・入社前の提示給与額が一度も支払われない
上記の様な「無法地帯の会社」は実際に存在します。退職代行を利用する理由がここにあります。
若いうちから裁量を持って働けますってベンチャー企業の謳い文句って、
引用:X
耳触りはいいんだけど、
全然実力わからない右も左もわからない新人を、
ちゃんとした教育もせず現場だしますよ且つ高い目標もしっかり達成してもらいますって感じでブラックなこと多いよね。
残業代出ないことに文句言ったら、 ベンチャー企業で新卒でマーケティングができるんだから、その環境に感謝して、残業代が出ないのは自分への投資だと思って、制度が整うまで我慢して! って言われたんだけど、もしかして趣味でマーケティングやってると思われてる?
引用:X
その他
ベンチャー企業への入社は、特定のベクトルをもった目的がある人に適しています。例えば、そのベンチャー特有の業務に深く関わりたいという強い動機がある場合です。
「大手とベンチャーどっちが自分の成長させてくれるのか?」というような受動的な理由で選択を迷っている場合は、大企業の方が適している可能性が高いです。
ベンチャー企業に転職しようとしてる人は、本当にその会社が成長するかを見極めた方が良い。
引用:X
・挑戦するマーケットが小さい (例:業界特価のSaaS)
・経営陣がしょぼい (例:社長がよくわからん会社出身)
・社員のレベルが低い (例:学歴低いインターン生がいる)
・給与が低い などは注意。
ベンチャー企業にきてわかったこと
引用:X
・社長はせめて早慶以上
・採用代行などの代行系は有給取れない(代行費用払っているクライアントに支障がでる)かつ給料安いので最悪
・夫婦でベンチャー経営しているような企業はやばい(経営方針が変になっても文句言える人がいない)
・なんだかんだ大手が良い
新卒で狙うならミドル・メガベンチャーがおすすめ
大手・中小企業全部落ちて、ベンチャーしか選択肢がない。どうしよう。
このような人は、ミドルベンチャーやメガベンチャーを検討することがおすすめです。
これらの企業は、革新性と安定した経営基盤を兼ね備えており、新卒者にとって決して悪くないスタートです。
ミドルベンチャーは、成長しつつも、既に一定の規模と安定性を確立しています。
こうした企業では、組織の考えに柔軟性があり、成長のチャンスが豊富です。新卒者が自分のスキルを磨き、キャリアを築くには最した環境です。
一方、メガベンチャーは、ベンチャー企業の革新性と大企業の規模や安定性を併せ持つ企業です。
大規模な事業展開と安定した経済基盤を持ちつつ、ベンチャー特有の革新性をもっています。
小規模なベンチャーよりも、こうした基盤のある企業の方が働きやすく、新卒でも成功体験を得やすいです。
充実した研修期間はあった方が良い
研修期間は、絶対にあった方が良いです。
筆者は、研修3日で現場に放り込まれた経験があり、「とりあえずやれ、失敗して学べ」という環境で育ちました。
このような環境でも、ある程度の成長は見込めますが、人によってはかなりきつい。
プレッシャーに耐えられる人と耐えられない人が、顕著になります。
筆者は、未経験業務を無理矢理詰め込まれ、毎日冷や汗が止まらない無茶苦茶な状況でした。
結果、メンタルをやられてしまい、最終的に1年ちょっとで退職。(筆者の同期は失踪…。)
このような背景があり、ある程度の研修期間がある、ミドルベンチャーやメガベンチャーをおすすめしています。
新卒の離職率は高いから、自己分析を徹底しよう
大手企業、メガベンチャー、ミドルベンチャーなど、自分のキャリアで悩むことは多いでしょう。
ただし、適当に決めてはいけません。
新卒の離職率は、1年で10%。3年で30%にも及びます。
これは、企業分析・自己分析不足からのミスマッチや、焦って適当な企業に内定を承諾した結果となります。
せっかく頑張った就活の末路が、ブラック企業や短期離職だったら悲しいですよね。
そのため、まずは徹底した自己分析をしましょう。
このプロセスを通じて、ベンチャー企業で働くことが自分に合っているか、あるいはより安定した選択肢が適しているかを見極めることができます。
幸いなことに、無料の自己分析ツールが提供されています。
自己分析の結果を基に、キャリアの目標を設定し、それを達成するための戦略を練ることが、成功への第一歩となります。
スカウトサービスのOfferBoxやキミスカでは、自己分析ツールを提供していますので、ぜひ活用してみてください。
また、これらのサービスでは、大手やベンチャーなど、自分の知見外からのオファーもくることがあります。利用して損はありません。
絶対やめとけ!ブラックなベンチャーの特徴
① 未経験求人歓迎の求人が長期間でている
未経験求人が長期間でている企業は、ブラックの可能性が高いです。
「未経験=誰でも良い」という意味で、捨て駒にしている可能性があります。
また、離職率が高く、待遇が悪いから中途も寄り付いていない可能性もある。
② アットホームを強調
アットホームを強調している企業も、ブラックの可能性が高い。
アットホーム=公私混同されることも多く、自費負担のイベントが多くなることもあります。
③ 週休二日制
週休二日制は、完全週休二日制とは違います。土日祝休暇ではない可能性があるので、要注意。
④ 原則定時退社
原則は建前であり、定時退社でないことが多い。この言葉には、注意しましょう。
⑤ 選考基準が簡単すぎる
明らかに面接数が少なかったり、当日に内定がでるような企業は要注意。
人手不足で、誰でも良いから入社させようとしています。
優良ベンチャーを狙うならエージェントを活用すべき
ミドルベンチャーなどは、急に新卒採用を始める企業も少なくありません。
そのため、エージェントを活用して、チャンスを逃さないようにすることがベスト。
また、企業の実情を知るためには、口コミサイト(例:OpenWork、転職会議)の利用が不可欠です。
単に就活サイトの情報だけでは、企業の実態を把握することは難しいからです。
- 未経験・第二新卒可の求人が長期間出続けている。
- TikTokで積極的に求人広告を出している(これは採用コストが低いため、質の低い求人の可能性があります)。
- X(元Twitter)で応募できる。
- 「アットホーム」を強調している。
先述しましたが、上記のような言わずと知れたやばそうな求人に応募しないように気を付けましょう。
TikTokで企業PRとかは、社員の尊厳を破壊したり、ビラ配りして求人活動しているようなものですよね…。(筆者の偏見)
また、早い段階で内定を得たが、小規模ベンチャーという理由で悩んでいる人は、エージェントを利用して再スタートを切ることも検討しましょう。
本当に自分にベンチャーがあっているかなんて、新卒には難しいんですよ。
第三者の意見を聞くのも一つの手です。
ブラック企業を排除したエージェントもあるので、非常に効率的。
就活エージェントは無料で利用できるので、気になる場合はまず相談してみることをおすすめします。
おすすめ就活エージェント
UZUZ(新卒向け)
UZUZ(ウズウズ)は、大手企業を含めた幅広い優良企業を紹介してくれる、就職支援サービスです。
ビデオ通話・WEB面談が可能。
また、UZUZの大きな特徴として、完全オーダーメイド対策です。一人ひとりに合わせた約1時間の面接対策を実施されるます。他社の倍以上のサポートをしてもらえます。
最大のメリットは、ブラック企業を徹底排除している点です。
実際に企業に訪問し、労働環境や教育体制などを細かくチェックしており、過去に入社した人から、定期的に入社後のフィードバックをもらっています。
そのため、優良企業のみ紹介してもらえます。長期的に働ける企業にいきたいなら、おすすめのエージェントです。
内定率:80%以上
書類通過率:96%以上
\ 30秒で簡単登録・オンライン面談OK /
職歴なしOK!ブラック企業排除!
キャリアチケット
キャリアチケットは、量より質をテーマにした就活支援サービスです。
平均5社。厳選された少数の企業を受けるだけ。
13,000人以上をサポートをしてきたアドバイザーが、エントリーシート添削・面接対策を実施してくれます。
企業の探し方、選び方がわからない人にピッタリ。
運営会社は、「レバテック」で有名なレバレジーズです。そのため安心して利用することが可能です。
統計的に見ると、就活生の4人に1人が利用する人気の就活支援サービス。
取り扱う求人は、アドバイザーが厳選。
\ 30秒で簡単登録・オンライン面談OK /
圧倒的なサポート!ブラック企業排除!
本記事のまとめ|「新卒でベンチャーはやめとけ」は人によりけり。やれることは全部やろう。
本記事のまとめ
- ベンチャーは、ハードワークになるリスクが高い。
- ベンチャーは成長できるというのは、人によりけり。
- 裁量が大きいことを活かせる新卒者は少ない。
- ベンチャーは、起業したい人向け。
- 大手企業とベンチャーなら、大手企業がおすすめ。
- ベンチャーにいくなら、基盤のあるミドル・メガベンチャーが良い。
やめとけと言われる理由
- 裁量が大きすぎる
- 教育制度に期待できないから
- ハードワークで休みが取りにくい
- 経営(倒産)のリスク
- 給与が低い傾向にある
- 大手への転職が厳しくなる
新卒でベンチャーに行くのは、一括りに「やめとけ」と言えるほど単純な問題ではありません。
大切なのは、キャリアに対する価値観や目指す目標をしっかり理解することです。
自分が何を望み、どんな環境で成長したいのかを深く考え、それに基づいて適切な選択をすることが重要です。
後悔しないように、自己分析と企業分析は徹底しましょう。
失敗したら再度チャレンジすれば良いんですよ。完璧な人生なんてないですし、理想郷みたいな企業もありません。
同期と比較して凹むことも多いと思いますが、人生巻き返すことなんて容易ですよ!
無料で使えるものは全部使い倒して、「これでもか!」っとやれることはやり切りましょう。
今ががんばり時だと思います。ぜひ諦めずに頑張ってみてください。
「新卒でベンチャーはやめとけ」に関する質問まとめ
ベンチャーとメガベンチャーの違いって何?
ベンチャーとメガベンチャーの違いは、企業規模の違いです。
大手企業に匹敵するくらいの規模のベンチャーが、メガベンチャーと言われています。
ただし、経営基盤がしっかりしているので、ベンチャーならではの体質を保持しつつ、教育体制や待遇面などが満たされています。
ベンチャー企業に向いている人の特徴は?
- 成果を早い段階で出したい人
- やりたいことが決まっている人
- 起業を考えている人
- マルチタスクが得意な人
上記のような人がベンチャーに向いています。